常に一触即発状態だったポリス、『ポリス/サヴァイヴィング・ザ・ポリス』公開目前

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11月23日よりTOHOシネマズ渋谷ほかにて、12月7日(土)より新宿シネマカリテほかにて、『ポリス/サヴァイヴィング・ザ・ポリス』が公開となる。ポリスの最新ドキュメンタリー映画だが、世界に先駆けて劇場公開されるのが日本の地となる。

◆『ポリス/サヴァイヴィング・ザ・ポリス』予告編

アンディ・サマーズが製作総指揮を務めたこの作品には、初期の頃からヒリヒリと痛む3人の人間関係と、それぞれに一歩も引かないアーティストのぶつかり合いによって、常に一触即発の状態になっていたことが、何の脚色もなく、そして何一つ隠すことなく赤裸々に描かれている。「ポリスって、こんなにギラついた過激なバンドだったのか」と驚嘆の思いだ。

デビュー当時、パンキッシュなイメージが先行していた割には、ビートからはレゲエの影響が醸し出され、クールで洗練されたアンサンブルが打ち出されていたため、「これがパンク?」と頭をかしげたものだったが、この映画を見れば、ポリスが真の意味でパンクだったことが如実に伝わってくる。

本作について、アンディ・サマーズはインタビューでこう語っている。

「スチュワートが作った映画(2006年『ポリス/インサイド・アウト』)はとても面白かった。単純に楽しめた。しかし、決定版だとは言えないだろう。それに比べて、僕の自伝に基づいたこの映画こそがポリスというバンドの本当の姿、決定版だと、自信を持って言える。衝撃的で生々しく、少々スキャンダラスなことも包み隠さず描いたつもりだ。もしかしたらこれに触発されて、スティングもポリスの映画を作るかもしれないよ(笑)。「俺のこそが決定版だ!」とね(笑)。もう作り始めてるかも。メンバー3人全員がそれぞれの視点でポリスの映画を作る、そうなったらかなり興味深いね。」

なお、この発言を含むアンディ・サマーズ独占インタビューは、劇場で販売されるパンフレットに全文掲載されている。

「赤裸々な」という表現がまさにぴったりな迫真のドキュメンタリー映画『ポリス/サヴァイヴィング・ザ・ポリス』は、日本で最初に公開となるが、ドキュメント映像の中では日本の地も登場する。新宿ゴールデン街でごきげんにカラオケを楽しむサラリーマンの様子と、そこに出くわすメンバー…極めてレアな仰天場面も見どころだ。優れたドキュメンタリーの特徴でもある“偶然を必然のように撮りあげた”『ポリス/サヴァイヴィング・ザ・ポリス』、是非ともチェックを。

『ポリス/サヴァイヴィング・ザ・ポリス』
11月23日(土)より、TOHOシネマズ渋谷ほかにて
12月7日(土)より、新宿シネマカリテほかにて公開
全国順次ロードショー
http://www.survivingthepolice.com/
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