ダフト・パンク「ナンセンスを恐れちゃいない」

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ダフト・パンクのメンバーは、音楽の面で「非常識なことをやるのを恐れてはいない」そうだ。そして、なにかと辛いこのご時勢だからこそ、アップビートでハッピーな彼らのアルバム『Random Access Memories』がヒットしたのではないかと分析している。

◆ダフト・パンク画像

トーマ・バンガルテルは、UKの音楽誌『Q』マガジンにこう話した。「僕らは毎回、システムをぶち壊したいって思っている。パンクといえばふつう“ノー・フューチャー”だ。でもいま、世界はすごく悲観的で憂うつで、大きな危機を迎えている。政治の面でも芸術の面でも、社会的に言っても。だから、このシニカルで不安定な“ノー・フューチャー”の状況で最もパンク・ロック的なアクションは“フューチャー!”って叫ぶことだ。僕ら、ナンセンスなことをやるのを恐れちゃいない」

「現実が最低なとき、人々は笑ったりパーティーしたがる。最低な状態に留まってシニカルでいるか、人生を楽しむチャンスを手に入れようとするかのどちらかだ。だから、僕らはその手助けをしている。“Get Lucky”をビーチに持っていって、楽しんで欲しい」

8年ぶりに発表された4枚目のスタジオ・アルバム『Random Access Memories』は本国フランスをはじめ、英国、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ドイツ、スペイン、イタリアなど世界各国で1位を獲得。彼らのこれまでで最大のヒット作となった。

Ako Suzuki, London
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