【Kawaii girl Japan/ライブレポート】「初めて客席から風男塾みたんですけど、すごくかっこよかったよ。」風男塾、渋公で2000人との“絆”

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8月31日(土)、<風男塾乱舞TOUR2013~全国12ヶ所 壱ダースの刻~>のツアーファイナルとなる渋谷公会堂公演が行われた。衝撃の新ビジュアル披露、新曲初披露と夏の終わりにふさわしい、熱いライブとなった。

◆風男塾 ライブ写真

会場にはそれぞれの推しメンカラーのTシャツ、サイリウムを持ったファンがスタートを待ちわびていた。ライブスタート前の恒例の前説には、ツアー途中から体調不良の為ライブを欠席していた流原蓮次からのコメントメッセージが流れた。

今回は初の渋谷公会堂ということもあり、ステージセットを使用した奈落からの登場。登場時のメンバーのポーズも更にイケメン度が増してキマっている。

メンバーの出身地が歌詞に織り込まれた「my home town」でライブはスタート。同楽曲はツアー各地でその土地のオリジナルの歌詞が披露されていたが、もちろんファイナルは“ついに来たぜ東京!”。

「やってきましたツアーファイナル!そして来ちゃいました渋谷公会堂!」と赤園虎次郎が挨拶。「出てくるまでスーンって(人がいない)感じだったらどうしようって思ってたんですけど」と武器屋桃太郎の心配をよそに会場は満員を証明するようにサイリウムがカラフルに揺れる。興奮を抑えきれず、身体を縦に揺らす愛刃健水に、「ちょっと、けんちゃん。テンション高いよ!」と武器屋桃太郎のツッコミはなんのその。ハイテンションは止まらず「言いたくなってきた!ヒラケンガ!」と叫ぶ。(※「ヒラケンガ」が気になる人は風男塾の過去のブログをチェックしてみよう)


「Love Spider」ではまさに“運命の赤い糸”のような赤い光線をメンバーが放ち、「哀戦歌」の曲中では敵との殺陣を披露。その中でサラリと、地方で披露されていた青明寺浦正の“宿題”・掃除機プロレスも織り込まれていた。

今回各会場でメンバーそれぞれに課せられていた宿題。緑川狂平は即興アート、瀬斗光黄はギター弾き語り、武器屋桃太郎はピアノ弾き語り、雪村涼真はバレエ、赤園虎次郎&愛刃健水は“URAREN”の「BOY'S LOVE~拳のハーモニー編~」と、新しい一面をファンに披露していた。

2013年から日本相撲協会公認ソング「RIKISHI-MAN」を両国国技館などで披露するなど、相撲と関わりの深い風男塾。そんな風男塾の記念すべき渋谷公会堂公演に横綱白鵬関もサプライズで花束を持ってステージに登場。突然の登場に虎次郎は「緊張しすぎて何も話せなかったよ」と。また「RIKISHI-MAN」のパフォーマンスには日本相撲協会公式キャラクター“ひよの山”と“赤鷲”が登場し、風男塾と共にステージを盛り上げた。

男らしくキメる「風一揆」、妖艶、そしてクールにハットダンスで魅せる「野良猫マリア」。虎次郎&健水のコンサ・ドゥ・ワニーナはダンサーを従えてのスペシャルバージョンの「MOVE」。


ライブの転換映像ではお馴染み、全国のお嬢様の心を掴んで離さない『モテモテ劇場』。今回は芸能界にも『モテモテ劇場』を広めようということで、クリス松村、朝丘雪路にいつもの“CLUB風男塾”のノリで突撃してみるものの一筋縄ではいかず、メンバーもタジタジ。しかしここは“イケメンパワー”でお嬢様をおもてなし!『モテモテ劇場-芸能人ver.-』も大成功に幕を閉じた・・・と思いきや、朝丘雪路に「和の心がたりない」と、収録後3時間の舞踊の稽古が行われたそうだ。また、その他の映像では思わず真似したくなる『おとこまえ体操第2』、そして『涼真先生による風進ハイスクール』による「人生わははっ!音頭」の振り付け講座が行われた。

ハッピに提灯に太鼓を掲げた祭り人(ダンサー)たちが登場し、夏祭り風にアレンジされた「人生わははっ!音頭」。そして「棚田米」「無敵!夏休み」と風男塾和ソングメドレーが続き、まだまだ夏は終わらない!とばかりに会場全体で踊る。


9月18日にリリースとなった「男装レボリューション」の新ビジュアルもこの日初披露となった。今までのビジュアルとは一転、メッシュにパンク風なやんちゃなスタイルへと変貌。またこの日「男装レボリューション」のカップリング曲「カクテル・オン・ザ・ビーチ」も初披露された。

ライブ終了後にOfficial YouTubeにて公開された「男装レボリューション」のMV。スマートフォンでさっそく映像をみていたファンが、「女の子が!」「ヤバイ!」と、MVも今までにない演出に黄色い声を上げていた。

