ウィルコ・ジョンソン「僕より友人たちのほうが大変だ」

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10年前、癌により最愛の妻を失ったウィルコ・ジョンソンは、現在、死と向き合う自分よりそれを見守る友人たちのほうがよっぽど辛い思いをしているはずだと考えている。

◆ウィルコ・ジョンソン画像

ジョンソンは『Daily Mirror』紙にこう話した。「10年前、妻が癌で亡くなった。だから、愛する誰かを失うってことがどんなものなのかわかる。死んでいく人を前に、僕らは何もすることができない。最悪だよ。いま、僕より友人たちのほうが大変な思いをしているはずだ」

「妻が亡くなったとき、絶望した。いまでも彼女を愛している。僕の人生で最も辛かったのが、彼女を失ったことだ」「彼女が衰弱していくのを見ていて…、彼女は勇敢で、決して不満を口にしなかった。素晴らしい女性だった。ああ、僕も彼女をお手本に生きられたらって思うよ」

2013年1月に末期癌により余命10ヵ月だと宣告されたウィルソンは、いまこんな思いを抱いているそうだ。「8ヵ月前、あと10ヵ月の命だって言われた。でも、僕はまだいい気分だ」「いつ危機が訪れるかわからない。だから、僕らはただプレイし続けるだけだ」

ジョンソンは8月、4つのフェスティヴァルに出演。現在のところ、さらなる公演の日程は発表されていないが、ニュー・アルバムに向けレコーディング・セッションをスタートしたといわれている。

Ako Suzuki, London
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