ローラースケートで光GENJIカバーも。GACKTが仕掛ける大人の本気の遊び<神威♂楽園>開催

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GACKT主催の学園祭ツアー<第90期 神威♂楽園deセメナ祭(カムイガクエン デ セメナサイ)>。11月23日の大阪ACTホールを皮切りに名古屋に続いて関東エリアでは千葉ポートアリーナにて、12月13日から3日間連続で公演が行なわれた。

◆<第90期 神威♂楽園deセメナ祭>画像

2009年にファンクラブ限定イベントとしてスタートし、現在は一般の人たちも参加できるオープンキャンパススタイルで開校しているこの<神威♂楽園>とは、制服&黒ぶちメガネをかけたGACKTがセレブが集まる架空の学園“神威♂楽園”の生徒会長ならぬ“性”徒会長に扮して行なう学園祭をコンセプトにしたイベント。「本気で遊び、本気で学び、命をかけて全ての物事にとりくむ」という楽園(学園)のモットーに従って、このイベントは何もかもが本気。来場者はもちろんスタッフに至るまで全員学生服という“性服”限定のドレスコードが設けられ、“購買部”と呼ばれるグッズ売り場では神威♂楽園オリジナルのスクールアイテムまで販売。敷地内には“楽性ショック堂”という飲食コーナーも設置。通常のツアーでは味わえない、学園祭縛りのユニークな企画。そのどれもが本気で取り組んでいるからこそ、こちらも心底楽しめる。これが、GACKTが仕掛ける大人の本気の遊び。

イベントの中身は、さらに本気度満載。学校の始業チャイムが鳴り響いた後に始まった第一部は、神威♂楽園の校歌斉唱からスタート。教頭の挨拶では「はい」は「かしこまり」、「ありがとう」は「ありがたき」という楽園オリジナルの挨拶が伝授される。その後、神威♂楽園の理事長の子息である神威楽斗性徒会長(GACKT)が客席後方からレッドカーペットの上をゆっくり歩いて登場すると「会長!」と叫ぶ声援に場内が包まれる。

性徒会長の挨拶の後、約130万人の登録者がいるGACKTの公式LINEを使って事前に募集した性徒の中から性徒会長がミス・ミスター神威♂楽園を選出し、表彰式が行われた。

その次にバンドメンバーやダンサーたち“F9(エフナイン)”による寸劇をはさみ、休憩の後に始まった2部からはGACKTをメイン・ボーカルにおいた軽音楽部のコピーバンド“SUPER EXCELLENT HIGHSCHOOL STUDENTS IN JAPAN”略して「SEX JAPAN」によるライブがスタート。GACKTが歌う他のアーティストのカバーが聴けるのは学園祭だからこそ。T.M.Revolutionの「WHITE BRETH」やB'zメドレーなど次々と有名アーティストの曲を軽快なMCで紹介しながら熱唱。そのなかでも、女装してのKARAやBIGBANGといったK-POPのヒット曲とダンスで客席をおおいに湧かせた。

1980年代の超人気アイドルグループ光GENJIのカバーでは猛特訓したローラースケートを履いて登場。さらに、毎回GACKTがYOSHIKIのコスプレをして激しいドラムを披露するX JAPANのカバーでは、サプライズゲスト登場に場内が大興奮。

コピーバンドといえど、どの曲の演奏もダンスも相当ハイレベルな完コピ。重厚感あるGACKTのライブとはまた違う、エンタテインメントに徹底的にこだわることで観る者に感動を与えるこの学園祭イベントは12月22日(日)宮城・ゼビオアリーナ仙台でフィナーレを迎える。

この後、GACKTは12月26日、東京オペラシティコンサートホールにてGACKT×東京フィルハーモニー交響楽団<華麗なるクラシックの夕べ>を開催。2014年2月12日にはタイアップソング2曲を収録した待望のニューシングル「PS.I LOVE U」を発売し、3月上旬には昨年のツアー<GACKT LIVE TOUR 2013 BEST OF THE BEST>を追った写真集、3月26日にはそのツアーのライヴDVD&Blu-rayを2枚同時リリース。さらに、夏には2012年GACKTが原作・脚本・演出・主演を務めた舞台<MOON SAGA -義経秘伝->の第二章を上演することも決定している。

取材・文 / 東條祥恵


◆BARKSライブレポ
◆GACKTオフィシャルホームページ
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