【ライヴレポート:詳細】VAMPS主宰<HALLOWEEN PARTY 2013>、幕張最終日に「一番クレイジーな夜にしてやる!」

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10月27日、幕張メッセ国際展示場9〜11ホール。神戸ワールド記念ホール公演2DAYSに加え、幕張メッセ国際展示場9〜11ホール公演3DAYSの計5公演という大規模開催となった<HALLOWEEN PARTY 2013>も、いよいよ最終日を迎えた。場内を埋め尽くすは仮装に身を包んだ14000人ものオーディエンスたち。PAブースをはじめとするスタッフやオフィシャルカメラマンも死神やドラキュラ、手術着など、客席に負けず劣らずの仮装でハロウィン会場を盛り上げ、気合い入りまくりのパーティームードが会場全体に隙間ない。そして、始まってみなければ一体何が起こるかわからない。そのドキドキワクワク感が、この<HALLOWEEN PARTY 2013>を単なるライヴイベント以上のものにしているのだと改めて実感した。それでは最終日の模様をレポートしよう。

◆<HALLOWEEN PARTY 2013>幕張最終日 画像

▲DAIGO
前日に続いて、パーティーの口火を切ったのは全5公演出演のDAIGOだ。その仮装は、これまでの4公演で披露した“あまちゃん”でも“進撃の巨人”でもない。唱歌「ちょうちょう」が会場に流れると、バックライトに照らされたDAIGOのシルエットに幅3メートル、高さ2メートルもの大きな美しき羽根が。

「みなさん、こんばんわ。蝶々です!」

オープニングナンバーは8ビートが疾走する「無限∞REBIRTH」だった。躍動的なロックチューンに乗ってランウェイに躍り出ると、会場のボルテージをオープニングから一気に頂点へ引き上げる。「ついに今日でファイナルです。今日が終わると、また去年のようにハロウィン燃え尽き症候群になってしまうんじゃないかっていうキケンはあるんですけどね(笑)。そんな感じで今日も精一杯の仮装をしてきましたよ。蝶々だけに、超超超超超イイ感じにしたいので盛り上がってください!」

そして披露された楽曲は「永遠のスペースカウボーイ」。DAIGO☆STARDUST時代の代表曲ともいえるこのナンバーは、胸を締め付けるメロディとロマンティックな歌詞が印象的だ。楽曲を盛り立てるLeda(ex.DELUHI)のプレイは煌びやかで、ギターポップともよべるアレンジが時代を超越してクールでもある。続くナンバーは、この日の仮装“蝶”の由来となったものであり、12月4日にリリースされる2ndシングル「BUTTERFLY」だ。その発売に先がけ、ここ幕張にて世界一早く披露されたわけだが、サビの振り付けをDAIGO自ら指南するという嬉しいプレゼントまで。4つ打ちを主体としたダンスナンバーが高揚感に溢れて輝かしく、DAIGO曰く「リハーサルでHYDEさんが「いい曲だね」って言ってくれた」という神のお墨付きだ。

DAIGOのラストナンバーはBREAKERZの代表曲。「僕、自分のバンドが大好きなんですよ。だから大好きな自分のバンドの曲で終わらせてもいいですかね」とBREAKERZ愛に溢れたナンバーで見事トップバッターの大役を果たした。

▲乃木坂46
幕間にオーディエンス参加企画のダンス・パフォーマンス“HALLOWEEN DANCE PARTY 2013”を挟みつつ、幕張初日に続いて<HALLOWEEN PARTY 2013>二度目の出演は、乃木坂46。幕張初日は馬車を模したフロートから登場した彼女たちだが、この日はステージからの登場となった。黒のゴシック風衣装の生田絵梨花、生駒里奈、桜井玲香、白石麻衣、高山一実、西野七瀬、橋本奈々未、松村沙友理に対して、秋元真夏、井上小百合、斉藤優里、中田花奈、中元日芽香、能條愛未、深川麻衣、星野みなみ、若月佑美はピンクやパープルの衣装と対照的だが、どちらも吐血やアザ、口割けなどが施されたダークなメイクでハロウィンを盛り上げる。

オープニングナンバーの「世界で一番孤独なLover」は、この<HALLOWEEN PARTY>のためにアレンジされたゾンビ風のダンスが印象的だ。会場に疾走する2バスの重低音が轟くと曲はスピードメタルチューン「コウモリよ」へ。そのインターではステージ左右いっぱいに広がった総勢17名がエアギターを披露するロックな演出で、バンドファンが大多数であろう客席とステージの距離をグッと縮めるあたりに、彼女たちのステージにかける意気込みを感じた。

