連続テレビ小説『あまちゃん』挿入歌「潮騒のメモリー」緊急発売決定

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NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』のファン誰もが待ち望んだ“あの曲”のCDリリースが緊急発表された。そう、「潮騒のメモリー」だ。

◆リリースされる「潮騒のメモリー」関連画像

物語の舞台は「故郷編」から「東京編」へと移り、快進撃を続ける連続テレビ小説『あまちゃん』。特に第94回(7月18日放送)と95回(7月19日放送)では、実に衝撃的な事実が明らかになった。

と、その話をする前に、まずは「潮騒のメモリー」についておさらいしておこう(以下、物語のネタバレを多分に含むため、NHKオンデマンドなどリアルタイム以外の方法で『あまちゃん』を視聴している方は十分に注意してほしい)。

連続テレビ小説『あまちゃん』の挿入歌となる「潮騒のメモリー」は、脚本の宮藤官九郎が作詞、音楽を担当している大友良英、そしてSachiko M作曲による、1986年に公開された鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)主演のアイドル映画『潮騒のメモリー』主題歌……というコンセプトで作られたオリジナルソングだ。

『あまちゃん』第42回。スナック梨明日で行なわれた祖父・忠兵衛(蟹江敬三)の送別会にて、春子がついにマイクを握る。歌ったのは、以前、黒川正宗(尾美としのり)が春子のためにカラオケに入れたものの激しく拒絶された「潮騒のメモリー」。そして春子の歌唱シーンが放送されるやいなや、80年代テイストが見事に再現された懐かしいメロディーと、「千円返して」「三途の川のマーメイド」など宮藤官九郎ワールド炸裂のユーモアと80年代アイドルソングへのオマージュが散りばめられた歌詞が、視聴者の間でたちまち話題に。その後もこの曲は、天野アキ(能年玲奈)と足立ユイ(橋本愛)の“潮騒のメモリーズ”によって歌い継がれ、北三陸鉄道の起死回生の秘策となったお座敷列車や、海女さんのフェス<アマーソニック>などなど、ドラマの重要なシーンに欠かせないものとなっていた。もちろん視聴者からの注目度、人気もうなぎのぼり。先日リリースされたサントラ盤にこの曲が入っていないことを受けて、大友良英のもとに問い合わせメールが寄せられるなど、音源リリースが熱望、渇望されていた。

そもそもこの「潮騒のメモリー」は、既述のように映画『潮騒のメモリー』主題歌で、鈴鹿ひろ美が歌って大ヒットした(という設定の)楽曲。つまり整理すると、劇中における「潮騒のメモリー」とは、オリジナルとして鈴鹿ひろ美ver.があり(ただし、映画『潮騒のメモリー』の“著作権の関係”で、いまだ劇中には登場していない)、そのほかに春子が歌ったver.、潮騒のメモリーズver.が存在している……と、我々視聴者は認識していた。数日前までは。

そして迎えた7月19日オンエアの第95回(厳密に言うとその前日の第94回から)。ユイちゃんからもらったビーズのブレスレットをミサンガと同じ左手に着けたアキは、東京へ向かう(ために、まずは宮古に向かう)北三陸鉄道リアス線の車中で、荷物の中から春子の手紙を見つけ、そして読み始める。

そこに書かれていたのは、一時はトシちゃんのバックでも踊っていたが、『君でもスターだよ!』の番組終了とともにダンサー業を廃業し、新人プロモーターになっていた荒巻太一(古田新太)に頼まれ、鈴鹿ひろ美の“落ち武者”ならぬ影武者としてマイクの前に立ったという春子からの告白。そして回想シーンでは、若き日の正宗が運転するタクシーの中で流れる、オリジナリティーに溢れた清純派新人アイドル・鈴鹿ひろ美の歌声と、荒巻が仮歌を入れたデモ音源……。

大女優・鈴鹿ひろ美主演の映画主題歌として、鈴鹿ひろ美自身が歌い大ヒットしたという設定だった「潮騒のメモリー」は、実は天野春子が歌っていたという衝撃の事実が明らかになったのだった。

