【Kawaii girl Japan/ライブリポート】lyrical school、リーダーのerikaが卒業。「次期リーダーはayaka」

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2013年6月28日、渋谷TOWER RECORDS CUT UP STUDIOにてlyrical schoolのワンマンライブ<lyrical school oneman live erika卒業『掴んだマイク』>が行われ、このライブをもってリーダーのerikaがグループを卒業した。

◆lyrical school 画像

公式HPでのチケット販売をソールドアウトしたこの日の会場にはtengal6時代からの数々のポスターが掲示され、会場の奥まで埋まったヘッズ(ファン)がライブの開始を告げる暗転とともに早くもテンションアップ。暗闇の中、リーダーのerikaが「最後の集大成見せるぜ! 6本のマイク、さぁ調子はどう?」といつもの掛け声をかけ、他の5人が「オッケー!」と返し、「このままshowに飛び出すぞ!」という合図でメンバー全員がステージへ登場した。

lyrical schoolは終始ヘッズとの一体感を絶やさず、盛り上がりに乗って全16曲を披露。途中にはtengal6時代からの定番曲「tengal6」から今年5月15日にリリースした最新曲「PARADE」まで、この3年間を一度に振り返るかのようなセットリストでヘッズを湧かせた。MCではamiがtengal6時代の手ぬぐいタオルを披露し、懐かしアイテムにヘッズもろとも盛り上がるシーンもあった。

erikaは終盤前のMCで自身の卒業についてありのままの思いを語った。

「今日な、yumiに『泣いたら留年やで』って言われて。そうなんです。実はね、lyrical schoolになるかならへんかぐらいの時にはいろいろ考えたんですよ。自分は個人の活動をしていきたいという気持ちもすごく大きかったので、元々tengal6になる時にもう(活動は)2年までって感じに決めてたんですね。

ただ、lyrical schoolになるってなって、リーダーとしての自覚っていうのを教えてもらったんですよ。でそのときに“私が変わったらもっとlyrical schoolは変われるんじゃないかな”って思ったんですね。で、私は個人の活動一旦置いてもいいわって思ったんです。なんていうか、人のために、犠牲じゃないですけど自分のこと置ける気持ちになることが私はびっくりしたんですよ。そんだけみんな好きなんやなーって思って。そういう気持ちをすごい大切にしたいって思って今まで頑張ってきました。

で、もう歳やしね(笑)。アイドルはちょっと~みたいなのはあるんですけど、lyrical schoolはめっちゃ好きやし、ぜひ深夜イベントとか呼んでください。私個人も知名えりかとして頑張っていきますので応援してもらいたいなと思います」

ヘッズに向かって語りかけた後、erikaはKREVAの曲「イッサイガッサイ」をソロで披露。ayakaとmeiがぎりぎりまでカラオケに付き合って練習したのだが間に合わず、meiが本番前の1時間で書きあげた歌詞カードを見ながらのソロになった。「なんだかんだでヘッズがいればイッサイガッサイ楽しめた」と途中でアレンジを挟むのも忘れない。

本番ラストの「photograph」では、ラップの途中で言葉をつまらせたメンバーの目に次々と涙が浮かんだ。会場を埋め尽くすのはerikaのカラーである紫のサイリウム。アンコールではヘッズによるerikaコールが湧き、最後の3分弱で6人が披露した「tengal6 remix」ではヘッズとメンバーとの間で「lyrical school!」と温かいコール&レスポンスの応酬となった。

曲後、erikaは最後に一人ずつメンバーへメッセージを贈った。頑張り屋さんで時に空回るところもあるamiには「その頑張り知ってるからな」、アイデアガールなmeiには「私がこの歳になっても暴れまくれたのは、ふざけたこともできたのはmeiのおかげだから」。最後までerikaの卒業に反対していたyumiには「yumiはlyrical schoolの中では一番冷静で大人のポジションなんでね。これからもひっぱったって」。yumiはerikaの卒業をめぐって「せめてアルバムまでいて」とごね、2人は渋谷のホームで号泣したという。一人だけ今年3月に入った“末っ子”新メンバーのhinaには、erikaも「hinaちゃん」とすっかりお姉さんの顔を見せた。「もう渋谷駅一緒に歩いてあげへんからな。ちゃんと上の方に案内書いてあるから、上見て歩くんやで。お姉さんがたアホやから大変やと思うけど頑張ってね」

最後にayakaの番になると、ayakaは泣きながら「ayaka、erikaみたいになれない」と一言。erikaはここでヘッズに対し、次期リーダーとしてayakaの名を挙げた。

「私はayakaがリーダーでいいと思う。ほんとに。私もスタッフさんに推薦したぐらいやし。ayakaってすごい人の気持ちがわかる子なんですよ」3年間メンバーの一人一人を見てきたerikaは、次期リーダーを任されたayakaに向け「(人の気持ちが)わかりすぎて辛いこともあると思う。でもみんな支えてくれるから。甘えていいからな。頑張ってな」と励ましの言葉を残していく。

erikaと並んでマイクを取ったayakaは「本当にerikaみたいになれないですけど、ヘッズの皆さん、スタッフの皆さん、yumi、mei、ami、hina。これからもよろしくお願いします」と深々と頭を下げた。erika以外のメンバーからは、逆にerikaへメッセージ入りのうちわを1枚ずつプレゼント。思い思いのメッセージあり、イラストありのくだけた内容にerikaもメンバーも笑いを見せつつ、ライブ終演となった。

lyrical schoolを卒業したerikaは今後、知念えりか名義で芸能活動を継続していく。lyrical schoolは5人で7月以降も各種イベントに出演予定だ。

◆T-Palette Records
◆lyrical school オフィシャルウェブサイト
◆Kawaii girl Japan
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365日、アイドルが作るアイドルメディア Pop'n'Roll 準備号創刊

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