「普段は制服が多いんですけど、今日は<HALLOWEEN PARTY>なのでハロウィンらしくしてきました。きっとこの会場には、アイドルとか乃木坂46を初めて観るという方もたくさんいらっしゃると思います。今日は乃木坂46がどういうアイドルグループかをみなさんに知っていただけたら嬉しいです。なので、ここからは普段の私たちらしくパフォーマンスします!」

▲HALLOWEEN COLLECTION
という白石のMCに続いては、AKB48のシングル「会いたかった」と同一の歌詞が話題となった「会いたかったかもしれない」、4thシングル「制服のマネキン」を披露。ランウェイにズラリとメンバーが並んでのパフォーマンスは壮観のひと言で、華やかにしてひたむきな姿は清涼感を纏い、清々しい美しさがあった。

「このままの調子でラストスパート、盛り上がっていきましょう。それでは聴いてください、「ガールズルール」!」

桜井の曲紹介に、男性ファンの野太い声援が飛ぶ最新シングルだ。エンディングは代表曲「おいでシャンプー」。客席にはその振り付けを真似る姿がそこかしこに見受けられる。最後は全員横並びで深々とお辞儀をする折り目正しい乃木坂46に多くの共感を呼ぶステージとなった。

ファッション・ショー“HALLOWEEN COLLECTION”には、この日もスペシャル・ゲストとして分島花音とSIDの明希、そしてTommy heavenly6が登場。分島花音は前日の赤ずきんからアラビアの石油王へ、明希は前日のブチャラティから承太諸と、ジョジョのキャラクター変化をみせた。ネコ耳&黒のスカート姿のTommyは「どうしていいかわからない(笑)」とはにかみながらも会場を湧かせる。

▲ゴールデンボンバー
初出場となるゴールデンボンバーが仮装を披露するとなれば、いやがおうにも期待が高まるというもの。この日、3番目の出演となった彼らのステージは、「デスメンタル」のイントロに乗って幕が上がると黒いゴス風ドレスに身を包んだ4人がステージ下からせり上がるように登場……というものだったが、実はこれはダミー。美を極めたか!?と思わせておきながらの仮装が、彼ららしい爆笑ものだった。まず、Vo-karuのキリショーこと鬼龍院翔は上半身裸&半ズボンの鉄腕アトム、Gita-の喜矢武豊はスーツ姿にピッチリ横分けの半沢直樹、Be-suの歌広場淳はふなっしーを着ぐるみではなくメイクで再現、そしてDoramuの樽美酒研二は、おそらくティーンエイジャーには認知度がないに等しいであろう日清焼そばU.F.O.のCMで一世を風靡したヤキソバン。流行りものから懐かしいものまで、キャラクターに扮したコスプレ姿で、のっけから客席のハートを鷲づかみ。

「おじゃましまーす。ゴールデンボンバー初出場です。今か今かと待ち望んで、ご依頼をいただいて“やったー!”とハリきった仮装が、これです」

このキリショーのMCに、自ら「安い!」「手作り感満載!」とチャチャ入れするメンバーたち。「後ろのほうの人とか、俺(キリショー)のこと全裸に見てない?大丈夫?」とのダメ押しに場内は大爆笑だ。メンバー紹介では「突然ですけど、私、スイカ割りが得意です。今日はハロウィンということで、スイカ割りではなく、カボチャ割りを披露します!」と半沢こと喜矢武豊が宣言。これにはキリショーが「できなかったら、土下座してもらいましょうか」という流石のやりとりが。

また、ここ幕張は船橋市が目と鼻の先ということもあってふなっしーに扮した歌広場淳への声援が一際温かい。「おまえら盛り上がっていけるなっしーか!?」とのシャウトが会場をますます温める。「お久しぶりです、ヤキソバンです」とは樽美酒研二。ヤキソバンの必殺技“揚げ玉ボンバー”を繰り出すがイマイチ盛り上がらず。この苦い反応を予期していた樽美酒は、「もうひとつコスプレを用意してきました。後ほど、ハロウィンには欠かせないカボチャのコスプレを披露します!」と明言して期待を膨らませる。

これら爆笑MCに続いて披露された「抱きしめてシュヴァルツ」のギターソロは、前述のMCが完全に前振りだったことが分かる場面だ。目隠ししてカボチャ割りに挑戦する喜矢武だが、そのカボチャとはヤキソバンのマントを上げるとお尻部分がくり抜かれた樽美酒の生尻。カボチャ割りに失敗した喜矢武の土下座は、その樽美酒の生尻に顔を埋めるというものだ。この光景には客席から歓喜ではない悲鳴が響き渡る。

