世良公則、七夕のスペシャルライブにてツイスト時代のアルバム楽曲を解禁

TBSの史上最長13時間音楽特番『音楽の日』、日本テレビ開局60年特別番組『THE MUSIC DAY　音楽のちから』と立て続けにテレビ出演を果たして話題となった、デビュー35周年を迎えた世良公則が、七夕の夜、ツイスト解散（1981年12月25日）以来、決して歌うことのなかったツイストアルバム楽曲の封印を解いた。

2013年7月7日、盟友ともいうべきギタリスト、マーティ・フリードマンと現在活動を共にする唯一の元・ツイストオリジナルメンバーであるキーボードプレイヤーの神本宗幸が参加した真夏のスペシャルライブ＜TANABATA＞（六本木STB139にて開催）。今回、初の試みとなる＜TANABATA＞とは、1年に1回、一夜限りの七夕の夜に、普段は歌うことのないツイスト時代のアルバム曲をやるというコンセプトライブだ。

「ツイストを解散して、（ソロになってからや再結成した時も）懐かしいからといってツイストの（アルバム）曲は絶対にやりたくないと思っていた。（デビュー35周年の）こういう機会だからあらためて振り返った時に、当時、歌っていた歌詞の世界は、むしろ今のほうがしっくりくる歌詞だとわかった。」── 世良公則

ライブでは、デビュー前の大阪芸大時代のエピソードを交えて、1978年7月にリリースされた1stアルバム『世良公則＆ツイスト』から「酒事（さかごと）」「燃えつきぬ」を披露。1979年4月リリースの『ツイストII』からは「Pa Pa Pa」、ほかにも1980年4月の『THE HEART ROCK PARTY』からは「Dancing Every Night」を、さらに解散を発表してリリースした1981年12月リリースの『BEST＆LAST』からは、「Dancing With Me」を熱唱した。

そして極めつけは、「あの日以来かな、歌うのは……。」と、つぶやいて、ツイスト解散コンサートでファンに惜しまれつつ披露した「Long Good-Bye」。歌詞の＜See you in Somewhere～ どこかでまたね～＞と綴った通り、30年の時を超えて、この楽曲と世良本人が再会をはたしたのであった。

会場では、口ずさみながら笑顔で涙ぐむ女性の姿が多く見受けられた。

そのほかにも、ツイスト再結成時の1993年にリリースした『ROUND 2』からも「夢・花・一夜」「楽園に追われて」の2曲が披露。なにより、ツイスト時代のアルバム楽曲が歌われるのはツイスト解散以来、今回が初めてということで、ファンにはたまらない最高の七夕の夜となった。

また、アンコールのステージでは、デビュー35周年記念オリジナルフォトブックと世良公則自身がデザインしたオリジナルスマートフォンケースの発売も発表された。

◆世良公則オフィシャルサイト