【インタビュー】MyTR、奄美大島出身でハッピーサウンドを届けてくれる4人組

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<Coca-Cola&MusicUnlimited&BARKSオンラインコンテスト>で、最多得票賞を受賞したのがMyTR。ヴォーカル3人、ギター1人という編成のMyTRは、ヒップホップやレゲエのテイストをたっぷり詰め込んだハッピーな楽曲、そして完成度の高いサウンドで、リスナーからもっとも多くの支持を獲得した。全員が奄美大島で育ち、幼いころからの友人だったというこの4人が、音楽に対して、そして故郷奄美に対してどんな想いで活動しているのか、話を訊いてみた。

■祝! <Coca-Cola & Music Unlimited & BARKS オンラインコンテスト>
■最多投票賞:MyTR「LA-E-LA(ライラ)」


▲泉 竜ノ介

▲里 恵

▲吉見 剛史

▲前田 優太
――最多得票賞、おめでとうございます。まずはこの4人がどんな人たちなのかを知りたいので、一人ずつ隣の人を紹介してください。

泉 竜ノ介(イズミ リュウノスケ g、以下 竜ノ介):では剛史を紹介します。曲作りの時にはメロディ担当です。音楽についてもそうだけど、直感で動く人間ですね。感情の上げ下げが激しい。逆に言えば4人の中で一番素直に自分を出せる人だと思います。あと、スゴい方向音痴(笑)。なのにいつも先頭を歩いて行っちゃう。

吉見 剛史(ヨシミ ツヨシ vo、以下 剛史):知らないところでも気付いたら先頭なんですよね(笑)。えーと僕は優太を。僕と優太はいとこどうしで、小さい時から一緒だし、高校ではクラスも部活も寮も一緒。トイレ行くタイミングまで一緒(笑)。音楽を始めたのも同時だし、それからずっと一緒にやってきてるから息が合わせやすいですね。僕とは逆で、感覚じゃなく計算で生きてる感じ。曲を作るとき僕はその場でパッと歌詞書いたりしちゃうけど、優太は家でちゃんと作ってくる。

前田 優太(マエダ ユウタ vo、以下 優太):恵を紹介します。僕と恵は幼稚園から一緒、ただの幼馴染だったんで、大人になって一緒に音楽をやるとは思ってなかった。最初は僕らとは別のバンドをやっていて、それがすごくカッコよかったですね。性格は男っぽいです。MyTRはいつもサポートのドラムとベースが入るので、男5人と一緒に色々やらなきゃならないんですけど、何の問題もない。僕たちも恵が女だってことを忘れるくらいです。

里 恵(サト メグミ vo、以下 恵):では竜さんを。竜さん以外の3人は同い年だしわがままも言い合えるんですけど、竜さんは大人で頼れる兄貴ですね。私が悩みを相談できるのも竜さんだし。音楽の面でも、ちょっとやってみたいって言ったことをすぐ行動に移してくれる。こっち3人はよくケンカもするんですけど、竜さんはなんか格が違うというか、まとめ役としてすごく助かってますね。

優太:僕らヴォーカル3人の想いを音にしてくれるのが竜さんなんです。

――全員奄美大島出身ということだけど、小さい頃からの知り合いから、どうやってMyTRに発展したの?

優太:東京に出てきて剛史と一緒に住んでたんですけど、そのときに剛史と一緒に奄美の先輩に誘われてバンドを始めたんです。その後ライヴを見に来てくれた竜さんを誘って6人のバンドになったんですが、それがちょっと行き詰ったことがあって。

竜ノ介:そのバンド、バックの音はロックなのに二人はヒップホップみたいな感じ。そこでぶつかっちゃって行き詰ったんですね。

優太:そのときに恵がアメリカから帰ってきたというので、誘ったんです。

――恵さんはアメリカに?

