【インタビュー】KEYTALK「メロディは群を抜いてどのバンドよりも良いという自信はあります。奥深いポップ・ロック・バンドです」

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■KEYTALKらしさが伝わりやすい曲にはしたいと思いました
■ツイン・ボーカルの掛け合いの具合とかバンドとしての特徴に

──デビュー・マキシシングルの『コースター』についてお伺いします。4曲合わせて13分というのは結構短いと思いますが、曲の長さはある程度目安を考えて作るんですか?

寺中:1stミニアルバム『TIMES SQUARE』を作る時に、プロデューサーの田上さんから、“削る”作業を教えていただいて。結構それまで長かったんですよ。でもそこで曲の作り方を教えてもらって、みんな短い方が良いって思うようになって。個人的の目安としては、3分10秒以内に収まったら、「ヨシ!」みたいな(笑)。特に縛りはないんですけど、今はそういう作り方になりました。

──メジャー・シングルっていうことで何か意識した部分はありましたか?

首藤:制作に関しては全くないです。プロデューサーもスタジオもこれまでと一緒ですし。曲作りに関しても、「メジャーっぽい曲を作ってください」とかは何も言われなかったんで、完全に延長線上ですね。ただ、デビュー・シングルなんでKEYTALKらしさが伝わりやすい曲にはしたいなとは思いました。ツイン・ボーカルの掛け合いの具合とか、バンドとしての特徴に気を遣いましたね。

──表題曲の「コースター」はツイン・ボーカルで交互に歌ってますし、ドラムは手数が多い、全編ギターは弾きまくっていて、バンドの特徴がはっきり出てますね。

小野:弾きまくってますね(笑)。それがKEYTALKのサウンドの特徴の1つだと思っているんで。ギターは裏メロっていう所を意識してます。主旋律と同じところに行ったり、どっか行ったり、また戻ったり。そういうギターのオブリガードって中毒性があって結構良いなと思っていて。

──「コースター」はバンドの名刺代わりの曲ですね。2曲目の「スポットライト」は小野さんが書いてる曲は明るいパンキッシュな印象ですが、対照的に首藤さんの歌詞がシニカルですね。

首藤:そうですね。

──こういう取材なんかでも、もしかしたら必要以上に曲や歌詞の意味を問われてしまうことがあると思うんですが、そういうことへのフラストレーションってありますか?

首藤:そこまで強いメッセージ性って考えてなかったんですが、書いてたらシニカルになっちゃったというか。大事にしたのはメロディに対する言葉の乗り具合というか、曲に印象的な強さがあるので、それを歌詞が邪魔しないようにって感じでしたね。まあでも、大きいテーマ的には何かしらのフラストレーションがあって、そういう感情の時に生まれる強いエネルギーみたいなものを歌ってます。ただどちらかというと、こういうインタビューとか、曲の感想でそういう風に言ってもらえることで、メジャー・デビューのシングルでこういう歌詞が出てきたのは偶然ではないのかな?と思うようになりましたね。

──メジャー・デビューに対して、これまでと変わらない姿勢で音楽に臨もうという首藤さんご本人の意思表示にも感じられました。

首藤:ひょっとしたら、そうかもしれないですね。ただ、曲としたら元気なKEYTALKっていう感じの明るい曲ですし、ライヴでは、フロアではしゃいでほしいですね。

──メンバーの方はこの曲についてどう思いましたか?

八木:僕はこういうシニカルな感じが好きなんで、上がりました。(歌詞の通り)ガッツリ、換気扇の下でタバコに火を点けましたから。

一同:ははははは!

首藤:光栄です(笑)!

──「Winter March」はロマンチックな曲ですね。寺中さんはバンドの中で歌いたいテーマってありますか?

寺中:自分の中でこういう歌詞を書きたいというのが何パターンかあって。今回は歌詞もメロディも季節を感じられる歌を作りたいと思っていたんです。丁度リリース時期が冬に入る頃なんで、冬を感じられる言葉を選んで書きました。個人的には言葉がガンガン来るような、メッセージ性が強い歌も書きたいとは思うんですが、でもこのバンドのライヴではまだそれはやりたくないと思っていて。

──それはどうしてでしょう?

寺中:それ以上に音楽を楽しみたいという気持ちが強いんです。だから感情を表に出すよりも、ライヴではただ楽しめて、下手したらふざけたりしながら歌いたいという気持ちも強いんで。

──強いメッセージ性のある曲でバンドに特殊なイメージをつけるのは好ましくない?

