<情熱大陸フェス>開幕!15組のアーティストが競演した全58曲

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12年目となった情熱大陸フェスが、8月3日(土)、大阪・博記念公園で開幕した。

冒頭、イベント・オーガナイザーの葉加瀬太郎がステージに表れ『おいしいビールと美味しいご飯を手に、最後まで楽しみましょう!!』と開幕宣言。

オープニングはゴスペラーズ。5人のハーモニーが広い会場を響き渡せる。続いては渡辺美里。2度目の参加だが、すでにレギュラー・メンバーのように観客には受け入れられ、「サマータイムブルース」では迫力のステージで会場を圧倒。まだ始まって30分なのに、早くも会場はヒート・アップ。夏の女王の貫禄を見せつけた。

14時過ぎに5番手でステージに上がったのは初参戦の5人組みミクスチャー・バンドのHY。比較的年齢層の高いお客さんにとって当初は躊躇いもあったが、NHK連続テレビ小説「純と愛」の主題歌『いちばん近くに』を演奏すると、大きな歓声が上がり、新曲『帰る場所』を披露しラストには琉球エイサー太鼓隊も登場し、会場は一挙に沖縄モードに。

7番手登場の角松敏生も情熱大陸フェス初参戦のひとり。『僕も有名な曲を作ったことがあるんです。V6にカバーしてもらったので、V6の曲に思われてますが、この場で1つ言わせてください。俺のオリジナルだよ!』と照れながら紹介したのは「WAになっておどろう」。角松が歌い始めた瞬間、観客は総立ちとなり大歓声が巻き起こる。後半にはインディアン姿に扮装した葉加瀬太郎を始め、→Pia-no-jaC←、カサリンチュ、HY、坂本美雨、佐藤竹善がステージに乱入。14000人のオーディエンスと共にステージと会場が一体となる『WAになっておどろう』祭りとなり、この日最初のハイライトとなった。

デビュー30周年を迎えた藤井フミヤは、弟・尚之と共に2008年以来の5年振りの活動再開となるF-BLOODで参加。誰もが待っていた猿岩石への提供曲「白い雲のように」を1曲目に歌い会場を沸かせた。

そして日が少し陰り始めた夕方、大きな歓声に迎えられステージに登場したのは関西ブルース界の雄・憂歌団。15年振りの活動再開のお披露目の場がこの情熱大陸フェス会場。昨年、ドラマーの島田和夫が亡くなり、後継メンバーが誰になるのか注目されたが、なんとドラムレスの3人で登場。ブルースの神髄をじっくり、かつ楽しく聴かせる安定感あるステージはさすが。葉加瀬太郎は「おそうじオバチャン」の扮装でママチャリ自転車に乗って表れ、会場を爆笑の渦に包む。

後半のハイライトは鈴木雅之。毎回、様々なゲストを迎えた豪華なステージは情熱大陸フェスの名物コーナーのひとつ。この日は藤井フミヤ&藤井尚之、武内享、渡辺美里、佐藤善雄(ex.ラッツ&スター)、佐藤竹善ら6組のゲストが参加してシャネルズのデビュー曲「ランナウェイ」を歌って大喝采を浴びた。

トリは葉加瀬太郎。『エトピリカ』でしっとりしたヴァイオリンを聴かせたと思えば、『情熱大陸』ではサンバ調にアレンジ、広いステージを縦横無尽に走り回ってヴァイオリンを弾くさまは、さながらカーニバルのよう。お祭り男・葉加瀬太郎の面目躍如だ。

ラストは出演者がステージに集まって情熱大陸フェスのテーマ曲「タイトルのない唄」を歌う感動のフィナーレ。15組のアーティストが競演する全58曲、7時間超に及ぶ大阪公演が幕を閉じた。この後、8月10日に東京、8月24日に北海道で開催。

<情熱大陸 SPECIAL LIVE SUMMER TIME BONANZA'13>
8月10日(土) 東京:夢の島公園陸上競技場
8月24日(土) 北海道:いわみざわ公園野外音楽堂キタオン
出演アーティスト/出演会場
※ゴスペラーズ(2)/東京・北海道
※渡辺美里(2)/東京・北海道
※Sing Like Talking(4)/東京・北海道
※カサリンチュ(5)/東京
※HY(初)/東京
※坂本美雨(2)/東京
※角松敏生(初)/東京・北海道
※押尾コータロー(10)/東京・北海道
※藤井フミヤ&藤井尚之(F-BLOOD) (初)/東京・北海道
※→Pia-no-jaC←(3)/東京
※憂歌団(初)/東京
※WEAVER(2)/東京
※宮沢和史(初)/東京
※鈴木雅之(7)/東京
※葉加瀬太郎(12)/東京・北海道
※松山千春(初)/北海道
(大阪・東京会場の出演順に表記/松山千春は北海道公演のみ出演)

◆情熱大陸 オフィシャルサイト
◆夏フェス2013特集ページ
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