【インタビュー&動画】ビリビリッときたら、まっしぐら。ダウト、新作「感電18号」を語る

ツイート

前作「恋アバき、雨ザラし」がオリコンウィークリーチャート初登場10位を記録! そんな勢いづいているダウトが2013年の締めくくりとなる和洋折衷ディスコチューン「感電18号」を発表した。お祭りビートとヘヴィサウンドが合体した「炎天歌」もふくめて踊らにゃソンソン。いいことも悪いこともいろいろあった1年を吹き飛ばす哀愁×痛快シングルに仕上がっている。新曲について、そして、ダウトの中に流れている日本人の血について、メンバー全員に話を聞いた。

■デジタルな曲を想像する人もいると思うんですよ。
でも実はそれとは真逆な歌謡テイストの曲っていう(威吹)


――シングル「感電18号」はタイトルからしてフックがあるというか、思わず“どんな曲?”って聴いてみたくなります。

幸樹(Vo):自分自身、ダウトと出会って“このメンバーだったら、いけるな”って思った経験があるので、“直感”という意味で“感電”という言葉を使ったんです。バンドやら何やらの夢をあきらめかけていた時期だったんだけど、上京した18才の頃の攻めの気持ちを忘れちゃダメだなと思ったので、そこから閃いて『感電18号』って。自分のストーリーをそのまま書くより、恋愛の歌詞にも捉えられるようにしました。ビリビリっときたら、まっしぐらっていう。いろんな人が共感してくれるのかなって想いで書きました。

ひヵる(G):僕もちゃんと説明を聞くまでは恋愛の歌詞だと思ってたから、受け取り方ってホントそれぞれだなって。聴いた人がいろいろ想像できる歌詞だと思います。タイトルはそうくるか?と思いましたね。ビリビリッて衝撃が走ったときのことを『感電18号』っていう言葉にしちゃうのがスゴイ。

威吹(G):タイトルだけだと、デジタルな曲を想像する人もいると思うんですよ。でも実はそれとは真逆な歌謡テイストの曲っていう、いい意味の裏切り感もありましたね。

――確かに。主人公は幸樹さん自身でもあり、いくつになっても永遠のエイティーンでありたいというところからの「感電18号」だっていう。

幸樹:年齢とか、そういうのをあまり気にせずに突っ走っていきたいなっていう気持ちでいるので。

――素朴な疑問なんですけど、歌詞に“落陽”とか“風の頼り”、“横恋慕”とか、ふだん、使わない言葉がたくさん出てくるのが特徴的ですよね。

幸樹:僕、ずっと、こういうスタイルなんですよね。難しい言葉を使おうって意識してるわけでもなく、ふだんから単語をためているわけでもないんです。逆に日常で使うわかりやすい歌詞を書こうとしたら、悩んで時間がかかってしまうぐらい。だから、わりと自然に出てきてる感じです。

――なるほど。「感電18号」は歌モノでありながら、ダンスチューンで、ディスコの王道のフレーズが散りばめられているアレンジも面白い。曲はどんなふうに出来たのですか?

■土俵で演奏してるんですけど、メンバーが塩まいてたりするのは、
“今から行く!”っていう勢いを出したかった(幸樹)。


玲夏(B):デモの時点からアレンジが変わった曲なんです。プロデューサーの方と作業していく段階でアイデアが出てきて。4つ打ちの曲はわりと多いんですけど、ここまでコテコテなディスコの曲は初めてですね。

ひヵる:ギターはテンポがゆったり聴こえないように気をつけましたね。勢いを出すためにいろいろ試して。

威吹:ディスコな曲ですけど、ギターはロック感を出したくて、ちゃらちゃらした感じじゃなくて、ドッシリした音を意識しました。ソロに関してはギターを触る前に頭の中でフレーズを考えてから弾いたのが新たな試みです。そのほうがキャッチーさが出ると思ったので。

ミナセ(Dr):僕は歌がポップで聴きやすい分、サラッと入りやすいだけじゃない曲にしたかったので、大きいノリのリズムを意識して叩きましたね。裏ではアクセントを加えて曲の面白さを出したりとか。