その後のMCでは「ハッピーハロウィン! ハロウィンと言えば、お菓子ですね。僕はお菓子が大好きで。みんな気づいているとは思いますけど、こんなエアバンドはそろそろ終わりますので、そうしたら僕はお菓子屋を開きたいと思います」と喜矢武。これには“なにかの前振りか!?”といったようなざわめきが場内に。そして披露された「元カレ殺ス」のギターソロでは、「お菓子屋」ならぬ“おかし”屋と化した喜矢武が、白ブリーフ姿に黒コートを羽織った出で立ちで客席へ飛び込み、ダッチワイフ連れて再びステージへ。

ハチャメチャなステージングながら、その楽曲自体はやはり彼らならではの輝きと万人を乗らせるキャッチーなメロディーを有していた。事実、このあと披露された「毒グモ女(萌え燃え編)」新曲「101回目の呪い」では楽曲の魅力で客席のボルテージを上昇させる。「イヤホン」でこだました客席の大合唱には思わずゾクっとしたほどだ。ラストナンバーはお馴染みの「女々しくて」。約30分、全7曲のステージにはたっぷりの笑いと濃厚な演出を凝縮。その圧巻のショウはやはりただ者でない。

▲VAMPS
▲HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA
ダンス・パフォーマンス“HALLOWEEN DANCE PARTY 2013”、ファッション・ショー“HALLOWEEN COLLECTION”と披露された幕間のオーディエンス参加企画だが、ここではカラオケ・コンテスト“From KARAOKE to the STAGE”が開催される。一般参加者に続いて登場したスペシャルゲストは、お待ちかねの青木隆治だ。「winter fall」を披露した後は、“L’Arc〜en〜Cielの曲をこんな人が歌ったら”というモノマネコーナー。松山千春のモノマネで「the Forth Avenue Cafe」、徳永英明のモノマネで「Shout at the Devil」、EXILEのATSUSHIのモノマネで「Blurry Eyes」などで楽しませたほか、“HYDEが美空ひばりの「愛燦燦」を歌ったら”という華麗な歌声で客席を魅了した。

そして、いよいよVAMPSの登場が告げられた。オープニングは神戸の初日でも見せたイリュージョンがここ幕張でも再現される。その詳細は速報レポでもお伝えした通りだが、ステージに居たはずのHYDEが、突如客席内の馬車に現れるという奇術的演出に場内が息を飲むと同時に、嬌声が爆発した。1曲目は「HALLOWEEN PARTY〜HARD CORE Ver.〜」だ。2ビート仕様に高速アレンジされた同曲が荒々しいサウンドで襲いかかる。K.A.Z.のギターリフに合わせて14000人が“Bang on, stomp everybody”と大合唱した「REVOLUTION II」では、総勢20名を超えるダンサーがVAMPS旗を高々と掲げてランウェイ上を大行進。わずか2曲ながら、一瞬にして幕張メッセの大会場をVAMPS色に染め上げた。

「一番クレイジーな夜にしてやる! しこたまやろうぜ!」

というHYDEのMCが沸騰した客席を煽り、曲は「AHEAD」へ。幕張3DAYSの最終日とは思えぬハイトーンの伸びとパワー。その圧倒的な歌声がライヴをますます加速させていく。英語バージョンで披露された同曲だが、もともと原曲からして英詞だったのでは?と思わされるほど説得力のあるものだった。「ANGEL TRIP」でランウェイを駆け廻ったK.A.ZのSGシェイプの音抜けも素晴らしく、大音量ながら、音のひとつひとつがハッキリ聞こえるカラッとしたサウンドが身体を震わせるようで心地よい。

「今日は最終日なので正装してきました。こっちのほうが落ち着くんですね。でも、ズボンがカボチャになったりとか、マイナーチェンジはしてるんですよ。そういう変化も見ながら、最終日だからハジケちゃってくれるよね。はっちゃけることを誓いますか!? それでは参ろう!」

荘厳なパイプオルガンの音色が場内に響き、ベースラインが不穏な空気を醸し出した「RUMBLE」は“HALLOWEEN Ver.”として披露されたもの。サビのツインペダルの連打が妖しげで攻撃的もあった。そしてVAMPSのステージを締めくくるラストナンバーは「SEX BLOOD ROCK N’ ROLL」。ブルーのジャズマスター・タイプでK.A.Zがギター回しを連発する頃、最高潮に達した彼らのライヴが幕を閉じた。