恵:私はずっとスカのバンドをやっていて、ジャマイカの音楽とかブラックミュージックがすごく好きなんですけど、音楽の生まれ方が奄美の島唄と似てるところがあると思ったんです。そこからゴスペルに興味を持ってニューヨークに。まあ1年も行ってなかったんですけど、ゴスペルクワイヤに入って、夜な夜なジャズバーに入り浸って歌わせてもらったり。

剛史:そこで賞を獲ったんだよね。

恵:ジャパニーズ・ゴスペルクワイヤに所属して大会に出たら、賞をもらったんです。別にうまくなかったと思うんだけど、日本人が頑張ってるなっていうのが伝わったんだと思います。

――で、帰ってきてMyTRに誘われたんだ。

恵:奄美の事務局で働いていたので、優太の話を聞いて、この4人でやるなら奄美の宣伝にもなると思ったし。もちろん一緒にいて楽しかったから、よしやろうって。

――楽器プレイヤーも入れてバンドにするのではなくて、ヴォーカル3人とギターという編成にしたのは、なにかこだわりがあったの?

優太:それまでのバンドで限界を感じてたんです。みんな仕事とか家庭があって動きにくくなってきて、サッと集まれなくなったり。もっと身軽になりたいと思って、ギター1本あればすぐ歌える、みたいなのを目指したんです。

――奄美の文化って琉球と影響しあってるところもあると思うけど、奄美の音楽も琉球に近いの?

優太:近いといえば近いですね。三味線使うし、島唄も歌うから。

恵:でもちょっとずつ違う。音階とかはちょっと違いますね。

剛史:沖縄は三味線や歌で楽しさを表現するらしいですけど、奄美は哀しみの表現だって聞いたことがありますね。奄美の島唄っていうと元ちとせさんとか中孝介さんが有名ですけど、ああいう歌い回しもそうだし、歌詞の内容も悲しいものだったりするんです。

――そんな奄美から、みんないつ頃東京に出てきたの?

優太:出てきたのは高校卒業のとき、みんなだいたい同時期ですね。

剛史:僕だけちょっと早かったんです。高校1年生を3回やることになったんですけど、そのとき親と一緒に呼ばれて、この学校は5年までしかいられない、もう後がないけど、どうします?って(笑)。それで先にこっちに出て来て通信の学校に行ったんです。

――東京で暮らしていて、帰りたくなったりしない?

剛史:しますけど、まだ帰れないぞ、という気持ちも強いです。

恵:いいこと言うね。

優太:でもあっちでイベントがあるのでちょくちょく帰ってますけど(笑)。

――エントリー曲は優しい曲からスピーディで激しいビートの曲まであるけど、どれも楽しい感じだね。

竜ノ介:今回の3曲は、どれもレコーディングが終わったばかり、生まれたての曲ばかりんです。

剛史:以前はもっとメッセージ性が強くて、少し力を抜こうっていうことで作った3曲でもあるんです。

優太:前のCDに入れた曲はケンカしてるみたいに聴こえるくらい強い歌で。

――どういうメッセージを?

剛史:夢とか目標とか。恋愛とかはあまりないですね。

優太:僕ら島から出てきてるので、友達や家族、人に対する想いがある。だからどうしてもそういうメッセージが強くなるんです。

剛史:恋愛の曲を作ろうとすると、どうしても遠距離恋愛の歌になっちゃうんです。僕ら島の人間はみんな経験してることなんで。だからリアル過ぎてめっちゃ重くなっちゃう(笑)。

――そんなMyTRの音楽を一言で言うと?

恵:ジャンルで言えはポップスですけど…。

竜ノ介:しばられたくないっていうか、その時の感情で色々な音楽に寄ってると思うんです。レゲエだったりロックだったり。色々なバリエーションを持っていたいので、大きくポップスだと自分たちで思っています。昔はポップスやってるって言うとちょっと恥ずかしかったけど(笑)。

――MyTRとして目指しているアーティストは?

竜ノ介:みんな好きなのはケツメイシですね。

優太:ケツメイシって、ライヴ行ったお客さんがみんな“超楽しかった!”って言うでしょ。もちろん歌がすごくいいからなんだけど、楽しかった、面白かったって。僕らもライヴ見てそう思ってもらえたら最高ですね。

――では、それぞれが好きなジャンルとかアーティストは?