玲夏:初の試みは多かったですね。シンセに対するベースの在り方も考えて、オクターブ奏法にちょっとひねりを入れたり。

――音的に冒険した部分もある曲なんですね。

幸樹:これは演奏を聴いて高揚した曲でもありますね。僕は、いつでも、いちリスナーでいたいというのがあるので、あえて良いスピーカーとか、オーディオシステムでは聴かないんです。

――それこそ、ビリビリッとくるか、こないか。

幸樹:そうですね「感電18号」はテンション上がって、早く歌いたいっ!って。

――ミュージックビデオがまた濃くてユニークなんですけど。

幸樹:土俵で演奏してるんですけど、歌詞の“当たって砕けろ”から、そういう絵になったんですね。メンバーが塩まいてたりするのは、“今から行く!”っていう勢いを出したかった。意味あいはいつも大事にしてます。

――カップリングの「炎天歌」も、にぎやかな曲で、「感電18号」とはまた別のベクトルの踊れる曲ですね。お祭り感覚もあって和洋折衷の曲調が楽しい。

ひカる:幸樹と共作した曲ですね。2人で構成を考えて。

幸樹:最初の段階でサビがピンとこなかったので、じゃあ、メロディーを考えようって。2人で形にしたときはもう少しお祭り音頭的な感じだったんですけど、メンバーと合わせていく段階でまた細かくアレンジしていった曲ですね。

――間奏でヘヴィになるというか、メタル的展開になっていくのも聴きどころですね。

ひヵる:「感電18号」のテーマがディスコだとしたら、これは幕の内弁当みたいな感じですね。デモには仮でドラムやベースも打ちこんでいくんだけど、メンバーがどう解釈して、どういうプレイをしてくれるのか楽しみにしているので、いろんな色というか表情が混ざっている曲なんですよね。

玲夏:幕の内って言葉が出たけど、デモを聴いて、この曲で俺は何がしたいんだろう?って考えて、自分なりに解釈してベースを弾きました。暴れられるというより騒げる曲ですね。

――“度肝を抜く音頭で舞い遊べや これぞ馬鹿騒ぎ”と歌っているけど、ダウトのライブのことを書いた歌詞ですか?

幸樹:そうですね。タイトルどおり、まさに「炎天歌」っていうイメージです。

威吹:ギターもノリ重視。「感電18号」とはまったく逆で思うがままに速弾きしてますね。

――通常盤に収録されている「捜索願い」は、またアプローチが違いますね。シュールな世界観で。

玲夏:形になるまで苦労した曲ですね。静かなバラードにはしたくなかったので、テンポはゆったりしてるんだけど、ガシガシいっちゃう感じのアレンジ。

幸樹:最初、聴いたときはドンヨリしました(笑)。歌詞は逆にポップに書いてやろうと思ったんだけど、壮大なバラードみたいなイメージの内容にはしたくなかったので、何かシュールな雰囲気が出せたらなって。1行目の書き出しに時間がかかりましたね。

――“昨夜の未明頃「喜び」が身投げをした 発生直後から「怒り」の行方が見当たらない”っていう最初の2行が意味深で、ひきこまれます。

幸樹:自分を探すっていう意味あいでの「捜索願い」っていうタイトルにしたんですけど、深くストーリーに入りこんでいく内容なのに、最後、全部が自分なんじゃね? という結論で軽く終わるところが俺は好きなんですね。

――喜んだり、怒ったり、哀しんだりするのも全部ひっくるめて自分なんだよ、ってところで事件解決みたいな?

幸樹:そうですね。

ミナセ:歌が入ったテイクを聴いたら、短編ドラマみたいだなって。解決したような終わり方だけど、聴いている側からしたら、そこからまた考えさせられる。

――曲調も間奏でトリッキーな展開をして、ドラマ性がある。

ミナセ:変拍子入ってますからね。

幸樹:警察シリーズは、ここから続いていくと思いますよ。第2弾は“執行猶予”とか(笑)。

◆インタビュー続きへ
この記事をツイート

この記事の関連情報