スティーヴィー・ワンダー、亡き母に捧げるゴスペル集を制作

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スティーヴィー・ワンダーが亡き母に捧げるゴスペル・アルバムを制作中だ。

◆スティーヴィー・ワンダー画像

スティーヴィーは現在取り組んでいる3つのプロジェクトの1つとして、新作アルバム『ゴスペル・インスパイアード・バイ・ルラ』を発表することで、2006年に76歳で亡くなった母親のルラ・メイ・ハーダウェイさんに敬意を表したいと考えているようだ。スティーヴィーはザ・ローリング・ストーン誌に「今手掛けているのは、僕の母親に捧げるゴスペル・アルバムなんだ。生前の母にそうするって約束したんだよ。他界する前に実現して欲しがっていたんだけど、その前に亡くなってしまったんだ。楽曲とか色々とアイデアを練っているところさ」と語っている。

スティーヴィーが4歳の時、母ルラさんは暴力的な夫の元を離れ、スティーヴィーをはじめ5人の兄弟姉妹を連れてシングルマザーとしてデトロイトに移り住んでおり、その地でスティーヴィーはその才能を見出されたといういきさつがある。その後もキャリア初期には、「愛するあの娘に」「涙をとどけて」などの曲でルラさんがスティーヴィーの作曲活動をサポートしていた。「ゴスペル・インスパイアード・バイ・ルラ」のプランについてスティーヴィーはさらに、「伝統的なゴスペルの歌にするつもりだよ。でもゴスペル・ソングをアラビア語でやってみようかとも考えているんだ」「色んな仕方でヒネリを利かせようと思ってるんだよ。すべての人間がゴスペルの歌詞を聴くべきだと思うからね。ゴスペルの歌詞は本当に愛がテーマなんだ」と続けた。

スティーヴィーはさらに、「テン・ビリオン・ハーツ」と名付けられた作品と、作曲界のベテランであるデイヴィッド・フォスターとタッグを組む『ホエン・ザ・ワールド・ビガン』という2枚の新作アルバムの制作も進めているところだ。

『ホエン・ザ・ワールド・ビガン』についてスティーヴィーは「僕の古い楽曲とか昔やったのがたくさん入っているんだけど、別のアレンジでやってるんだ。それに新曲も3つか4つは入れるつもりだしね。「可愛いアイシャ」をオーケストラと収録したり、新しい詩を加えたりしているんだ。僕、テイク6、それにオーケストラと一緒に「心の愛」もやったよ。この作品にはとっても興奮しているね」と語っている。
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