FAKE?とMuddy Apesの運命的競演、本気度120%のガチンコ・ツアー開幕

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FAKE?とMuddy Apesの共闘による<ROYAL INFECTIOUS TOUR>が、11月11日名古屋・ボトムラインにて開幕を迎えた。ご存知の通り、FAKE?は現在、KEN LLOYDのソロ・プロジェクト的な成り立ちになっているが、そもそもは彼とINORANが立ち上げたもの。そして、そのINORANがFEEDERのTAKA HIROSE(B)らと始動させたのがMuddy Apesである。その両者が同じステージに立つというだけでも画期的といえるが、さまざまな国籍と活動歴のミュージシャンたちが談笑する開演前の楽屋風景にはとても新鮮なものがあった。そして双方の本気度100%、いや、120%のライヴ・パフォーマンスは当然のように刺激的で、時空を超越したかのような興味深さを伴っていた。

◆FAKE?、Muddy Apes画像

たとえば今回、FAKE?のギタリストに起用されているPABLO(Pay money To my Pain)は、かつてINORAN在籍時代のFAKE?のツアーにも参加歴があり、ベーシストのu:zo(Sonz Of Freedom、ex-RIZE)はINORANのソロ活動時のサポート・メンバーでもある。さらに言うなら、INORANにFEEDERというバンドの存在を教えたのが、実はKENだったとの逸話も。

そんな広い意味でのファミリー的な繋がりを持った面々が一堂に会しながらガチンコのバトルを繰り広げるのだから、楽しくないはずがない。この場では詳しい演奏内容などについては敢えてお伝えせずにおくが、とにかく必見のライヴであることは間違いない。不適切な言い方かもしれないが、両者の音源をまだ聴いたことがない人たちでも理屈抜きに楽しめるはずだから、是非、会場に足を運んで欲しい。

また、現在発売中の『MASSIVE Vol.12』には、このツアー開催を前にしてのKENとINORANの対談記事も掲載されているので、こちらにもご注目いただきたい。

このツアーは13日(水)には大阪BIG CATにて第二幕を、そして15日(金)の東京渋谷O-EASTでファイナルを迎えることになる。両公演とも開演は19時半。東名阪での計3公演というごく短いツアーではあるが、こうした画期的な試みが、次の何かに繋がることを願いたい。ちなみに写真は、名古屋公演時のKEN LLOYDと、Muddy ApesのMAESONとINORAN。メンバーたちの暴れっぷりと、ツイッター上でのやり取りなどにも注目したいところだ。

文・撮影:増田勇一

◆FAKE?オフィシャルサイト
◆Muddy Apesオフィシャルfacebook
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