【イベントレポート】オリビア・バレル、映画館が迫力あるライブ会場に

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1月11日(土)より公開となった映画『ソウルガールズ』の公開を記念し、ヒューマントラストシネマ有楽町にゴスペル・ポップス・ジャズ等の分野で幅広く活躍するカナダ出身のオリビア・バレルが登壇、迫力のアカペラで劇中で登場する1960年代を代表するソウルミュージックが披露され、映画館が迫力あるライブ会場と化した。

◆オリビア・バレル画像

映画『ソウルガールズ』は、オーストラリアで空前の大ヒットを記録した、アボリジニ初の女性ボーカルグループの奇跡を描いた感動の実話で、1960~1970年代に大ヒットしたソウルミュージックを歌い続け輝き続ける様子が描かれている。

MCに呼ばれ、オリビア・バレールは映画上映後の熱気溢れる会場に登場した。オリビア・バレールは17年前にカナダから日本へ来日し、絢香、JUJU、中島美嘉、AIといったアーティストのバックコーラスを務め活躍するシンガーだ。彼女もまた映画『ソウルガールズ』の主人公サファイアズ同様に、故郷を離れた土地で成功を収めたアーティストでもある。

現在は歌手として活躍するオリビア・バレールだが、実は音楽以外の目的で来日をしたのだとか。日本へ来て数ヶ月もしないうちに「やっぱり歌いたい」と思い立ち、バンドを探しはじめた。“思い立ったらすぐ行動”の精神はサファイアズの女の子とたちと共通しているとMCに指摘された彼女は、「共通点がいっぱいありました。絶対に受かるわけないオーディションにどうしても試したいから行って、落ちたところとか…」と、過去の苦い経験を振り返り、「父親がシンガーだった。父も母も音楽が大好きで色々と聴かせてくれて、それがきっかけで音楽が好きになった」と、サファイアズの家族と同様に、家庭内がいつも歌で溢れていた共通点も明かされた。

最後に、オリビア・バレールが劇中歌をパフォーマンス、マイケル・ジャクソンが幼い頃にカバーをしたことで有名な楽曲「Who’s You Loving You」をアカペラで、フォートップスの大ヒット曲「I Can’t Help Myself(sugar Pie Honey Bunch)」をバックミュージックと会場の手拍子に合わせて歌い上げ、会場がソウルフルなパワーに満ち溢れた。


映画『ソウルガールズ』
コネもない、お金もない、才能だってわからない。あるのは歌への情熱だけ。1968年、オーストラリア。アボリジニの居住区に暮らすゲイル、シンシア、ジュリーの三姉妹と従姉妹のケイは幼い頃より歌が好きで、カントリー音楽を歌いながらスター歌手になることを夢見ていた。だが根強く残る差別から、コンテストに出場してもあからさまに落選させられる。そんな状況から抜け出したいと思っていた矢先、自称ミュージシャンでソウル狂いのデイヴと出会いソウル・ミュージックを叩きこまれることに…。自分たちのソウル=魂を見つけ人生を切り開いていく女たちの姿を描いた逆境シンデレラストーリー。
監督:ウェイン・ブレア
出演:クリス・オダウド、デボラ・メイルマン、ジェシカ・マーボイ
配給:ポニーキャニオン
(C)2012 The Sapphires Film Holdings Pty Ltd, Screen Australia, Goalpost Pictures Australia Pty Ltd, A.P. Facilities Pty Ltd and Screen NSW.

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