【インタビュー&動画】Yun*chi、1stシングル 「Your song*」ついにリリース「全体的にドキッ!としてもらえる曲にしたかったんです」

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ミュージック・ジャケット大賞2013の大賞を受賞したことで話題となっているYun*chiが、ついに1stシングル「Your song*」をリリースした。アニメ『ログ・ホライズン』のエンディングテーマとなっている表題曲「Your song*」、音楽番組『J-MELO』発信の企画で世界各国の女子27人とコラボした「Waon*with IroKokoro Project」、さらにはNIRGILISの岩田アッチュをプロデューサーに迎えた「Fuzzy*」を収録した、超充実の初シングル! 今作についてのインタビューをお届けします。

■奥ゆかしくて可愛い女性を主人公にしたかったので、
レコーディングでも可愛らしく聴こえるようにと、歌い方にも気を配りました。


――2012年11月のデビューから約1年。ようやく待望の1stシングルですね。

Yun*chi:そうなんです! ジックリYun*chiを育ててきて、今、やっとYun*chiを披露するような気持ちです。

――実際、タイトル曲の「Your song*」はアニメ『ログ・ホライズン』のエンディングテーマですからね。Yun*chiファンのみならず、より多くの人々に触れてもらうことができる。

Yun*chi:しかも夕方のアニメなので、学校から帰ってきた小学生だったり、一緒に親御さんが観てくださる可能性もあるじゃないですか。なので、今までの楽曲に比べるとポップスに寄せてキャッチーな曲にしたいねという話は、作曲/編曲の田中隼人さん(Floor on the Intelligence)ともさせていただきました。それで同じ打ち込みでもハードのシンセ音や生楽器の音に近い物を入れたり、サビのリフレインをシンプルなものにして、どこか懐かしくて親しみやすい仕上がりにできたかと思います。もともとメロディも美しくて、気に入っていた曲だったんです。結果、まだアニメでしか放送されていないのに、幼稚園くらいの女の子が歌ってる動画を観たときには、ホントに嬉しくて感動しました。

――歌詞では芽生え始めた恋心がリリカルに綴られていますが、これは誰の視点?

Yun*chi:『ログ・ホライズン』のヒロイン・アカツキちゃんです。ただ、物語がラブストーリー主体ではなく、人間として試される部分も多く描かれているので、あまり恋一辺倒にはなりすぎず。物語の主人公・シロエと共に生活する中で、彼女が抱いた尊敬や慎ましやかな想いを、ポジティブな方向で描けたらいいなぁって。要するに、アカツキちゃんの女性らしい魅力を推しつつ、『ログ・ホライズン』を知らない女子も共感できる曲にできたらと……。

――そこで気になったのが“色やかたちをかえ 守ってあげるわ”というサビのフレーズなんですが。

Yun*chi:あ、そこ気づいてくれて嬉しいです。ゲーム世界で<アサシン=暗殺者>として活動しているアカツキちゃんは、シロエを魔法や戦闘で守ることができるけれど、3次元女子の場合は服の趣味やメイクや言葉遣いなどが、好きな人に影響されて変わっていくことってあるじゃないですか。そうやって色や形を変えながら、大好きな人を見守っていきたいんだ……ってことを、全部ひっくるめて表している言葉がそこの部分なんです。そんな奥ゆかしくて可愛い女性を主人公にしたかったので、レコーディングでも可愛らしく聴こえるようにと、歌い方にも気を配りました。

■人生で初めて海外に行かせてもらったのですが、現地では明らかに子供扱いで(涙)!
音楽の勉強をしようとパブに行けばセキュリティに止められ……


――もう、キャンディを転がすような甘いヴォーカルでしたよ。キュートすぎてエロティックにさえ感じられるほどで、MVではそちらの要素もバッチリ表現していますよね。同性の目から見てもドキドキしてしまいました。

Yun*chi:ありがとうございます。視覚面も含め、全体的にドキッ!としてもらえる曲にしたかったんです。カルチャーやファッションも絡めたセクシーな一面は、モデルとして提示してきたことはあったけれど、音楽のほうではあまり出せていなかったですし。そもそも私はコンプレックスの塊で、ちっちゃいから大人っぽい格好や行動をしてみたい自分と、逆にだったらどうしたらよく見えるかな?という自分が共存しているんです。そんなところも黒と白の正反対の衣装で表現できたと思います。実は今回のジャケットやアーティスト写真は、今までで一番メイクが薄かったりもするんです! デビューから1年経って、少しずついらない肩の力が抜けてきたナチュラルな私を、ここで魅てもらえたらと思いました。

――それで下着のような衣装で、ボディも大胆にさらけ出したと。

Yun*chi:はい(笑)。アートワークを担当してくださった(吉田)ユニさんもナチュラルなものが好きな方なので、木がモチーフになっていたり、私の小ささを表すために実際のCD盤と全く同じデザインで直径140センチのディスクを用意してくださったり。MVのほうは関(和亮)さんがセクシーさも含め普段の何割か増しで綺麗に撮ってくださったので(笑)、ホントに最高の作品になったと思います。

――そしてカップリングの「Waon*with IroKokoro Project」は、世界各国の女子27人とコラボレーションしたインターナショナルな作品で。インターナショナルといえば、前回のインタビューで“外国人の彼氏が欲しい”とおっしゃってましたけど、もしや……。

Yun*chi:いや、それが7月にロンドンで行われた<HYPERJAPAN 2013>にライブ出演させてもらうため、人生で初めて海外に行かせてもらったのですが、現地では明らかに子供扱いで(涙)! 音楽の勉強をしようとパブに行けばセキュリティに止められ、男性も女性も皆さん優しく接してはくださったんですけど、これは彼氏は難しいなぁ……って、ちょっと落ち込みました(笑)。

――日本人はただでさえ若く見られますからね(笑)。「Waon* with IroKokoro Project」自体は、NHK WORLDの音楽番組『J-MELO』発信の企画で生まれた曲だとか。

Yun*chi:そうなんです。日本のカルチャーに興味を持つ女の子たちが集まる“IroKokoro Project”というネット上のコミュニティが、私の映像や音楽に興味を持ってくれて。じゃあ、世界中を巻き込んで曲を作ろう! という話になり、「J-MELO」のHP上で“好きな日本語”を募集して、集まった言葉から歌詞を作りました。で、まず最初に私がレコーディングして、そこに“IroKokoro Project”メンバーのコーラスを重ねていったという形です。ネットを通じて各国から届けられた言葉やメロディが、自分の声があったところに重なっていくのは凄いことだなぁって、もう、感動しながら制作できました。

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