キマグレン+吉川友のきっかレン。「兄弟みたいな感じです。弟(KUREI)、姉(きっか)、お兄ちゃん(ISEKI)、みたいな。」

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「カフェオーレ」のCMですっかりおなじみ、キマグレンと吉川友のユニット・きっかレン。この夏、精力的に活動をしている彼らに話を伺う機会を得たので、ユニット結成からオリジナル曲となった「あいまいな関係」のこと、そして8月7日にリリースされた吉川友の初ベストアルバム『Best of YOU!』収録の、キマグレンプロデュースによる新曲「八月の花火」について訊いてみた。

ちなみに彼らにとって、これがきっかレンとして初のインタビュー。普段はトークモンスターと化す吉川友だが、ユニットでもその行き当たりばったりなトークで混沌とした時間を作り出す……と、思いきや、どうやらきっか、いつもと勝手が違うようである。

  ◆  ◆  ◆

■ ……恥ずかしい。なんか見られてる。

── 2013年2月でキマグレンの5周年、2014年はOTODAMA10周年。ちょうどこのふたつのメモリアルイヤーの架け橋になるようなプロジェクトがきっかレンですね。昨日、ラジオにも3人でご出演されたとか。

KUREI:そうですね。昨日、初めてきっかレンで生出演しましたね。

── じゃあもう、吉川友のトークモンスターっぷりは……。

ISEKI:そりゃもう(笑)

KUREI:(笑)でも、きっかもすごいですけど、ISEKIもモンスターっぷりがすごいですからね。ISEKIに食われてる感はありますね。

── え、そうなんですか?

ISEKI:そんなことないっすよ。僕、あんましゃべんないタイプなんで。

KUREI:わしゃわしゃわしゃ……と過ぎていく感じです。

── 後でまた詳しくお聞きしますが、噂のあいまいダンスは最近どうですか?

KUREI:この間、OTODAMAの<SEACRET BOX>で、ライブ初あいまいダンスを披露したんですよ。

ISEKI:(あいまいダンスで)友ちゃんが、実に堂々としてた。

吉川友:うん。

── おおっ、きっか頑張った?

吉川友:うん……(しばし沈黙。きっか、周りを見回す)……恥ずかしい。なんか見られてる。

ISEKI:……いやいやいや、取材だよ(笑)。

── (笑)


■ 『ドラクエ』じゃないんだから。

── きっかレンの結成についてなんですが、キマグレンさんが女性ボーカルを探していた、ということですが。

KUREI:そうですね。ふたつのメモリアルイヤーのちょうど中間に位置する2013年は、女性アーティストとのコラボをチャレンジしようと。

── キマグレンさんは、フィーチャリングとして女性ボーカルの方とやってましたよね。

ISEKI:そうですね。May J.もあったし、RYTHEMも。でも今年はオリジナルアルバムを出さないので、今までにやってなかった新しいことをやりたいっていうのがあって。で、そう考えた時に、「イチから作りたいな」という気持ちからユニットを組みつつ、楽曲提供したり、曲を作ってみんなで歌ったりとか。

── で、そんなタイミングでおふたりが出会ったのが吉川友というアーティスト、アイドル……。

KUREI:……モンスター?

吉川友:(無言でKUREIの腕を叩く)

KUREI:痛い痛い痛い(笑)

ISEKI:いいじゃん。モンスターって言われるのって……褒め言葉だよ?

(周りにいたスタッフ含め、全員大爆笑)

吉川友:褒め言葉じゃない(笑)。女の子、女の子。

ISEKI:褒め言葉だよ(笑)。モンスター。いいよ。

吉川友:ヤバい(笑)

── ……に出会った、と。

吉川友:“モンスターに出会った”って『ドラクエ』じゃないんだから。やめてよ(笑)。

(全員爆笑)

ISEKI:洞窟あたりでね。

KUREI:(洞窟のBGMをハミング)

── (笑)きっか以外に候補とかいなかったんですか?

KUREI:そりゃ僕らもこのお仕事させていただいているので、当然、いろんな方と出会いがあるんですが、今回は所属しているユニバーサルが吉川友さんをイチ押しで。「ぜひ、吉川友さんで」と。

ISEKI:いわゆるシンガー・ソングライターの方とかではなく、アイドルといった、ある意味、僕らと別ジャンルの人と一緒に音楽をやっていく。そこに意味を見出したかった、というのもありましたしね。“華やかさ”がほしかったんですよね。もっと。

── 確かに、きっかはパッと見のビジュアルも文句なしですからね。

吉川友:(照れ隠しに近年リリースされた“モンスター”絡みの歌をハミングしている)

KUREI:ボリューム小さめで歌うなよ(笑)

ISEKI:というか、今日、どうした? 普段はよくしゃべるくせに。

KUREI:最近わかったんですよ。俺らと一緒の仕事の時、きっかはトーンダウンするんです。

ISEKI:どこで話に入ったらいいかわかんないんですよ。

吉川友:そう! まだ馴染めなーい。この環境。

(全員爆笑)

KUREI:馴染んでるじゃん(笑)

吉川友:スタッフさんも含むこの環境。馴染めなーい。

ISEKI:いや、でもわかる。いろんなゲストが(キマグレンのところに)きてるけど、みんなそうなる。結構、俺もKUREIもマシンガントークだからね。だから、訊く時は「これどう? 友ちゃん」って訊いてあげると話しやすいと思う。

ISEKI:ただ、(きっかは)突然、訊かれると何も出てこない、というのも最近わかりました。

吉川友:出てくる出てくる! 出てくるけど……。

── なんかきっかの弱点が次々明らかにされてますね。

吉川友:くぅーん(弱った声)。恥ずかしい……。

ISEKI:大丈夫、俺らフォローに回るから。
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