ジョージ・マイケル最新作『シンフォニカ』は、フィル・ラモーンの遺作

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ジョージ・マイケルのアルバムが3月に登場する。2010年代に入ってからのリリースは「December Song」「White Light」という単発配信シングルのみであり、待ちに待ったニュー・アルバムの登場である。6thアルバムとなる今作のタイトルは『Symphonica(シンフォニカ)』、全世界のiTunesで予約注文も開始となった。

◆『シンフォニカ』画像

このアルバムは2011年~2012年に行われた同名のツアー中に録音したもので、故フィル・ラモーンとジョージ自身とによってプロデュースされた作品だ。ジョージの素晴らしいヴォーカルが、オーケストラと共にヨーロッパ各国の最も権威ある会場で披露されるという、彼の長年の野心を実現させたもの。収録曲は、ジョージの過去作品からのセレクトと、ジョージが好きなアーティストの曲とで構成されている。カバー曲は、リード・シングルとなるテレンス・トレント・ダービー「Let Her Down Easy」の他、エルトン・ジョン、ルーファス・ウェインライト、ザ・ポリスなどからスタンダード曲まで非常に幅広いセレクトが行われている。

故フィル・ラモーンは、1999年のジョージのアルバム『Songs From The Last Century』でも一緒に仕事をしているが、このアルバムは20世紀の偉大な曲のカバー集だった。2013年3月、79歳で脳動脈瘤で亡くなったフィルは、1959年にキャリアをスタートして以来、グラミー賞14回受賞、ボブ・ディラン、フランク・シナトラ、レイ・チャールズ、ビリー・ジョエル、ルチアーノ・パヴァロッティ、スティーヴィー・ワンダー、ロッド・スチュワート、ポール・マッカートニー、アレサ・フランクリン、カレン・カーペンターなど、文字通り何百ものアーティストの作品をプロデュースしてきた偉人だが、『Symphonica』はそんな彼の最後の作品となった。

『Symphonica』
2014年3月19日発売
・ハードバック・デラックス
・17曲入デラックス・エディション(CD & デジタル)
・14曲入スタンダード(CD & デジタル)
・pure audio Blu-Ray
https://itunes.apple.com/jp/album/symphonica-deluxe-version/id796733074
1.Through
2.My Baby Just Cares Foe Me
3.A Different Corner
4.Praying For Time
5.Let Her Down Easy
6.The First Time Ever I Saw Your Face
7.Feeling Good
8.John and Elvis Are Dead
9.Roxanne *
10.One More Try
11.Going To A Town *
12.Cowboys and Angels
13.Idol
14.Brother Can You Spare a Dime
15.You Have Been Loved *
16.Wild Is the Wind
17.You've Changed
*はデラックス・エディションのみに収録

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