【イベントレポート】「まんが王国」を名乗る高知県と鳥取県、秋葉原で<まんが王国会議>を開催

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どちらも「まんが王国」を名乗る県同士として、高知県と鳥取県が2013年3月に「まんが王国友好通商条約」を締結、その相互協力の一環として、<高知x鳥取 まんが王国会議 in AKIBA>なるイベントが、10月14日(月・祝)秋葉原のベルサール秋葉原で開催となった。

◆<高知x鳥取 まんが王国会議 in AKIBA>画像

この<まんが王国会議>では、11時から次々とステージ上で様々なプログラムが開催され、両県にゆかりの声優たちによるトークステージをはじめ、ご当地アイドルも登場し笑顔あふれるパフォーマンスを繰り広げた。

高知県からは、ご当地アイドルの「土佐おもてなし勤王党」と「はちきんガールズ」が、鳥取県からは女性2人組のご当地アイドル「チェリップ」とまんが王国とっとりPRキャラバン隊の「バードプリンセス」が登場、歌やダンスのパフォーマンスで両県を大いに盛り上げた。「はちきんガールズ」は高知県の名産「生姜」をモチーフにした歌で地元をアピール、また2012年に鳥取で行われた<国際まんが博>を機にデビューした「チェリップ」は、秋葉原でも人気を博し声援に笑顔で応えていた。

また13時からは、両県それぞれ出身の漫画家が相手の県を取材してまんがで発表するというクロス取材まんがレポートを実施。15時からは、両県知事に加えて海洋堂の宮脇修一社長、水木しげる記念館の庄司行男館長、それに漫画家の里中満智子先生をゲストに迎えて生討論会が繰り広げられた。まんがに関わりのあるミュージアムの実績や、クリエイターの立場から県行政への期待などが飛び交うこととなった。

「鳥取県と連携させてもらったことで、今日のイベントにも多くのお客さんに足を運んでもらうことができました。まんが王国を称する者同士、もっとタッグを組み、絆を深くしたいと感じました。友好通商条約の取組はまだ始まったばかりです。今後の戦略はまだ明かせませんが、これで終わりではないことは伝えたい。まんがの無限の可能性を考えると、様々な領域で活用できるはずですから。さらに価値観も共有できる秋葉原の皆さんとも、是非連携を深めたいと考えています。」──高知県 尾﨑知事

「アニメ「Free!」のグッズや作品に登場する「焼きサバ」のサバサンドに並ぶ行列を見て、秋葉原の熱気を感じました。「まんが」は、海外からも人を呼び込む力があります。今後は世界征服を目指して参ります。まだその戦略は明かせませんが(笑)。また地方には、自然や食べものなどの魅力がたくさんあります。でも「まんが」が加わることで、客層が広がることを実感しました。友好通商条約も締結したことですし、高知県との連携をますます深め、地域おこしを進めていきたいと思います」──鳥取県 平井知事

高知県と鳥取県は、人材育成や産業振興、観光客誘致など、今後もまんがを切り口に様々な形で協力しあっていくとのこと。今後の展開も楽しみだ。

<高知x鳥取 まんが王国会議 in AKIBA>
2013年10月14日(月・祝)11:00〜17:00
@東京都秋葉原 ベルサール秋葉原
主催:高知県、鳥取県
後援:千代田区
協力:NPO法人 秋葉原観光推進協会
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