シクラメン、ステージからオーディエンスへ魂のサーブサブサーブ

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2013年7月14日。三連休のど真ん中。気温が上がり、夏真っ盛りの日本。そんな日に、Zepp DiverCity TOKYOで行われた、シクラメンの東京ワンマンライブ。

◆シクラメン画像

会場に入ると(今回2階席でした)、眼下は緑色のツアーTシャツを着た人人人。時々、『スルメ1』アルバムTシャツの黄色がアクセントになっている。

まずは、今回のツアーでオープニングアクトを担当する沖縄の2人組TWIN CROSSのDANとTOSHIによるステージ。シクラメンには、優しく楽しく、可愛がっていただいているとコメントし、3曲を披露。10月には東京での彼らのワンマンライブが決まっている。そして、なんと彼らは、沖縄の看護専門学校で出会い結成されたそう。これは後で調べてわかったことですが、意外な結成にビックリです。

さて、ここでシクラメン登場! 今回、初めて彼らのライブに参戦する私。ステージにバンドはいない、3人の声が直球で響いてくる。声の違い、バランス、役割、そんなことを考えながら聴く。元気な曲が準備万端だった会場のスイッチを押したよう。

今回のツアータイトルの一部には「サーブサブサーブ」という言葉が入っている。これは、彼らが打ち込んだサーブを、レシーブするなり、アタックし返すなり、自由にしてほしいということだと。そして、地元、東京に帰ってきた喜びを全身で伝える。

彼らの曲には、それぞれストーリーがある。それがバンドスタイルでないことで、言葉として真っ直ぐ聴こえてくる。夢って、涙って、桜の季節って、という誰にでもあるだろう思い出を引き出しから引っ張りだしてくれる。もちろん、ノリノリで踊って歌ってお祭り騒ぎなのだが、何かひっかかる言葉があるからこそ、きっと人はここに集まってくる。そして、彼らに対して何か感じるものがあるからこそ、暑いなかお台場へ足を運ぶ。本当に素敵なことだ。

踊りまくったり、笑ったり、じわっとしたり、歌には力がある。そして、その表現の方法はアーティストの数だけあって、表現された曲の受け取り方は、聴き手の数だけある。だから、曲はいつだって自由であるべき。創り手の意思は大切だけど、あくまで生まれた瞬間のもの。その後は、受け手次第。だからこそ、今回のライブツアータイトルの「サーブサブサーブ」に繋がる。

本編終了後は、アンコール!!! 会場の声に応えて『スルメ1』Tシャツに着替えて登場。

7月29日に<お台場合衆国2013 めざましライブ>で、再びお台場に戻ってくることを伝え、年末のライブの情報を。12月29日には、Zepp Tokyoでワンマンライブを開催する。彼らは、着実に階段を上っていく。

彼らの音楽を多くの人に知ってもらいたい、だけど、遠くには行ってほしくない。そう思っている人たちは多いだろう。彼らは、きっとそういうキャラだし、そういう場所にいる人たちだ。伝える人の数だけ、進む道はある。彼らを知って、彼らの曲を聴いて、ライブに行って感じた、身近にいてくれるような包容感。この感覚をどこまで上り詰めても、感じさせ続けてほしい。

メンバー:DEppa、桃紅茶、肉だんご

<シクラツアー2013 魂のサーブサブサーブ!~全国合同夏合宿~>
7月21日(日)Zepp Nagoya
8月24日(土)沖縄 LIVE HOUSE MOD'S

<お台場合衆国2013 めざましライブ>
2013年7月29日(月)
@合衆国サンサンアイランド内「合衆国 Open Summer スタジアム
開場15:30 開演16:30
http://www.fujitv.co.jp/uso2013/stage/mezalive.html

<シクラメン 冬の全国ツアー>
2013年12月27日@Zepp Nagoya
2013年12月29日@Zepp Tokyo
2014年1月12日@なんばHatch
2014年1月4日@金沢EIGHT HALL
2014年1月11日@高松MONSTER
2014年1月15日@浜松窓枠
2014年1月18日@札幌ペニーレーン24
2014年1月19日@仙台Rensa
2014年1月25日@福岡DRUM LOGOS
2014年1月26日@広島クラブクアトロ

1st Album『スルメ1』
2013年5月1日発売
期間限定盤(CD+DVD)TFCC-86433 \3,800(tax in)
※DVD収録映像 2012.12.29 シクラメン初となるホールワンマン“渋谷公会堂”(チケットSOLD OUT)で開催した映像を収録。
通常盤(CD)TFCC-86434 \2,800(tax in)
1.MUSIC
2.僕の宝物
3.舞い桜
4.とおく とおく
5.100年初恋
6.ひとつのチョリソー(唄:劇団フルーツ・バスケット)
7.エール
8.きっと僕にしかできない事がある
9.なみだのあと
10.テノヒラ未来
11.必死マン
12.ボルケーノ
13.みんなの星
14.ららら★フェスティバル
15.Only 愛

[寄稿] 伊藤 緑:http://www.midoriito.jp/

◆シクラメン・オフィシャルサイト
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