クイーン、フレディ・マーキュリー役の俳優を解雇した理由を語る

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クイーンのフロントマン、故フレディ・マーキュリーの伝記映画で主役を演じはずだったサシャ・バロン・コーエンが降板したことについて、クイーンのメンバーがその理由を明かした。コーエンが自ら役を降りたのではなく、ブライアン・メイ(G)とロジャー・テイラー(Dr)が彼を解雇したようだ。

◆フレディ・マーキュリー画像

コーエンは映画を「フレディの本質に迫るあからさまなものにしたい」と考えていたものの、クイーンのメンバーには「家族向けの作品にしたい」との希望があり、意見が分裂したといわれていたが、ロジャー・テイラー(Dr)はコメディ色の強い彼は相応しくなかったと『The Sun』紙に話している。「サシャは相応しくないって感じたんだ。僕ら(映画を)ジョークにはしたくなかった。感動的なものにしたいんだ」

しかしながら、コーエンはコメディ・タッチの映画だけでなく『Les Miserables』や『Hugo』などでシリアスな役も演じており、彼の仕事仲間で脚本家のDan Mazerはクイーンの観方に意を唱えている。

コーエンが降板したことで映画の制作が白紙に戻ったわけではないようだが、現在のところ、代わりの俳優は決まっていない。

Ako Suzuki, London
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