【イベントレポート】<JFL 20th ANNIVERSARY LIVE FOR THE NEXT>大阪公演、斉藤和義とNICO Touches the Wallsが共演

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斉藤和義とNICO Touches the Wallsを迎えるカタチで9月9日、<JFL 20th ANNIVERSARY LIVE FOR THE NEXT Supported by「Music Unlimited」>大阪公演がZepp Namba OSAKAにて開催された。

◆斉藤和義&NICO Touches the Walls 拡大画像

東京のJ-WAVEや大阪のFM802をはじめ、北海道のFM NORTH WAVE、名古屋のZIP-FM、福岡のcross fmなど全国5局によるJFL(JAPAN FM LEAGUE)が、今年10月に結成20周年を迎えたことを記念して開催中の音楽イベントが<JFL 20th ANNIVERSARY LIVE FOR THE NEXT>だ。これは“FOR THE NEXT”をメッセージテーマに掲げて展開するプロジェクトの一環であり、第一回目となった9月5日の東京公演に続いて、大阪公演がZepp Namba OSAKAで行われた。

出演したのは、JFL20周年のアニバーサリーソング「カーラジオ」を書き下ろし、自身もデビュー20周年を迎えた斉藤和義と、デビューから6年になるNICO Touches the Wallsの2組だ。実力派の競演に、2,500名のロックファンでぎっしり埋まった会場は大いに盛り上がった。

最初に登場したのはNICO Touches the Wallsだ。「大阪をブチ盛り上げたいと思います!!」というボーカル&ギターの光村龍哉による第一声でライブが始まった。2013年も夏フェスなどで存在感を示した確かな演奏力を前面に、光村を含む2人のギター、ベースのフロント3人が曲の間奏で打楽器合戦を披露した「夏の大三角形」、痛快かつキャッチーな最新シングル「ニワカ雨ニモ負ケズ」、そして会場がひとつになってサビを大合唱した「手をたたけ」など、彼らの持ち味である重厚なロックサウンドでオーディエンスを圧倒する。

このライブ前日に28歳の誕生日を迎えた光村が、「ホールツアーをやっていたので、ライブハウスは久しぶり。メンバーの平均年齢が27.75歳からやっと28歳になって、大人になった僕たちを、いの一番に見ていただきたい」と語った意気込み通り、堂々としたステージとなった。

一方の斉藤和義も、豊富なキャリアに裏打ちされた余裕のステージを展開した。「今日はね、NICO Touches the Wallsさんと一緒ということで気合い入っております!!」と、珍しくも若いバンドに対する対抗心をあらわにした熱い言葉を放ち、会場は一気に沸く。

この日彼が演奏したのはおなじみのヒット曲から開放的なロックナンバーとなった新曲の「Always」まで、まるで20年のキャリアを凝縮すると言ってもいいような構成。中でも、重厚なロックビートと力強い歌声が印象的な「カーラジオ」は、彼なりのラジオに対する思いを綴ったリアルな世界観で、オーディエンスも大いにその魅力に引き込まれていた。

メッセージが明確で共感性の高い歌詞、そしてロック、ブルースなどを独自に消化したサウンド。「20年、長いのか短いのか、よくわからない……」と言いながらも、明らかに斉藤和義ワールドが確立していることを証明するステージだった。

熱狂的な声援や手拍子に応えてアンコールで再び斉藤和義が登場した。最後には、先にステージを終えていたNICO Touches the Wallsを改めて呼び入れ、コラボステージも実現した。それぞれマラカス、タンバリンなどを持ったNICO Touches the Wallsバンドのメンバーとともに代表曲のひとつ「歩いて帰ろう」が会場全体で大合唱される。大盛り上がりのまま、こうしてこの日のライブが終了した。

なお、この日の模様は、9月23日(月・祝)午後7時からのFM802の番組『JFL 20th ANNIVERSARY SPECIAL FOR THE NEXT』内で放送されることが決定している。お楽しみに。

取材・文◎金本真一
撮影◎渡邉一生

■<JFL 20th ANNIVERSARY LIVE FOR THE NEXT Supported by 「Music Unlimited」>
【大阪】9月09日(月) 斉藤和義 × NICO Touches the Walls @ Zepp Namba
【福岡】9月10日(火) 斉藤和義 × 山崎まさよし @ Zepp Fukuoka
【名古屋】9月12日(木) 斉藤和義 × THE BAWDIES @ Zepp Nagoya
【札幌】9月17日(火) 斉藤和義 × HY @ Zepp Sapporo
※チケット発売中(大阪はSOLD OUT)
※当日券も販売されます。

◆JFL 20th ANNIVERSARY FOR THE NEXT特設サイト
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