ブルーノート、2014年1月6日で75周年

ポスト

ブルーノートが初の録音を行ってから1月6日で75周年を迎えた。

「1939年1月6日、アルフレッド・ライオンは初の録音をプロデュースする。(中略)それはよく晴れた冬の日だった。ライオンはニューヨークの小さなスタジオを一日だけ借りた。」──リチャード・クック著、前野律訳、行方均監修「ブルーノート・レコード史上最強のジャズ・レーベルの物語」朝日文庫2002年より

この録音によりミード・ルクス・ルイスとアルバート・アモンズのレコードが生み出され、ブルーノート・レコードが産声を上げた。ジョン・コルトレーン『ブルー・トレイン』、キャノンボール・アダレイ&マイルス・デイヴィス『サムシン・エルス』、ソニー・クラーク『クール・ストラッティン』、ハービー・ハンコック『処女航海』、アート・ブレイキー『バードランドの夜』など、1950年代から1960年代のモダン・ジャズ黄金時代にブルーノートから生まれた名盤は半世紀以上を経ても人気を博し、現在は75周年記念の「ブルーノート・ザ・マスターワークス」シリーズとして24ビット192kHzの最新リマスタリングで楽しむことができる。

現在のブルーノート・レコードにはノラ・ジョーンズやロバート・グラスパーが在籍し、最新のサウンドを送り出している。「ブルーノート75周年特設サイト」ではロバート・グラスパーと黒田卓也が75周年を祝う動画コメントを寄せている。黒田卓也はホセ・ジェイムズのバンド・メンバーとしても活躍するニューヨーク在住のトランペッターで、2月5日には日本人として初めてUSブルーノートからアルバム『ライジング・サン』でデビューするアーティストだ。

75周年を記念して、ブルーノートの本拠地であるニューヨークのタウンホールにてロバート・グラスパーなどが出演する<Blue Note Records 75th Anniversary Concert>が開催される。東京では1月22日に75周年を記念してのコンサート<BLUE NOTE plays BLUE NOTE>が山中千尋や日野皓正などの出演でブルーノート東京にて開催される。同日には、山中千尋による選曲でブルーノートの楽曲を選び、さらに山中によるブルーノート楽曲のカヴァー2曲「サマータイム」「ドント・ノー・ホワイ」を収録したアルバム『マイ・フェイヴァリット・ブルーノート』も発売される。

なお、タワーレコードは1月6日から「ブルーノート75周年 ポイント10倍キャンペーン」と「ブルーノート75周年輸入盤セール」をスタートさせている。

<ブルーノートレコード75周年記念 BLUE NOTE plays BLUE NOTE>
2014年1月22日(水)
@ブルーノート東京
[1st]Open5:30pm Start7:00pm
[2nd]Open8:45pm Start9:30pm
山中千尋トリオ、bohemianvoodoo、松岡 "matzz" 高廣、山本玲子、西口明宏、日野皓正(スペシャル・ゲスト)


◆ブルーノート75周年特設サイト
◆ブルーノート75周年ポイント10倍キャンペーン
◆ブルーノート75周年輸入盤セール
この記事をポスト

この記事の関連情報