「Penalty Waltz」からスタートしたHALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAのコーナーは、この日の出演者に加え、DIR EN GREY のShinyaや分島花音、SIDのShinjiと明希を迎えて行われた。彼らをまとめる団長がHYDEだ。その指揮棒の動きに合わせてストップ&ゴーを繰り返す同曲だが、指揮棒のフェイントに引っかればCO2砲が煙を上げる。続く、アフリカの子供達のゲーム“Rhythm Game”も罰ゲームが満載。MONORALのAnisが進行役となる同コーナーの罰ゲームでは、樽美酒がパチンコ店のマイクパフォーマンスを披露したほか、Shinjiと明希がX JAPANの「X」を熱唱、鉄腕アトムからウランちゃんに変化していたキリショーが葛城ユキの「ボヘミアン」をアカペラで歌い上げ、K.A.ZとHYDEがX JAPANの「X」で美声を聴かせるなど、最終日に相応しいレアな場面の連続となった。

<HALLOWEEN PARTY 2013>最終日の締めくくりは、お待ちかねのスペシャルセッションへ。「もうこれ以上の人は、この先呼べないよね。たぶん何かの間違いで今日出てくれることになったんじゃないかな」というHYDEの紹介に導かれ、いよいよGLAYのTERUとTAKUROがステージに登場した。

「キャプテンハーロックでございます」──TERU
「白い吸血鬼を目指したんですけど、白いゾンビのようになってしまいました(笑)」──TAKURO

TAKUROが黒いレスポールを肩にかけると、HALLOWEEN JUNKEY ORCHESTRAの面々とGLAYのヒットチューン「誘惑」が演奏される。TERUとHYDEによるツインヴォーカル、TAKUROとSIDのShinjiのツインギター、DIR EN GREYのShinyaとSIDの明希によるリズム隊。なんと贅沢な光景とサウンドか。TERUが主旋律を歌えば、そこにHYDEがハモリを加え、TAKUROとShinjiは向き合ってフレーズを重ね合う。それを見つめるHALLOWEEN JUNKEY ORCHESTRAの面々も、もちろん客席も、夢見心地の幸福この上ない表情を浮かべている。

冒頭で、“何が起こるかわからない”と記したが、これほどの景色が見られる空間は、そうそうありはしない。「あがっちゃったよ、俺。楽しいね」と漏らすように語った主宰者HYDE自身が、それを実感していたようでもあった。そしてこの狂騒を締めくくるナンバーは「HALLOWEEN PARTY」だ。この日、出演予定のなかったTommy heavenly6が加わり、4時間半を超えたステージが幕を閉じた。HYDEが最後に優しく告げる。

「また来年、会えたらいいね。HAPPY HALLOWEEN!」

これだけ多くのメンバーと個性豊かなアーティストが一堂に介して、我先にと仮装を、ステージを楽しむ<HALLOWEEN PARTY>。そしてそれらをまとめるHYDE。特別なこの期間だけに作られる美しい空間と奇跡のような瞬間を、ファンと共に盛り上げる最高のイベントとなった。

取材・文◎BARKS編集部 梶原靖夫
撮影◎緒車寿一/田中和子

■<HALLOWEEN PARTY 2013>
2013.10.27 (Sun) 幕張メッセ国際展示場SET LIST
【DAIGO】
M1:無限∞REBIRTH
M2:永遠のスペースカウボーイ
M3:BUTTERFLY(新曲)
M4:SUMMER PARTY
【乃木坂46】
M1:世界で一番 孤独なLover
M2:コウモリよ
M3:会いたかったかもしれない
M4:制服のマネキン
M5:ガールズルール
M6:おいでシャンプー
【ゴールデンボンバー】
M1:デスメンタル
M2:抱きしめてシュヴァルツ
M3:元カレ殺ス
M4:毒グモ女(萌え燃え編)
M5:101回目の呪い
M6:イヤホン
M7:女々しくて
【VAMPS】
M1:HALLOWEEN PARTY 〜HARD CORE Ver.〜
M2:REVOLUTION Ⅱ
M3:AHEAD
M4:ANGEL TRIP
M5:RUMBLE 〜HALLOWEEN Ver.〜
M6:SEX BLOOD ROCK N’ ROLL
【HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA】
M1:Penalty Waltz
M2:Rhythm Game
M3:誘惑
M4:HALLOWEEN PARTY

※HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA
VAMPS / DAIGO / ゴールデンボンバー / 乃木坂46 /TERU(GLAY) / TAKURO(GLAY) / Tommy heavenly6 / 青木隆治 /Shinji(シド) / 明希(シド) / Shinya(DIR EN GREY) / 分島花音 / Anis

◆<HALLOWEEN PARTY 2013>BARKS特設サイト
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