トム・ヨーク、Spotifyからの音源削除に賛否両論

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トム・ヨークが、「新人アーティストを支援していない」とストリーミング・サービスのSpotifyから自身のソロ・アルバムとアトムス・フォー・ピースの音源を引き上げた。

◆トム・ヨーク画像

ヨークは、その理由をこうツィートしている。「間違わないでくれ。君らがSpotifyで発見した新人アーティストには金が支払われていない。一方で、株主にはそのうち金が転がり込むことになる」

コラボレーターのナイジェル・ゴッドリッチも同様にSpotifyを批判。「誰かが何か言わなきゃならない。これは新しい音楽によくない」「これじゃあ、小さなレーベルや新人はやっていけない。それは間違っている」とのメッセージを寄せている。

彼らの行動に賛同するアーティストがいる一方で反論の声も上がっている。

ザ・スミスやブラーのプロデューサーとして知られるスティーヴン・ストリートは「新人のためにならないなんてこと、トム・ヨークから言われるなんて。それって数年前、レディオヘッドがアルバムを無料/好きな金額を払えでリリースしたときに僕が言ったことそのものだ。10年間、背後にEMIの投資があったスーパースターならではだよ。これからっていう新人のためには全くならなかった。音楽に価値はないっていう間違ったメッセージを送ったんだ。しっぺ返し食らったな、トム!」と批判。

また、レディオヘッドのマネージャーもヨークの行動に100%賛同しているわけではないという。

一方のヨークは、「そういうあなたのちっぽけで無意味な反抗はファンを傷つけるだけだ…」との声に「違う、僕らは同輩のミュージシャンのために立ち上がっているんだ」と反論している。

ちなみにEMIからリリースされたレディオヘッドの音源は削除されていない。

Ako Suzuki, London
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