及川光博、アルバム『ファンタスティック城の怪人』の世界を再現したワンマンショーの東京公演が放送決定

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及川光博のアルバム『ファンタスティック城の怪人』の世界を再現したワンマンショーの東京公演がWOWOWで放送される。

俳優としても活躍するアーティスト及川光博。今年3月に及川光博&THE FANTASTIXとしてニューアルバム『ファンタスティック城の怪人』をリリースしたが、この作品は、まるでミュージカル映画のサウンドトラックのようなコンセプチュアルな内容に仕上がっている。

そのアルバムを引っさげて、3月29日のさいたま市文化センター・大ホールから全22公演の全国ツアーがスタートした。及川自身が“ただのコンサートではない及川流ゴシックホラーライブエンターテイメント”と言っているように、アルバムの楽曲や代表曲をただ聴かせるというライブではない。

6月2日(日)、東京・NHKホールでツアー16公演目となるライブが開催された。ヨーロッパのお城を彷彿とさせるロマンティックで耽美的なステージの中、伊武雅刀のナレーションの後に及川光博の肖像画の中から本人が登場。肖像画に描かれているのと同じ、赤い衣装で。

最新アルバムに収録されている「Slave of you」でライブがスタート。キーボードの吉村龍太、ギターのあらケン、ドラムの阿部薫ほか、ツアーメンバー(THE FANTASTIX)でレコーディングされた曲だけに息もぴったり、アルバムの世界観をステージでもキッチリと再現してくれている。

アルバムの内容と同じく、ライブもコンセプチュアルな構成になっていて、及川は“ウォルフガング・ミッチーマイヤー”という名前のヴァンパイアが200年の時を経て愛する人を探すため蘇ったという設定。MCでは満員のファンとの絶妙なコール&レスポンス。かけ声だけではなく、男性ファンに対しては右手を差し出して「遠隔握手」(握手をするようなしぐさ)を、そして女性ファンには「遠隔ハグ」(ハグをするポーズ)や「遠隔おでこチュー」(いかにもおでこにチューをする感じ)などを行い、ファンとの距離を感じさせないサービスはさすが。

安全地帯のカバー「プルシアンブルーの肖像」を含めて、アルバム『ファンタスティック城の怪人』を再現する形でライブは展開。アルバムで感じたストーリーをステージで具現化したことによって、ファンの人たちも観客ではなく、この物語の登場人物(女性の場合はヒロイン)として参加できたのではないだろうか。ラストソングでもある「Don’t forget me」を歌い終わった後は、オープニングとは逆に、肖像画の姿に戻るという演出で第一部が終了。

今回のライブは二部構成。第一部はアルバムの世界を忠実に再現したステージで、第二部は歌とトークを中心としたエンターテインメントショーだ。第二部はファンの悩みや質問にミッチーが即興で応える“愛と哲学の小部屋”で始まり、「CRAZY A GO GO !!」など4曲を披露。第一部のウォルフガング・ミッチーマイヤーから、今度は“及川光博”自身の魅力が堪能できるステージとなった。

アンコールを含めてたっぷり3時間。パフォーマンスはもちろんのこと、笑顔や決めポーズ、会場とのトークなど、常にファンを喜ばせるあたりに彼のエンターテイナーとしての本質が感じられた。

この日の公演の模様は、WOWOWで8月18日(日)16:30より放送されることが決定している。オリジナリティ溢れるワンマンショーを、真夏の夜のお供にたっぷりとお楽しみいただきたい。また、放送を記念してWOWOW加入者の方から抽選で5名様に、直筆サイン入りツアーパンフレットをプレゼントしているのでこちらもお見逃しなく。


「及川光博ワンマンショーツアー2013『ファンタスティック城の怪人~INVITATION~』」
8月18日(日)午後4:30[WOWOWライブ]

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