竜ノ介:僕はギターで言うとフラメンコ・ギターですけど、バンドでやるとなるとちょっと違って、レッチリとかクラプトンとかになりますね。

剛史:僕は好きなものがいつも変わるんですけど、今はポップス。最近すごく好きだなって思うのはナオト・インティライミさん。顔が似てるってよく言われるんですけど(笑)、それですごく親近感がわいて、曲を聴いたらすごくよくわかる気がして。

恵:私も雑食ですけど、ファンクとかブルースとかジャズかな。アレサ・フランクリンとかサラ・ヴォーンを聴くと、一緒に歌いたくなってワクワクしますね。

優太:僕はポップス、それもオリコンに入ってくるような(笑)。昔から好きなのはヒップホップとかレゲエですね。といっても本場の洋楽じゃなくて日本のヒップホップ、ジャパニーズ・レゲエが好きですね。意味もわかるし言葉のリズムのカッコよさもよくわかるんで。

――なるほど、それで優太さんはプレイリストに三木道三「Lifetime Respect」を選んだわけね。

優太:高校に入った頃ですね。剛史と二人でヒップホップとかラップを覚えてやり始めた頃に流行っていたので、思い入れがある曲なんです。

――竜ノ介さんはエミネムの「Lose Yourself」を。

竜ノ介:たまたまクルマのラジオで聴いて、ものすごい衝撃だったんです。とにかく名前を覚えてCD屋に飛んで行った。それまでラップやヒップホップはほとんど聴かなかったんですけど、あの曲にはすごく惹かれて、色々聴いてみたらすごく面白いと思ったんです。

――剛史さんのR.kellyの「lgnition」については?

剛史:僕は日本の音楽ばかり聴いていたんですけど、TVの深夜番組かなにかでたまたま聴いて、初めてカッコいいと思った洋楽の曲なんです。このR・ケリーから始まって、洋楽のR&Bをすごく聴くようになった。色々な音楽を聴くようになったきっかけがこの曲なんです。

――ここまではみんな21世紀の曲だけど、恵さんだけは1968年のアレサ。またえらく古い曲を(笑)。

恵:アレサはホントに神だなって思う。ニューヨークに行ってたとき、最初は友達もできなくて孤独だったんですけど、「You Make Me Feel」を聴いて、もっとアレサを聴いてみようと思って。それでこの曲を聴いたら元気になった。ニューヨークのどこかで歌えたらいいなと思ってすごく練習した曲でもあるんです。これを聴くと、あの頃頑張ってたときの記憶がよみがえるんです。

――では、最後に今後の目標を。

全員:…………。

――あれ? ないの?(笑)

剛史:正直、今はがむしゃらに走ってるというか、目の前にあることを全力でやってるだけなんです。目の前のことを一つこなしたときに、また何かが出てきているという状況なんで。なので、最終的にここに行きたいというのは見えてないんです。

優太:今のところ秋くらいまで、数カ月の予定が決まってるんです。そこまで行ったときに、今想像してないくらいの何かが待ってたらすごくうれしいなと思ってます。

・MyTRのプレイリスト
恵:Aretha Franklin「I Say A Little Prayer」(1968年)
優太:三木道三「Lifetime Respect」(2001年)
剛史:R.kelly「lgnition」(2003年)
竜ノ介:Eminem「Lose Yourself」(2003年)



<ライヴ・インフォメーション>
7月7日 奄美シーカヤックマラソンin加計呂麻大会後夜祭
(野外イベント)

<天下一音楽会二回戦>
7月10日 新宿HEADPOWER
INFO: http://tenon.tv/
(※MyTRの出演は21:05~を予定しています)

8月5日新宿 HEADPEOWER

◆MyTR オフィシャルサイト
◆Coca-Cola & Music Unlimited & BARKS オンラインコンテスト
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