寺中:そうですね、今は楽しんでやりたいんで、そういう曲が出来たとしてもライヴではやりたくないですね。

──寺中さんの歌詞については、みなさんどう思われますか?

小野:曲によって、温度差が凄いですね。「Winter March」は情景が浮かぶ歌詞だと思うんですが、例えば「祭りこぞう」っていう曲があるんですけど、最初聴いたとき「ふざけてるのか?」って思ったら、本当にふざけてたという(笑)。

寺中:(笑)。

──「祭りこぞう」(『ONE SHOT WONDER』収録)と「祭りやろう」(『KTEP2』)は関係あるんですか?

寺中:シリーズものですね。あと、「血液型シリーズ」もあります。

──『ONE SHOT WONDER』に「B型」という曲がありますけど、寺中さんがB型なんですか?

寺中:僕A型です。

──どなたがB型なんですか?

一同:いないです(笑)。

──いないんだ(笑)。じゃあこの曲は?

寺中:『KTEP』に「A型」という曲があって、これは自分がA型なんで作った曲なんですけど、そこから「血液型の曲作っちゃおうかな~」って思いまして。既にB型もあるんで、AB型・O型から、RH+とRHマイナスまで作って行きたいですね。

──リーダー、あきれてないですか?

小野:いえ、最高です!(唐突にクワガタのポーズをとりながら)クワガタとかそういう方向も行って欲しいです。

──(笑)わかりました、期待してます。では4曲目の「OSAKA SUNTAN」。これは首藤さんの作詞・作曲ですね。大阪をテーマにしているのはどうしてですか?

首藤:ある意味どこでも良かったんですけど。地名をモチーフにした曲を作りたいと思っていて。東京だと普通だし。あと土地として関西が好きなんで。

──4曲目にして、オープニングのような勢いのある曲ですね。

首藤:そうですね。結構リード曲を作ろうという気持ちで作ったんで。曲的には僕がKEYTALKの曲としてやりたいことを全部詰め込めた、凄く良く出来た曲だなって思っています。歌詞も言葉遊び的な部分と、今まであんまりやってこなかったリスナーのみなさんに共感して頂けるような歌詞を頑張って書こうと思ってまして。その両方が入れられた曲になりました。

小野:このシングルでKEYTALKを初めて知るっていう方もいると思うんですけど、4曲ともツイン・ボーカルが中心の曲で、「コースター」はギターが所謂KEYTALK節っていう感じで暴れてたり、ドラムが4つ打ちで踊れる感じなので、堪能してもらえると思います。ライヴだとさらにはっちゃけて弾けてるので、これをいっぱい聴いてライヴにも遊びにきてほしいなと、と強く思います。

──去年はライジングサン、今年はサマソニ大阪と、大きなステージも経験していますが、ライヴに来るお客さんに変化はありましたか?

小野:そうですね、やっぱり昔に比べて男性ファンがちょっとずつ増えてきてる気はしてますね。日に日に、ちゃんと曲を聴き込んで楽しみにしてライヴに来てくれてるお客さんが多くなってるから、凄い熱量というか、盛り上がりがありますね。それに対して僕らもテンションが上がるし、良い意味で一体感のある会場の空気が出来てます。これから僕らも精進して大きなライヴハウスも挑戦していくんで、一緒に盛り上げて、ファンの方と一緒にのし上がっていきたいですね。目標は武道館ワンマンです。

──武道館ライヴはいつ頃までに実現したいですか?

小野:…2年くらい。

──謙虚ですね。

小野:じゃあ、年内。

一同:ははははは!

──もう武道館のスケジュールが空いてないと思いますよ(笑)。

小野:ああ確かに(笑)。

寺中:じゃあ深夜ライヴで(笑)。

──ではこれまで聴いてきてくれたファンの方、これから初めて聴いてくれる方へそれぞれメッセージを頂けますか?

寺中:メジャーになったからライヴのやり方を変えて行こうとかいう意識はないです。ただ、楽曲に関しては関わって行く人も多くなっていくと思うので、どうしても、(以前から聴いてきた人には)「ああ、KEYTALKっぽくない!」とか思われてしまう曲もあるかもしれないと思うんです。でも一番大事にしているライヴは崩さずにやっていきたいと思ってます。今まで聴いてきた人を引き離すじゃないですけど、自分達はもっと先へ行きたいと思っているんで、それについてきてほしいというのはかなりありますね。一緒に行こう、というよりは“ついて来て欲しい”と思います。

