バンバンバザール、「アーリーバード」ライブ音源をDSD64(2.8MHz/1bit)でフリー公開

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バンバンバザールが「アーリーバード」のライブバージョンをDSD64(2.8MHz/1bit)フォーマットでフリー公開した。ダウンロード自体はだれでもできる無料配信だ。

この音源は、高級オーディオプレイヤーAKシリーズのオーナー及び将来のAKシリーズ・オーナーの為に最高品質のサウンドを提供しようという、Astell&Kernブランドの音源制作企画第一弾として制作された音源である。

ポイントは何と言ってもDSD64(2.8MHz/1bit)フォーマットである点だが、なんとネイティブDSDフォーマットで録音/ミックスされているというこだわりの音源で、世界に3台しかないKORGのClarityというデジタルオーディオワークステーションを持ち込んでレコーディング&ミックス&マスタリングが行われている。レコーディングエンジニアには、奥田泰次氏、マスタリングエンジニアには木村健太郎氏が迎えられ、野外での録音を敢行している。もちろん現場でのモニタリングは、DSD再生が可能なAstell&Kern AK120だ。

▲Astell&Kern AK120であれば、DSDフォーマットの音源が再生可能。
DSDフォーマットをネイティブのまま音楽制作できるツールは、この世にKORGのClarityしか存在しないが、ミンミンゼミやアブラゼミが合唱のように盛大に鳴いている9月初旬に野外でDSDレコーディングに臨み、DSD2.8MHzを創りだすという取り組みは、おそらく世界にも例がないだろう。

歌謡曲やジャズ、カントリーの要素をも混ぜ合わせ、ユーモアと哀愁が詰まった人肌の音楽を歌うバンバンバザールだが、今回のDSDレコーディングでは相模湖畔のキャンプ場で5曲を収録、「バンバンバザール/バンガロー・セッション」という作品が完成となった。今回公開された「アーリーバード」は、この内の1曲となるものだ。

現場のモニタリングで活躍したAstell&Kern AK120でこの音源を再生すれば、そこは一気に相模湖畔のキャンプ場に早変わりだ。セミの声と川の音、木々のざわめきなど、野外での臨場感が楽しめるレアな音源は、DSDフォーマットが持つなめらかで豊かな表現力と、その自然の生活ノイズも音楽の一部と化した希少なライブの様子を存分に楽しませてくれる。

5曲入り「バンバンバザール/バンガロー・セッション」は、音楽配信サイト「OTOTOY(http://ototoy.jp/music/)」にて、DSD5.6MHz+HQD(24bit/48kHz のWAV)にて配信が同時スタートとなっている。まとめ購入のみ¥1,200だ。

◆「アーリーバード」DSD64(2.8MHz/1bit)ダウンロードサイト
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