【ライブレポート】DIV 、2ndワンマンライヴ<ZERO ONE>は超満員「来年もDIV突っ走ります」

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2014年5月10日にEX THEATER ROPPONGIで2周年ライヴの開催が決定したDIV。彼らの2ndワンマンライヴ<ZERO ONE>が2013年11月3日に新宿BLAZEで行われた。

◆DIV 画像

60秒で即ソールドアウトした公演だけあって会場は超満員。ライヴ開幕直前の緊張感を切り裂く様にSEが流れ、観客が手拍子をする。緊張感に包まれる中、「ゴールデンキネマ劇場」のイントロが流れ、Vocal CHISAの姿がシルエットとして映し出される。歓喜の声が上がる中、幕が落ち、メンバーの姿がステージに見える。拳を突き上げるファンの姿が会場に広がり、これから始まる、長くも短い一夜を予感させた。

一瞬の静寂からBassちょびの「はいはいはいはい!」というかけ声が響き、観客がそれに応える。CHISAが「全員楽しんで行こうぜ」と叫び始まる「LOVE IS DEAD」。そして正確無比なドラムフィルから始まる「毒彩ギーク」、赤い照明に照らされ激しさと美しさの同居した楽曲が会場のボルテージを一気に上げて行く。

照明が赤から紫に変わり始まったのは「ANSWER」、Guitar 将吾のロック味溢れるギターソロが突き刺さり、このライヴの物語を紡いで行く。暗転し、観客がメンバーの名前を叫ぶ声が響く。鳴り止まない歓声を切り裂く様にCHISAが話し出す。「こんばんは、DIVです。」から始まった、本日初となるMCだ。「メンバーの想いが詰まったライヴなので、総てを受け止めて下さい。」と観客に語りかけ、始まった「TASTE OF LIFE」。ピアノの音だけが響き、続くのはディスコファンクを彷彿とさせる「赤裸々ララ」、ちょびが瞬時にストラップを短くし、グルーヴィーなスラップを叩き付ける、細かいキメを正確に決める。その心地よさがグルーヴを作り、上がって行くテンションをサビの4つ打ちで一気に解放する。こういった芸当もできるのか!と彼らのプレイスタイルの幅広さに驚かされる。

突如風が吹いたかの様に始まった「Place」、ストレートな歌詞が突き刺さる。まさに俺たちの居場所はここだ、という意志が伝わってくる。続く「Chocolate Prayer」では再び赤い照明に照らされ会場一帯が強く拳を上げ、メンバーがステージ上を縦横無尽に駆け回る。残響の様にリズムトラックが響く中、CHISAがギターを担ぎ「未成年」が始まる。途中CHISAのギターボーカルのみのパートも有り、憎い演出に会場が酔いしれた。感情たっぷりに歌い上げる「蛍火」ではサビではCHISAと将吾が交互に歌う。こちらもファンには嬉しい演出だ。

伸びやかな歌声が響く「PieceS」から続く「interlude」~「ASTERIOS」では、緑を基調とした光の演出が冴える。ドキドキする様な、少し不安な様な、そんな引き込まれる時間を切り裂くようにステージに掲げられたDIVのエンブレムが閃光を放つ。「揺らせよー!」とCHISAが叫ぶと同時に逆行に照らされるメンバー。会場の温度は急上昇。畳み掛ける様に続く「R×R」、Drums satoshiのツーバスが印象的な「Teddy」と一気に駆け抜ける。ハードな演奏に美しい旋律。そのコントラストがDIVの魅力の一つだと再認識させられる。「会場を夏にしてくれますかー!」とCHISAが叫び始まった「夏の行方」、タオルが舞う会場のボルテージは最高潮だ。

そしてMC、CHISAが次の一曲で終わりだと伝えると会場にどよめきが沸き出す。この素晴らしい時間を終わらせたくない、そんな気持ちに会場が包まれる。「始まりがあれば終わりもある、でも終わりがくれば新しい何かが始まる。」CHISAがそう語りかける。これからまた、新しい何かが始まる、その言葉に会場が一つになり、今回のライヴのタイトルにもなった「ZERO ONE」が奏でられる。光が射す様な希望に包まれ本編が終了した。もちろん会場内には鳴り止まないアンコールの声が響き渡る。Tシャツに着替えたメンバーが登場し、「これからも進化するんで皆もどんどん付いて来て!」とちょび、続く将吾も「ソールドできたのは皆の御陰です。これからも乗り遅れない様に、良いですか?」と想いを語る。寡黙な王子satoshiは語りこそはしなかったがその眼、表情からファンへの感謝が充分に伝わった。