首藤:今、ワンマンのキャパがリキッドルームで1,000人、目標に挙げている武道館は1万人。2年間で武道館ライヴを実現するとして、単純にお客さんが10倍になるんで、その駆け上がっていく過程も含めて楽しんでもらえたらと思いますし、それは僕らも楽しみなんで。あとは純粋に活動の中心がライヴなんで会場に足を運んでもらえたらなと思います。KEYTALKというバンドそのものを、生活の楽しみにして貰えたらなと思います。

八木:音源も良いですけど、ライヴは音源とは完全に違う熱量があって、違う楽しみ方が出来ると思います。ぜひ、どちらも余すことなく楽しんで欲しいなと思います。

──では最後に小野さんの方から改めてKEYTALKはどんなバンドか教えて下さい。

小野:メロディは群を抜いてどのバンドよりも良いという自信はあります。奥深いポップ・ロック・バンドです。

──ところでCDのジャケットはシリアルナンバー入りなんですね?

小野:そうです!初回盤はメンバーが一枚一枚手でスタンプを押してるんですよ。若干数字が曲がってるのがあったら僕が押したやつだと思うんで、アタリです(笑)。探してみてください(笑)。

取材・文●岡本貴之




「コースター」
11月20日吸(水)発売
【初回限定盤】VIZL-605 \1,890(tax in)
【通常盤】VICL-36853 \1,260(tax in)
#1-12cmCDS
01.コースター
02.スポットライト
03.Winter March
04.OSAKA SUNTAN
#2-DVD
太陽系リフレイン
fiction escape
S.H.S.S.
MABOROSHI SUMMER
sympathy
茜色
夕映えの街、今
トラベリング

<オムスター覚醒!「コースター」リリース前夜祭>
11.17(sun)恵比寿LIQUIDROOM

<オムスター覚醒!「コースター」リリース後夜祭>
11.24(sun) 下北沢CLUB 251

<KOGA RECORDS NIGHT 忘年会スペシャル 2013>
12.7(sat)新代田FEVER

<SABOTEN presents AFRICAN NIGHT 2013 THE暴年会〜開票式〜>
12.21(sat)下北沢Cave-Be

<J-WAVE 25th ANNIVERSARY "THE KINGS PLACE" LIVE Vol.4>
12.27(fri)新木場STUDIO COAST

<FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY>
12.29(sun)インテックス大阪
Act / KANA-BOON/斉藤和義/サカナクション/サンフジンズ/[Champagne]/ SPYAIR/SOIL&"PIMP"SESSIONS (ゲスト 椎名林檎)/東京スカパラダイスオーケストラ/ the HIATUS/BIGMAMA/フジファブリック/フラワーカンパニーズ/BOOM BOOM SATELLITES / THE BAWDIES/RADWIMPS/N’夙川BOYS 【FM802 RADIO CRAZY The Hottest Rock of 2014】 SAKANAMON/東京カランコロン/KEYTALK/キュウソネコカミ/ HaKU/ハルカトミユキ/パスピエ/Hemenway その他詳細はRADIO CRAZY websiteをご覧下さい。

<Livemasters Inc. COUNTDOWN "GT2014">
12.31(tue)Zepp DiverCity Tokyo
アルカラ / KANA-BOON / KEYTALK / グッドモーニングアメリカ / [Champagne] / the telephones / TOTALFAT / BIGMAMA / BLUE ENCOUNT …and more!

<EX THEATER ROPPONGI『2014 NEW YEAR PREMIUM "GO LIVE VOL.1"』>
2014.1.26(sun)EX THEATER ROPPONGI
*act* / KEYTALK / アルカラ …and more!

<ULAUCHICK TOUR 2013-2014 ファイナル>
2014.2.27(thu)渋谷O-WEST
*act* / BRAZILIANSIZE / ASPARAGUS / KEYTALK / SHAKALABBITS

<KEYTALK ~スペシャル・アコースティックライブ & 直筆サイン色紙プレゼント会~>
11.23(sat)タワーレコード新宿店
11.29(fri)タワーレコード名古屋パルコ店

<KEYTALK ~スペシャルライブ & 直筆サイン色紙プレゼント会~>
12.8(sun)タワーレコード渋谷店

<KEYTALK ~スペシャル・アコースティックライブ & 握手会~>
12.22(sun)ヴィレッジヴァンガード川越ルミネ店1F特設ステージ

<HAPPY JACK 2014>
2014.3.15(sat)・16(sun)熊本DRUM Be-9V1・V2・V3 Django ぺいあのPLUS’

<KEYTALK ~スペシャルライブ & 直筆サイン色紙プレゼント会~>
12.1(sun)タワーレコード梅田NU茶屋町店

◆KEYTALK オフィシャルサイト
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