ジェイソン・ムラーズの『ラヴ・イズ・ア・フォー・レター・ワード』、マスタークオリティで登場

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高級ポータブルHi-FiオーディオプレーヤーのAK100、AK120を発売しているAstell&Kernから、2013年5月16日にボン・ジョヴィのニューアルバム『ホワット・アバイト・ナウ』のハイレゾ音源が発売されたのは以前お伝えした通りだが、今度はジェイソン・ムラーズの最新作『ラヴ・イズ・ア・フォー・レター・ワード』が発売となった。ボン・ジョヴィの音源は44.1KHz/ 24bitだったが、今回のジェイソン・ムラーズはマスタークオリティの96KHz/ 24bitという高音質音源でのリリースだ。

◆『ラヴ・イズ・ア・フォー・レター・ワード』画像

音源は、FLACファイル形式でmicroSDカード内に収録されており、microSDカードスロットを搭載しているAK100やAK120などの24bit再生対応音楽再生プレーヤーで、すぐに高品質音源を楽しむことができる。

ここまでの高音質となるとヘッドホンも高音質なサウンドを存分に再現してくれるものが欲しくなるところだが、CD音源(44.1KHz/ 16bit)と比べると、マスタークオリティのハイレゾ音源のサウンドは、透明感と空間に響き残るアンビエンスやリバーブ処理のディテールなど、細かいところの表現力にぐっと力が増してくる。レンズのピントがピタッと合いフォーカスが決まったような漲る再現力は、一度耳にするとちょっと癖になってなかなか抜け出せないエネルギーにあふれている。

低音に関しても実体感が増し、サウンドに重量が加わったかのような感覚が生まれてくる。今までとは違う世界にすら聞こえてくるようで、こと『ラヴ・イズ・ア・フォー・レター・ワード』に関しては、アコースティックなトーンで休符が美しい楽曲も多いことから、オーディオには疎い我々のような普通のオーディエンスでも、ハイレゾならではの粒立ちの素晴らしさが分かりやすい作品と言えそうだ。「5/6」のイントロなどは、一聴でその違いが分かるところだろう。

直販価格は¥4,980円(税込)。2013年7月5日(金)17:00より『アキハバラe 市場』及び『アキハバラe市場楽天市場支店』で販売開始となった。なお、コントラクト上購入はAstell&Kern製品と同時購入及び同モデルの所有者が対象となるが、96KHz/ 24bitに対応したUSB DACや再生ソフトがあれば、PC上でももちろん楽しむことができる。

ファイルサイズも通常のCDデータの3倍以上、価格も2倍…とまだまだ敷居の高いハイレゾ音源かもしれないが、大げさな機材がなくても気軽に楽しめるようになってきたのが昨今のPCオーディオ事情だ。AK100がひとつあれば、それだけで最高スペックのサウンドを簡単に享受できるんだから、今の若いオーディエンスは恐ろしく恵まれているな…ともしみじみ思ったりして。世にある音源、片っ端にハイレゾ化して欲しいなあ。やっぱり“いい音”って耳の御馳走だもの、極上の味を堪能したいよね。

『ラヴ・イズ・ア・フォー・レター・ワード』
microSD card 4GB
直販価格4,980円(税込)
収録曲数
全12曲 (FLAC)
発売日
2013年7月5日(金)
1.The freedom song
2.Living in the moment
3.The woman I love
4.i won’t give up
5.5/6
6.Everything verything is sound
7.93million miles
8.Frank d. fixer
9.Who’s about you now?
10.In your hands
11.Be honest (feat. Inara George)
12.The world as I see it

◆アキハバラe市場サイト
◆アキハバラe市場楽天市場支店サイト
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