すかんち、“恋の3部作”39曲一挙配信スタート

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11月27日、すかんちのオリジナルアルバム“恋の3部作”収録の39曲が、iTunes、mora、レコチョク他より一斉に配信スタートとなった。

◆すかんち画像

1990年にデビューしたすかんちは、ROLLYのド派手なメイクと衣装、キャッチーでポップな芸風も合わさり、当初は色物バンドと見られがちだったものの、クイーンを筆頭に70s洋楽ロックへの真摯なオマージュがじわじわと世に広まり、人気は全国区へ拡大、shima-changのキュートなビジュアルも多くの男性ファンを燃え上がらせた。

実は非常にしっかりした音楽性と演奏力を持ち、素晴らしいメロディーメイカーでもあった彼らは、オーディエンスのみならず、多くのアーティストへの影響を与えた重要な存在となっていった。1996年に解散するも、10年後の2006年には再結成ツアーを決行し、以降、節目ごとにライブも行っており、2012年は結成30周年のツアーを、また2013年は再結成後初となる夏フェス出演など、今もなおすかんちパワーは衰えていない。

今回配信となった39曲は、1990年のメジャーデビューから3枚のオリジナルアルバム『恋のウルトラ大作戦』『恋のロマンティック大爆撃』『恋の薔薇薔薇殺人事件』という“恋の3部作”全収録曲で、すかんちがお茶の間で注目されるきっかけとなったフジテレビ系『ダウンタウンのごっつええ感じ』の初代テーマ曲「恋のマジックポーション」をはじめとした初期の名曲がずらりと並んでいる。

この3枚のアルバムは10月にソニーミュージックのWEBショップ「Sony Music Shop」限定で復刻されているが、復刻の際にボーナストラックとして追加されたライブ音源も今回配信されている。ライブには定評のあったバンドだけに、こちらも必聴だ。

他に例を見ないアメリカンで明るいポップさを持ち合わせたすかんちだが、その音楽性はROLLYによるところが大きい。ちなみに、そんなROLLYがアマチュア時代に大きく影響を受けたという日本のバンドのひとつに、T.V.(ティー・ヴィー)がある。葛城哲哉や元JUDY AND MARYの五十嵐公太を擁した1980年代のロック・バンドだが、何を隠そうT.V.のギタリストは現BARKS編集長の烏丸だ。

『恋のウルトラ大作戦』DYCL-7045(1990年7月21日)
『恋のロマンティック大爆撃』 DYCL-7046(1991年4月25日)
『恋の薔薇薔薇殺人事件』DYCL-7047(1992年2月21日)

◆ROLLY公式ウェブサイト
◆「Sony Music Shop」限定 名盤復刻スペシャルページ
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