と、ここまで述べると、今回発売が緊急決定したのは、一体どのバージョンの「潮騒のメモリー」なのか、という疑問が浮かぶことだろう。幻の鈴鹿ひろ美本人が歌った、独創的な「潮騒のメモリー」なのか。それともやはり荒巻太一が歌った「潮騒のメモリー」か。はたまたユイちゃんとアキに歌唱を叩き込んだ弥生さんが、まさかの新録?(いや、そんなはずはない)

今回満を持してリリースされるのは、映画『潮騒のメモリー』主題歌として、鈴鹿ひろ美名義で“世間”に出て大ヒットした音源。つまり“17歳の天野春子が歌う「潮騒のメモリー」”。そしてボーカルクレジットには天野春子(小泉今日子)の名前が。アイドルを夢見て上京しつつも、その夢を叶えることができなかった春子が、28年の月日を経てついにCDデビューすることになるのだ。

宮藤官九郎が「(86年)当時の中高生男子を狂わすような甘く切ない歌詞。それでいて現在の設定にもリンクする「タクシー」「17」「北」などのキーワードを盛り込み、なおかつ小泉さんが切なげに歌う表情を思い浮かべ約5分で書きました。」というコメントを残した楽曲「潮騒のメモリー」。天野春子を演じている小泉今日子は「楽曲の世界観を大切に、もう全力で17才のマーメイドな気分で歌いました。」とレコーディングに臨んだ際の想いを語っている。

なお、天野春子(小泉今日子)「潮騒のメモリー」のCDリリースは7月31日に決定。「1986年の大ヒット曲」というコンセプトのもと作られた楽曲にちなみ、初回盤はアナログEP風の紙ジャケ仕様。価格も当時のアナログEP盤と同じ700円というスペシャルプライスとなっている。

そのジャケットには、劇中で使用された鉄拳のパラパラ漫画で表現された映画『潮騒のメモリー』のワンシーンが描かれているほか、初回盤を購入した人に、ファンならずとも絶対に手に入れたくなる「潮騒のメモリー」のプレミアムアナログEP盤が当たる抽選応募ハガキを封入する。

また7月20日より「潮騒のメモリー」/天野春子(小泉今日子)がレコチョク、NHK SOUND、iTunes Storeにて、着うた(R)、メロディコール/待ちうた、iTunes着信音のみの先行配信がスタートとなる。

5月に「あまちゃん“挿入歌”完成!」のニュースが『あまちゃん』公式サイトに掲載された際、オープニングテーマほかドラマの音楽を担当している大友良英は「春子が歌うカラオケはドラマの幕開けに過ぎません。この曲にどんな展開が待っているか、お楽しみに。」とのコメントを発表していた。

ドラマ本編もリアルでも、この曲「潮騒のメモリー」が、今、急展開を見せている。

【商品情報】
連続テレビ小説「あまちゃん」挿入歌
「潮騒のメモリー」天野春子(小泉今日子)
詞:宮藤官九郎
曲:大友良英、Sachiko M
編曲:大友良英
ストリングスアレンジ:江藤直子
2013.7.31 Release
700円
収録内容(全2曲収録):
1. 潮騒のメモリー/天野春子(小泉今日子)
2. 潮騒のメモリー(オリジナル・カラオケ)
特典内容:
初回限定紙ジャケ仕様(アナログEP風レトロパッケージ)
スペシャルプライス700円
“潮騒のメモリー”プレミアムアナログEP盤プレゼント応募ハガキ封入

◆宮藤官九郎 監修・選曲の『あまちゃん』80年代コンピ、2枚同時発売決定
◆アメ女の「暦の上ではディセンバー」、歌っていたのはベイビーレイズ
◆【ライブレポート】ドラマ同様に爆笑オンパレード。<あまちゃん サウンドトラック レコ発LIVE>
◆レーベル公式サイト
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