コントラバス協奏曲、BLACK BASS QUINTETの吉田聖也が難曲に挑む

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クラシック・アンサンブルの中でも、コントラバス5台だけというユニークな構成でジャズ、ロック、アニメソングなど様々な楽曲を演奏するBLACK BASS QUINTETから、メンバーの吉田聖也がコントラバス協奏曲に挑戦することになった。

◆吉田聖也画像

オーケストラをバックに主にひとつの楽器がソロを奏でる、いわゆる協奏曲=コンチェルトといえば、一般的にはピアノやヴァイオリンの名曲がよく知られているが、ロシアの作曲家セルゲイ・クーセヴィツキーによって1902年に書かれた「コントラバス協奏曲 嬰ヘ短調」は、数少ないコントラバスがソロをとる協奏曲だ。普段は縁の下の力持ち楽器とも言われるコントラバスがオーケストラをバックに主役を務める、珍しい協奏曲となっている。

日本でもめったに演奏されないそんな「コントラバス協奏曲 嬰ヘ短調」が、音泉室内合奏団の定期演奏会で演奏されることになり、その中心に立つソリストに抜擢されたのが、吉田聖也だ。クラシックというジャンルにとどまらず、ジャズ・アンアンブルやミュージカルでも活躍中の次世代を担うコントラバス奏者のひとりである。

「コントラバス協奏曲 嬰ヘ短調」はダイナミック・レンジの広いオーケストラの中で重厚な低音が優雅に響く、美しくも荘厳な曲だが、この曲を、どのように奏でいかに聞かせるか。全編、超低音から高音まで、技巧的なパッセージを必要とされる難曲に挑む吉田聖也の低音美旋律に期待がかかる。

<音泉室内合奏団 第41回演奏会>
2014年1月18日(土)
@川口総合文化センター リリア音楽ホール
18時30分開場 19時開演
全席自由 1,500円(当日1,900円)
クーセヴィツキー コントラバス協奏曲 嬰ヘ短調
ロッシーニ「セヴィリアの理髪師」序曲
ベートーベン 交響曲弟8番ヘ単調
[問]スタジオACT5 (武村) 047-359-5407
リリア・チケットセンター 048-254-9900

◆音泉室内合奏団FACEBOOK
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