Cycling '74、MaxパッチをiPadでコントロールするiOSアプリ「Mira」リリース

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Cycling' 74は、初のiOSアプリ「Mira」をリリース、Apple App Storeで発売を開始した。

MiraはMax 6と統合し、Maxデスクトップ・アプリケーションで作成されたインターフェースをiPad上に自動的に反映させ、コントロールを可能とするアプリ。ユーザーは、MaxパッチをいくつでもMiraでコントロールでき、複数のiPadでひとつのパッチをコントロールすることも可能。今回リリースされるバージョンは、26のスタンダードMax UIオブジェクトと、マルチタッチ・インターフェースおよびiPadの加速度センサーに対応する新オブジェクトの両方に対応。使用にはiPadおよびMax 6.1.3以降が必要となっている。

Miraは、ネットワーク・プロトコルや新たなUIデザイン・プロセスに悩まされる必要のない、モバイル機器を使用した違和感のないMaxパッチング・コントロールを実現したいという考えから開発。iPadでスライダーを操作すればMaxのスライダーが動き、Maxで操作すればiPad にそれが反映される。

Mira主要開発者Sam Tarakajian氏は、「タッチスクリーンコントローラーを触っていると、シンプルなタスクに対して、不釣り合いともいえる大がかりな操作が必要となることにフラストレーションを感じることが少なくありません。Maxを使用することで生まれる実験的な操作の楽しみをモバイルコントローラーのデザインにもたらすこと。Mira で私たちが目指したのはこの点です」と語っている。

Miraは、Zeroconfプロトコルをオープンソースで応用したAppleのBonjourを使用してWiFi経由で自動接続。アドホック・ネットワークを使用した接続も可能だ。MiraとMax間の通信は双方向で行われ、Maxでのオブジェクトの位置や外観の変更はすぐさまMiraにプッシュされるため、反応性に優れたインターフェースを構築できる。

また、iPadデータを処理する2つの新しいオブジェクト、mira.multitouch とmira.motionも発表された。mira.multitouchはタッチデータとジェスチャデータをキャプチャし、mira.motion は加速度センサー、ジャイロスコープ、コンパスのデータをストリームする。その他おもな特徴は以下のとおり。

・任意数のMaxパッチをデバイスから自動コントロール
・新しいmira.frameオブジェクトでパッチ内に表示領域を作成
・複数のmira.frameオブジェクトを使用してMira内にタブ表示
・mira.frame内のほとんどのUIオブジェクトをMiraに表示可能
・新しいmira.multitouchオブジェクトによるジェスチャコントロール
・新しいmira.motionオブジェクトで加速度センサーデータをデバイスから送信
・ズームとパンでデバイス上の表示を調整
・複数のMiraを使用してひとつのパッチをコントロール。コラボレーティブなパフォーマンスが可能に
・WiFiまたはアドホックネットワークに対応


◆Mira
価格:4,300円

◆Mira 製品詳細ページ
◆Cycling '74 製品ラインナップページ
◆エムアイセブンジャパン
◆BARKS 楽器チャンネル

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