結成25周年のthe pillows、約1年半ぶりの全国ツアーがファイナル。「音楽とロックを信じることで乗り越えてこれた」

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結成25周年期間に突入したthe pillowsが、12月14日、Zepp Tokyoにて約1年半ぶりとなる全国ツアー<TOUR 2013 LOSTMAN GO TO CITY>最終公演を行なった。オフィシャルレポートをお届けしよう。

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ファンにとって、活動休止明けの待望のツアーとなったこのツアー。全ヶ所即日ソールドアウト、最終公演はまさにプラチナチケットとなり、開演前から会場は熱気に溢れていた。

今回、ツアータイトルは“LOSTMAN GO TO CITY”と名付けられており、彼らがリリースした20枚以上アルバムから隠れた名曲や、普段なかなか披露できない楽曲を中心に披露。さらに久々のツアーだけにファン盛り上がり必至の名曲も組み込まれ1曲目からアンコールまで途切れることのない熱気が続いた。

ライブはモッシュを呼ぶ「White Ash」からスタート。2曲目に15年前のシングル「NO SELF COTROL」、激しいロックナンバーを立て続けに披露したあとにちょっとしたサプライズが。

6曲目の「都会のアリス」で、ミュージックビデオに参加したキッズダンサーが登場。アリスとトランプマンに扮したふたりがヴォーカル・山中さわおを挟んでダンスを披露。可愛くかっこいいパフォーマンスで会場を盛り上げる。

隠れた名曲「ウィノナ」などラブソングでグッと心を掴むブロックを経て、このツアーのために準備された新曲「About A Rock'n'Roll Band」は、25年のロックバンドの心意気がそのまま出た、勇気を呼び起こすロックナンバー。24年の誕生日にリリースされたシングル「ハッピー・バースデー」で会場は感涙。「Sleepy Head」や「POISON ROCK'N'ROLL」、「Ready Steady Go!」では“バスターズ”の大合唱。これぞロックバンドな印象を強力に残し本編は終了する。

アンコールではライブでの一体感の代名詞のような名曲「Blues Drive Monster」、そして終始盛り上がりっぱなしの「WAITING AT THE BUSSTOP」で終了。鳴りやまない拍手の中、ダブルアンコールはピロウズのそしてファンすべてのバンドソング「ハイブリッド レインボウ」。休止明けの2013年、そして紆余曲折あった24年のラストに、強い意志を見せつけて締めてみせた。

「24年色々つらいこともあった。でも音楽とロックを信じることで乗り越えてこれた。誰にお礼を言っていいかわからないので君たちにお礼を言うよ、ありがとう」── 山中さわお


◆BARKSライブレポ
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