ケツメイシ、2年ぶりのツアーを爆笑トークで振り返る。「飲み屋で仲のいい近所のおじちゃんもツアーに来てくれたんです」

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──他にもDVDには、タイへ行き「幻の巨大魚」を釣り上げるという壮大? なドキュメンタリー映像も。

RYOJI:「ただライヴのドキュメンタリーを入れているだけでは、正直観ている人が楽しめないだろうと、それで最近RYOさんが釣りにハマっているという話から、海外に行って幻の魚でも取りに行こうかってことになりましてね」

DJ KOHNO:「実際にやってみると、僕のほうがハマってしまいまして(笑)。大量に釣れたんですよ、しかもナマズ種ばかり。それで、釣り堀で働いている人に仕掛けとか変えたいと言ったら、怒られました(笑)。簡単に釣れるもんじゃないって」

RYOJI:「毎回、釣るたびに、こんな大きな魚見たことない! って言うんですけど、いつも同じ大きさ。よく見たら同じ魚じゃん!って(笑)」

DJ KOHNO:「そう。いつも引っかかるらしくって、口の周りが傷だらけ(笑)」

──(笑)。そして、ドキュメンタリーには衝撃的な結末が待っていますね。

RYO:「そこで、ピラルクっていう3mくらいの大魚が釣れるという話で、それが捕まえられたら終了という展開だったんですけど、結局ダメで……(苦笑)」

RYOJI:「でも、あれこそ幻の生物が登場します」

──そんなみなさんが釣りに興じている間に、大蔵さんは現地の美女?いやレディー・ボーイと!?

大蔵:「(苦笑)。挨拶ですぐにわかりましたよ、声が低いんで(笑)」

RYOJI:「パッと見たらかわいいし、もう暑くて仕方なかったんで、あれでもいいかな?って(笑)暑さって怖いですね。心の熱中症対策もしっかりしないと」

──(笑)。またさらにDVDには大蔵さんのコント突っ込み傑作選も。

大蔵:「改めて観ると、こっ恥ずかしくなりましたよ(笑)」

DJ KOHNO:「ダイヤの心臓の持ち主なのに!?」

──でも、かなりアドリブ入ってましたよね。会場もドッカンと笑いが起こっていましたよ。

大蔵:「ある程度、お約束みたいなものもあるんですけど。アドリブをぶっ込まれたりすることもありましたね。ウケるかどうかわからないけど、楽しくやらさせていただきました。だから、ウケた時は、かなりうれしかったですね」

──そんなライヴ映像以外にも見所満載のDVD。タイトルは『ケツの穴…らへん』だそうですが。

RYOJI:「入門篇から始まって、前作が応用篇だったんで、どうしようかと」

RYO:「らへん、までいったら後は好きなもの入れられるかなって(笑)」

──そんなDVDの見所を教えてください。

RYOJI:「(会場に足を運んでくれた人にとっては)もちろん自分達が観たものをもう一度体験することができる内容になっていると思いますが、違うアングルで見ると、こんなこともあったんだって。もう一度感動してもらえると思います。また楽曲自体もいいなと改めて感じてもらえたら」

DJ KOHNO:「最近はライヴに親子連れで遊びに来てくれる人も増えていて、僕らのステージをきっかけにDJやりたくなったという声を聞く機会が増えてきました。こんなに大きな規模の場所でDJをするアーティストってなかなかいないし、またターンテーブルをまわす以外のこともしているので、他とは違う感覚なのかもしれないですけど。いろんな部分から攻めて、DJの可能性の幅を広げている部分も感じ取ってほしいですね」

大蔵:「面白いことを追求するため、新しいものに挑戦し続ける僕らを感じてほしいですね。また、ライヴに来たことのない人は、このDVDを通じてケツメイシってこんな人達だったんだとか、今度のライヴには足を運びたいって思えてもらえたら。僕ら、誰が来ても楽しめる内容にしているので、ライヴに行くきっかけになる作品になれば」

RYO:「僕はこれまで自分のDVDって観たことないんですよね。僕ら、上手さで勝負しているワケではないので、観てしまうとアラばかりが見えてくるから(苦笑)。なので、老後の楽しみに観ようかと。それまで<何へん>まで出るかわからないですけど……」

──また、このDVDをリリースしたことによって、次なる作品やツアーの構想も浮かんできたのでは?と。

RYO:「いやぁ、半年ずっとツアーに集中していたんで、ちょっと疲れまして……。次に何をやるかまで、頭がまわらない」

大蔵:「うん。とりあえずリフレッシュして何をやるか決めたいかも」

RYOJI:「僕は逆に、すぐに次の制作に取りかかりたいくらい。今回のアルバムやツアーで、振り幅をいいところまで振ることができたので。結果、ファン半分を敵にまわしましたけど(笑)、そういう作品が出来るのって珍しい。また、新たな音を作ってくれるチームにも出会えたし。次はとんでもないものを作れる気がするんですよ」

──ライヴのMCではディナーショーを見据えてとか、さきほどRYOさんは虎を出したいなど、次のツアーのアイデアもチラリとあるのでは?

大蔵:「どうでしょうね? まずは次のアルバムを作ってから、どういうライヴにするか決めるって流れなので」

──楽しみにしています!さて。今回のツアーでは、RYOさんが突然坊主になったり、RYOJIさんが男気をみせたりするような事件(これらはDVDにも収録)が起こっていますが、印象深い出来事は何ですか?

DJ KOHNO:「新潟での打ち上げで、僕が酔っぱらった勢いでボケてみたんですよ。そうしたら、大蔵君から容赦ないツッコミが。心臓が止まって、AEDを用意してもらおうかと思ったくらいの衝撃でした(笑)。これからは酒の席でボケるのはやめておこうと……」

大蔵:「すみません(苦笑)。僕はやはりRYOさんの坊主でしたね。事の発端は、夜中に酔っぱらった勢いで、僕のバリカンでマネージャーの髪をRYOさんが刈ったことからなんですけど」

RYO:「これ電池入ってる? 試していい? ってことで、ついマネージャーの髪を逆モヒカンに……」

──その勢いで、RYOさんも自分の頭に?

DJ KOHNO:「マネージャーも、面白がって逆モヒカンにしていたのが、いいですよね」

RYOJI:「そうしたら翌日、モヒカンのスタッフがいることが判明して、頭をあわせたら、鍵のようにぴったり重なり、新しい世界が開けたねって(笑)」

──本当に楽しいクルーのみなさんばかりですよね。仲間に入りたくなります。

RYOJI:「参加するもんじゃないですよ(苦笑)。それまで、さまざまな苦労をして、達成したからこそ、生まれた楽しさなので。また、現在スタッフは募集していません(笑)。いきなり坊主になって、売り込みに来てもダメですよ! 僕ら坊主集団ではありませんので(笑)」

──また、今回ツアーをしたことで、メンバーそれぞれの新しい魅力や可能性を発見できましたか?

RYOJI:「今回のツアーでいろんなことを試してみて、僕らまだまだイケる人達だなって思いましたね」

DJ KOHNO:「またくだらないことばかり話していますが、いつも話が尽きないのはすごいなって」

大蔵:「これから何ができるか? という話も尽きないですし」

RYO:「日が昇っても、どこかで飲んでいるような元気がまだまだあるんだなって(笑)」


◆BARKSインタビュー
◆ケツメイシ オフィシャルサイト
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