スリップノット「ジョーイの後任候補は何人か念頭にある」

スリップノットのフロントマン、コリィ・テイラーが、12月にバンドを脱退したジョーイ・ジョーディソン（Dr）の後任者について語った。すでに何人か候補者を考えているそうだが、当然のこと、簡単ではないという。

◆ジョーイ・ジョーディソ画像

テイラーは『Rock Revolt Magazine』のインタビューで、「ジョーディソンの後任となりうる候補者は念頭にあるのか？」と質問されると「何人か」と答え、こう続けた。「（新しいドラマーが）決まったらすぐファンに知らせる。いま、慎重に進めているところだ。ジョー、それに自分達を配慮してのことだ。その上、解決しなきゃならない法的な事柄がたくさんある」

「難しいよ。本当に難しい。でも、それ以外、バンドを解散する（という選択肢）しかない。俺たちの誰もそんなことはしたくない」

また、ジョーディソンが抜け、スリップノットの音楽性が変わるのではないかと懸念されることについてこう話した。「もちろん、少しは変わるだろう。でも、俺たち全員が曲を作っているんだ。ジョーイが全部作っているっていう神話があるのは知っている。でも、それが全て真実というわけじゃない。俺たち全員が曲を作っている。俺たち全員がアイディアを出している。俺とジム、ミック、クラウン、それに残りのみんなですごくクールなものを作っていけると思う」「音楽への取り組み方、激しさ、自分達がやっていることへの愛は変わらない。俺ら、110％の力を出すつもりだ」

スリップノットは12月中旬、「個人的な理由」でジョーディソンがバンドを脱退したと発表。ジョーディソンはその後「辞めていない」「今回の報道には、みんなと同じくらい驚いた」との声明を出したが、バンドはすでにジョーディソン無しで前へ進み始めているようだ。

Ako Suzuki, London