【ライブレポート】シャ乱Q、ヒット曲オンパレードの7年ぶりライブツアーが終了

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シャ乱Qの7年ぶりとなるライブツアー<シャ乱Q 結成25周年記念ライブツアー 2013 秋の乱~シハンセイキ伝説~>の最終追加公演が、9月21日に中野サンプラザにて開催された。

◆<シャ乱Q 結成25周年記念ライブツアー 2013 秋の乱~シハンセイキ伝説~> 画像

開演前に報道陣の取材に応えたメンバー。ツアーラストの公演に向けて、つんく♂は「気合はバッチリ。」と短く一言。まことは「44歳の足跡をくっきりと残したいと思います。」と、たいせいは「若干緊張してます。最終日に対しての。」とコメントし、リーダーのはたけは「まだまだもっといっぱいやりたい。やっとバンドとしての“そうそうこんな感じ!”というのも思い出してきたというか。」と、久しぶりのツアーが終わってしまうことに名残惜しそうな様子を見せた。

また、シャ乱Qとしての今後の活動については、未来から見た時に、今が一番若い状態であることから「“今の若さをどう維持するか”をテーマに、音楽作って、みなさんと同じ時間を共有できるかな、と思います。」と、これまでと同様に自分たちのペースで活動していくことを期待させる。そしてこれから先、シャ乱Qとしての何か新しい試みを行なう予定はあるのかという報道陣からの質問には、「メンバーを募集する?」といったジョークも飛び出していた。

「今回、短いツアーでしたけども、今日うまくいけば大成功ということでね。きてくれたみなさん、ありがとうございます。そして行きたかったけど行けなかった人は残念ですけども、もしかしたら小出しで、YouTubeとかに部分だけあげたりするかもしれませんから、そのへんも楽しみにしていただけたらと思います。今日はモーニング娘。が(ツアー)初日なので、座間の方で。そっちもちょっと気にしながら。(報道陣「どっちが盛り上がりますか?」) いや、こっちが盛り上がりますよ(笑)。」── つんく♂(シャ乱Q)

途中に15分の休憩を挟む形で実施された約3時間近い公演は、シャ乱Q13枚目のシングル曲だった「そんなもんだろう」からスタート。蓋を開けてみると、往年のファンはもちろんいる中で、「高校生や若い子、そして半分くらいは男」という、メンバー自身、7年前のツアーとはまた違った客層に新鮮さを感じていた今回のツアー。この日も詰めかけた2000人のオーディエンスはもちろん冒頭から総立ちだ。

「オーケー、元気ですか! シャ乱Qでーす。今日はぶっ飛ばして行くよ!」

シングル曲のみを披露していくだけでも、公演時間をオーバーしてしまうということで、2ndシングル「とってもメリーゴーランド」やTBS系アニメ『魔術士オーフェン』のオープニングテーマだった「愛 Just on my Love」など6曲を、これまであまりやって来なかったメドレー形式で披露。ヒット曲を全部聴いていって楽しんで帰ってもらいたいというサービス精神を覗かせるシャ乱Q。客席側もそんなメンバーの気持ちに応えるように、一緒に歌詞を口ずさみながら盛り上がる。

なおもヒット曲は続く。「こんなにあなたを愛しているのに」をしっとりと聴かせた後に「いいわけ」で迫力のステージを見せると、7月17日にリリースされたセルフカバー『「シングルベッド」』で、前半を締めくくった。

衣装もチェンジしての後半戦は、たいせいのDJ&ツアーグッズ紹介コーナーあり、はがきコーナーあり、アコースティックセッションありと遊び心が満載。アコースティックでは、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』の出囃子だった松本人志作詞作曲の「タクシードライバー」をたいせいが歌いあげるというレアなパフォーマンスも。そんなコミカルな姿に笑顔と喝采が会場に満ち溢れる。

本編ラストは、「ラーメン大好き小池さんの唄」「ズルい女」とスリリングなロックサウンドでたたみかけての「空を見なよ」。ステージの照明や演出効果とも相まって、多幸感に溢れるエンディングとなった。

そしてアンコールでは、シャ乱Qのデビュー曲「18ヶ月」に「パワーソング」と続く。まだまだ鳴り止まないアンコールに、ツアー全体を締めくくる最後の曲として歌われたのは、シャ乱Qが今の成功を掴むきっかけとなった、1994年1月リリースの4枚目のシングル曲「上・京・物・語」。


「今年に入ってから準備して、今日でファイナルとかちょっと寂しい気持ちもあるんですが。自分たち精一杯演奏して、みんなに喜んでもらおうと思ってやってきたんですが、本当に、あの、今日もそうなんですが、きてくれているみなさんが本当に笑顔でいてくれたのが、僕たちのはすごく力になりました。ありがとうございました。また、いつか。いつかまたライブでみんなと会えることを目指して頑張っていきますんで。よろしくお願いします。」── たいせい

「あらためて中野サンプラザで演奏しながらですね、同じステージの上で、メンバーたちの息遣いを感じながら、そしてみなさんの声援を受けながら演奏するこの時間の、かけがえのない一瞬一瞬を噛み締めながら演奏いたしました。本当に今日はありがとうございました。」── まこと

「みなさん楽しめましたか? いろんな人がきてくれてありがとうございます。まだまだライブやりたいと思いますけど、みなさん満足しましたか? もっと? まぁ、ちょっとわからへんけど、俺らもみんなやりたいからな。俺らもできる限り、早く実現したいと思います。そん時は、また誘うんで、絶対来てな。もっといっぱいきてな。友達も呼んできてな。お前ら最高やありがとう。」── はたけ

「本当にたくさんのみなさんにきていただきまして。今日も朝、5時に私は目が覚めまして。いろいろ準備しながらやってきたわけですが、1日が経つのはあっという間なんですけども、コンサートの2時間3時間はすごい充実しておりまして、みなさんとともに過ごせた事、力になりました。小さい子たちはオネムな時間ですが、頑張ってな(笑)。いろんなファンのみなさんに愛されているシャ乱Qだなと思いましたし、いろんな作品作りに邁進していきたいなとも思います。最初の取材(2013年1月15日に実施されたシャ乱Q再始動の会見)で言ってましたように、“「シングルベッド」で紅白”という目標もあるので。アップフロントとしてどれで行くかはわからないんですけど、アリス、森高さん……。そしてモーニング娘。が上り調子で。(はたけ「俺らで勝手にやるしかないな(笑)」)頑張っていきましょう。みなさん応援よろしくお願いします。」── つんく♂

会場が一体となった熱気に包まれながら、あの頃と同じような華やかさと少しの切なさ。そして空間いっぱいに散りばめられたシャ乱Qエンターテインメント。7年ぶりのライブツアーは大成功の幕引きとなった。


text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
◆ライブレポート チャンネル
◆シャ乱Q オフィシャルサイト

◆【月刊BARKS つんく♂ロングインタビュー vol.2】シャ乱Qは常に未完成。「シングルベッド」秘話から反動としてのモーニング娘。
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