【ライブレポート】カラパナ来日公演スタート、極上サウンドで観客を圧倒

ツイート
『ザ・プレミアムベスト カラパナ 祝40周年記念ベスト』を6月19日にリリースしたサーフ・ロックの雄カラパナが来日、大阪、名古屋、東京のツアーがスタートとなった。

2年振りとなった今回のJAPAN TOURは大阪BILLBOARD LIVE OSAKAにて幕を開けた。今回の来日メンバーはオリジナルメンバーのDJ Pratt(G、Vo)とMalani Bilyeu(Vo、G)に新メンバー(といっても30年以上も経つのだけれど)のGaylord Holomalia(Key、Vo)、Kenji Sano(B、Vo)、そしてサポートにGarin Poliahu(Dr)、Zanuck Lindsey(G、Vo)、Todd Yukumoto(Sax)という近年ではお馴染みの最強布陣が敷かれている。会場を埋め尽くしたのはカラパナをリアルタイムで体験した遊び上手な大人達ばかりではなく、極上な大人のロックを楽しもうと駆けつけた若者達の姿も多数見受けられ、例年以上に活気に溢れていた。

メンバーがステージに登場すると場内のテンションは一気に上昇、オープニングナンバーに期待を寄せると定番となっていた「BLACKSAND」ではなくレパートリーの中でも際立つロックナンバーの「FREEDOM」からスタート。いきなりカウンターパンチを浴びせてきたと思ったら早くも4曲目に名曲「MANY CLASSIC MOMENTS」を見せつけ、早くもこの時点でオーディエンスはノックアウト寸前だ。

「BLACKSAND」「NATURALLY」「JULIETTE」とカラパナの代名詞と言える名曲が続く頃には、観客はすっかりハワイの風につつまれ、スイート&メロウなヴァイブレーションが会場を包み込んでいた。ライブで久しぶりの披露となる「WATER SONG」に続き、インスト名曲の「VELZYLAND」でサーフロックバンドのグルーヴを見せつけたかと思うと「YOU MAKE IT HARD」では極上のハーモニーで観客の耳を圧倒した。


本編の最後をご機嫌ロックナンバーの「COMING HOME」と「THE HURT」で締めるとアンコールにはダリルホール提供の名曲「WHEN THE MORNING COMES」で、世界で一番おしゃれな時間を演出してくれた。ステージでは、世界最高峰のパフォーマンスで観客を圧倒、途中興奮した観客がステージに上がるというハプニングが二度起こるほど、そのプレイは観客を打ちのめしていた。

<カラパナJAPAN TOUR>
2013.7.20 sat SETLIST (at Billboard-LIVE OSAKA)
1.FREEDOM
2.FOR YOU I'D CHASE A RAINBOW
3.THE WAY THAT I WANT IT TO BE
4.MANY CLASSIC MOMENTS
5.MOON & STARS
6.BLACKSAND
7.NATURALLY
8.JULIETTE
9.WATER SONG
10.VELZYLAND
11.YOU MAKE IT HARD
12.NIGHTBIRD
13.COMING HOME
14.THE HURT
EN.WHEN THE MORNING COMES

<カラパナ東京公演>
2013年7月23日(火)
@Tokyo,Cotton Club
1st.show open 5:00pm / start 6:30pm
2nd.show open 8:00pm / start 9:00pm
MEMBER:Malani Bilyeu (vo)、DJ Pratt (g)、Gaylord Holomalia (key)、Kenji Sano (b)、Todd Yukumoto (sax)、Zanuck Lindsey (g,vo)、Garin Poliahu (ds)
スペシャル・ゲスト:杉山清貴(vo)
[問]03-3215-1555(東京コットンクラブ)

『ザ プレミアムベスト カラパナ 祝40周年』
2013年06月19日発売

◆コットンクラブ・オフィシャルサイト
この記事をツイート

この記事の関連情報