吉川晃司、主演のミュージカル『SEMPO』9月より再演

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日本のシンドラーと呼ばれた杉原千畝を描いた吉川晃司主演のミュージカル『SEMPO』が2008年に続き、5年ぶりに再演される。

◆吉川晃司画像

杉原千畝は第二次大戦時にリトアニア領事官を務めた実在の人物だ。ナチス・ドイツの迫害を受け逃げてきたユダヤ人に本国の反対を受けながらも、日本の通過ビザを発給し、ナチスから命を狙われる危険、本国からの処罰を覚悟の上で「人の命より大切なものはない」と人の道を貫き、約6000人のユダヤ人の命を救った外交官である。

吉川晃司は杉原千畝を「まさに正義の人!」と言う。杉原を演じたことで「いつの時代も、権力者というものは人命よりも国益を、いや一部の富裕層の利益を優先し、犠牲を強いられるのは民であることを痛感されられます。」と当時の時代背景を現代になぞらえる。

『SEMPO』は他に「ミス・サイゴン」「マンマ・ミーア!」の鈴木ほのか、「ライオンキング」「レ・ミゼラブル」の坂元健児、マルシア、AKB48の片山陽加・佐藤亜美菜がダブルキャストで出演する。音楽は前回に引き続き中島みゆきが担当し、脚本も半分近くを書き換え、新たな演出家を迎えた新演出作品として生まれかわったという。

再演に際し吉川晃司は「今、この時代に再演を迎えることの意義を感じ、よりいっそう気持ちを引き締めて臨む所存です。人命の尊さについて、皆さんと共に再考できるような、良質なエンターテイメントに仕上げたく思っております。このお話を通して、杉原さん、そのご家族、仲間の皆さんから真の勇気とは何かを学びたいと思っております」と意気込みを語る。

現在、吉川晃司は4月にリリースした新アルバム『SAMURAI ROCK』を携え全国ツアーの真っ最中。最終公演の8月17日日本武道館が終わり次第、舞台の稽古に入るという。ミュージカル『SEMPO』は新国立劇場・中劇場で9月10日よりスタート、公演チケットは7月10日(水)より発売となる。

『ミュージカル「SEMPO」日本のシンドラー 杉原千畝物語』
2013年9月10日(火)〜9月29日(日)24公演
@新国立劇場中劇場
平日(昼)14:00 (夜)19:00
土日祝日(昼)13:00 (夜)17:30
S席\11,000/A席\8,000(全席指定・税込)

キャスト:吉川晃司、鈴木ほのか、坂元健児、白羽ゆり、片山陽加・佐藤亜美菜(ダブルキャスト AKB48)、山本芳樹(Studio Life)、Kimeru、和田琢磨、永山たかし、マルシア他
演出・振付:上島雪夫
作曲:中島みゆき 吉川晃司 PETER YARIN
脚本:川﨑 登

◆SEMPOオフィシャルサイト
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