「自分が何で音楽をやっているのか、たくさんの人に音楽を聴いて欲しい。ライヴに来て欲しいからです。次は今の倍以上を目指す、これが僕らの挑戦です。そして、先輩が僕らの道しるべになった様に、僕らもまた、誰かの道しるべになりたいと思う。そして、ここが皆の居場所になったら嬉しいです。」とCHISAが想いの丈を伝える。

「もう一騒ぎしようか!」「俺のミルキーラテが飲みたいか!」とCHISAが叫び黄色い歓声が上がる。テクノ調のポップな「milky latte」が奏でられる。そして最後は明るくハッピーに、と爽やかでストレートなメロディが突き刺さる「太陽の詩」でアンコールは終了。ラストに「僕ら、どんどん0%じゃない可能性を信じて…グングンといくんでよろしくお願いします!」と話していたのが印象的であった。

END SEが流れる中、突如スクリーンが落ち、動画が映し出される。『ZERO ONE』オリコンインディーズチャート一位。そして2ndワンマン60秒即完御礼の<DIV春の感謝祭ツアー>。2014年2月に2枚同時リリースシングル発売、と告知が続く、その度に会場には叫び声に近い歓声が響き渡る。そして「来年もDIV突っ走ります」とメンバーからのメッセージが映し出され、2014年5月10日にEX THEATER ROPPONGIで2周年ライヴ開催決定の文字が映る。DIV過去最大キャパへの挑戦だ。最後にシングル「妄想日記」のMVの一部分が流された。そうして興奮冷めやらぬまま、大盛況の<ZERO ONE>は幕を閉じた。

始動から約一年半、煌びやかなメンバーのルックスに加え、裏打ちされた演奏力と、高い音楽性を武器に快進撃を続けるDIV。今後も彼らから目が離せないだろう。

取材・文◎BARKS編集部 三浦

●リリース
2013/12/11(水)カヴァーシングル「妄想日記」発売決定
【初回生産限定盤】CD+DVD DCCL-123~124 ¥1,575 (tax-in)
1.妄想日記
1.「妄想日記」MV 2.「妄想日記」MVメイキング 3.「東京ネクロポリス博物館」MV(1st Oneman映像)
【通常盤】CDのみ DCCL-125 ¥1,575 (tax-in)
1.妄想日記 2.JUSTICE
【初回生産限定盤、通常盤 W購入者応募特典】
「ちょびの妄想デートDVD」を30名様にプレゼント!
【「妄想日記」発売記念  DIV&カメレオ 合同スペシャルトークイベント】
12/11(水)タワーレコード渋谷店B1 「CUTUP STUDIO」

●ワンマンスケジュール
2ndワンマン60秒即完御礼
<DIV春の感謝祭ツアー>決定!!1st Full Album『ZERO ONE』にて封入先行受付中
2/8(土)福岡DRUM SON [OPEN/START] 16:30/17:00
(問):BEA 092-712-4221
2/9(日)OSAKA MUSE [OPEN/START] 16:30/17:00
(問):キョードーインフォメーション 06-7732-8888
2/11(火・祝) 名古屋ell. FITS ALL [OPEN/START] 16:30/17:00
(問):サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
2/14(金) 渋谷WWW [OPEN/START] 18:00/18:30
(問):キョードー東京 0570-550-799
[一般発売日] 2014/1/12(日)
[ADV/DAY] \3,500 / \4,000 (税込・立見・D代別)

2nd Anniversary LIVE開催決定
5/10(土) EX THEATER ROPPONGI
[OPEN/START] 16:00/17:00
(問):キョードー東京 0570-550-799
[一般発売日]2014/4/5(土)
[ADV/DAY]¥4,200 / ¥4,700(税込・D代別・アリーナスタンディング・スタンド指定席)

●DIV のオフィシャルフォトショップがオープン !
「DIV PHOTO SHOP」はLIVE写真や最新アーティスト写真など1枚からお好きなサイズで高クオリティ紙焼き写真が購入出来る、PC、スマホ対応のオンラインショップです。11月3日@新宿BLAZEのLIVE 写真も販売開始!
http://div.theshop.jp/ (PC・スマホ対応)
●イベントスケジュール
12/15(日)原宿アストロホール
12/23(月・祝)新宿BLAZE
12/27(金)日本武道館
12/31(火)ラフォーレミュージアム六本木
1/5(日)SHIBUYA-AX
4/6(日)京都MUSE
4/8(火)岡山IMAGE
4/10(木)福岡 DRUM Be-1
4/12(土)大阪BIG CAT
4/13(日)名古屋E.L.L

◆DIV オフィシャルサイト
◆BARKSヴィジュアル系・V-ROCKチャンネル「VARKS」
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