アンコールでのMCでメンバーが全国ツアーの感想を述べるなか、虎次郎が「一番悔しかったのは蓮次だと思うんですよ。ほんとに皆の顔を見たかったと思うし、みんなに会いたかったと思います。そんな蓮次ですが実は、どうしてもということで渋谷公会堂に来てくれました!」まさかの蓮次の登場に割れんばかりの歓声、そして涙するファンも。

そんな中、蓮次はいつものコール&レスポンス「今夜も」(蓮次)「イケメンの無駄づかい!」(ファン)「流原蓮次です」(蓮次)「蓮さま蓮さま」(ファン)といつものノリで登場。ツアーに参加出来なかったことをファンに謝罪し、しかし渋谷公会堂への想いについて「どうしても渋公に行きたい!間にあわなかったら当日券買ってでもきた」と冗談を交えつつ「初めて客席から風男塾みたんですけど、すごくかっこよかったよ」と、なかなか生で見ることのない、風男塾のかっこよさを改めて感じ取っていた。

「こうしてまた8人揃ってステージに立つことができて嬉しいです。色々なことがあって、このツアーでメンバーとファンの皆さんとの絆を確かめることが出来ました。この絆をずとずっと大切にして歩んでいけたらなと思います。」―― 虎次郎

ラストは8人揃っての「絆」。メンバー、そしてファンのみんなが改めて絆を感じたことだろう。

  ◆  ◆  ◆

そしてライブの翌週、9月6日に流原蓮次が風男塾からの卒業することを『熱闘!風男塾.net』の生放送で発表した。

「中途半端な自分を愛せるか?妥協だらけの時間をもう一度繰り返せるか?僕なら絶対嫌です。死ぬ間際に、もう一度繰り返したい!と思える味わい深い人生は、自分自身でないと作ることができません」
「メンバーと道順が違えど、これからの人生も回遊魚のように立ち止まらず大きな目標を追い続けます。自身の在り方をもって証明できるよう誤魔化すことなく、信念を貫き通します。」―― 流原蓮次

そうブログに綴った蓮次。踊ることができず“歌でみんなを元気にする”という風男塾の活動に参加できない=風男塾の本質に参加出来ないことに対し蓮次が出した答えだった。蓮次がこれから進む道を、8月31日の渋谷公会堂で感じた“絆”を思い出し、これからも応援していきたい。

(セットリスト)
01.my home town
02.17's☆STAR
03.勝つんだ!
04.Love Spider
05.下を向いて帰ろう
06.八常の武器
07.哀戦歌
08.夢幻のプロキオン
09.勇気のFLAG
モテモテ劇場 ?芸能人ver.-
10.風一揆
11.野良猫マリア
12.MOVE
13.きまぐれのやる気
14.雨ときどき晴れのち虹
15.風にのって
おとこまえ体操第2?振り付け講座
16.人生わははっ!音頭?人生わははっ!
17.棚田米
18.RIKISHI-MAN
19.無敵!夏休み
20.いい男
ツアー宿題ダイジェスト?新曲フリ
21.男装レボリューション
22.同じ時代に生まれた若者たち
アンコール
EN01.カクテル・オン・ザ・ビーチ
EN02.絆

●text by Kiralin_Kawaii girl Japan編集部

■New Release<初回限定盤A>
TECI-316 POS:4988004128349 ¥1,500
(DVD品番:TEBI-15273)
1.男装レボリューション
2.カクテル・オン・ザ・ビーチ
特典DVD:「男装レボリューション」Music Video FULL ver.

<初回限定盤B>
TECI-317 POS:4988004128356 ¥1,500
(DVD品番:TEBI-15274)
1.男装レボリューション
2.カクテル・オン・ザ・ビーチ
特典DVD:「男装レボリューション」 MVメイキング映像

<通常盤>
TECI-318 POS:4988004128363 ¥1,000
1.男装レボリューション
2.カクテル・オン・ザ・ビーチ
3.大航海ボーイ
4.男装レボリューション (Instrumental)
5.カクテル・オン・ザ・ビーチ (Instrumental)
6.大航海ボーイ(Instrumental)

■Event Schedule
<「男装レボリューション」風ベントサーキット>
9月28日 <大阪> マーケットプレイスあべのキューズモール 3階 スカイコート
9月29日 <兵庫> 阪急西宮ガーデンズ4Fスカイガーデン木の葉のステージ

■Live Schedule
<風執事の文化祭 1日目>
2013年11月9日(土)東京キネマ倶楽部
開場15:00/開演15:30
スタンディング¥3,500 (税込・入場時別途ドリンク代必要)

<風執事の文化祭 2日目>
2013年11月10日(日)東京キネマ倶楽部
開場14:00/開演14:30
スタンディング¥3,500 (税込・入場時別途ドリンク代必要)


◆風男塾 オフィシャルサイト
◆Kawaii girl Japan
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