【ライブレポート】AAA・浦田直也、ソロライブで2014年ツアー開催を発表

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AAA・浦田直也のソロライブ<UNCHANGED>東京公演が、2月1日に代官山UNITにて開催された。

◆URATA NAOYA ソロライブ<UNCHANGED>東京公演 画像

身動きがとれないくらいの超満員となった会場。開演時間を過ぎ、暗転したステージに浦田が姿を見せると、それだけで大歓声が巻き起こる。そして1曲目は2009年にリリースされた初のソロアルバム『TURN OVER』から本人が初めて作詞した「voice of mind」。曲が始まると、ファンの間から「この曲が聴きたかった!」というつぶやきも聞かれる。

同じく『TURN OVER』収録曲「anything about sex」に続いて披露されたのは、CHAGE and ASKAの名曲「LOVE SONG」。<聴いた風な流行にまぎれて 僕の歌が やせつづけている>。ピアノのやさしいタッチとともに、浦田直也が語りかけるように歌う。この曲をASKAが発表したのは、今の浦田直也と同じ31歳の頃。思えば、当時ASKAが歌った“半オンスの拳”をステージ上で受ける側にいるのが、今のAAAなのかもしれない。しかし、それとは別に、浦田直也個人として、歌う気持ちや自分の好きなもの、自分のやりたいことといった“変わらないもの”を大切にしたいという想い。UNCHANGED。

「本日は、URATA NAOYAソロライブ<UNCHANGED>にお越しいただきましてありがとうございます!」と、一言をはさみ、パーカッションとギターの音色が加わってツーコーラス目に。「LOVE SONG」が、この曲順で、今回のライブの扉を開くような役割を担っていたのは、そのタイトルから単純にラブソングだと受け取られがちな「LOVE SONG」において、ASKAが自分たちの歌に込めた想いと、浦田の今の想いがどこか重なるものがあったからなのだろう。そんな気がした。

URATA NAOYAソロライブ<UNCHANGED>は、自身が影響を受けた楽曲たちを詰め込んだカバーアルバム『UNCHANGED』を中心に構成。浦田は、1月26日に梅田クラブクアトロで開催された大阪公演の「250億倍緊張しております」と話しつつも、米米CLUB「君がいるだけで」やバックストリート・ボーイズ「I WANT IT THAT WAY」などメガヒット曲のカバーを次々に披露。会場のいたるところでファンや、その付き添いできたお母さんまで口ずさみながら一緒に盛り上がった。

さらに、アルバムには収録されていない平井堅「瞳をとじて」では、情感たっぷりに熱唱。ちなみにこの曲、ファンからのカバーしてほしい曲リクエストとして一番多かった楽曲だったものの、いつかライブをする時に、ライブだからこその何かを用意したいと考えて、あえて今まで温存しておいた1曲なんだそうだ。

Every Little Ting「Time goes by」では、ブルーのライトが幻想的な空間を作り出す中で歌う。ここまで緊張がとれないと語っていた彼だったが、直前のバンドメンバー紹介によって肩の力がちょっと抜けたのか、その歌声はより伸びやかに、しなやかに。

そしてライブ中には、大きな発表がひとつ。「もう一回くらい観にきたくないですか? みなさん。」と、切り出した浦田直也。何かを悟ったオーディエンスから期待の声が上がる中、「<URATA NAOYA LIVE TOUR 2014 -UNCHANGED->決定いたしました。1、2、3、4、5、6、7、8、9、全9公演やらせていただきます。みなさんがね、たくさん遊びにきてくれる結果ですよ。ありがとうございます。逆にありがとうございます。嬉しいです。しかも誕生日当日、初めてライブができるっていう。」と、嬉しそうにツアー開催決定を発表。会場は悲鳴にも似た歓声に包まれた。

その後も、作詞作曲したm.c.A・Tも会場で見守る中でDA PUMP「All My Love To You」をパフォーマンスと、全12曲を歌い上げた本編。そしてアンコールでは、スペシャルゲストとして浦田本人がリスペクトするISSAが登場し、「All My Love To You」を本人と熱演。世代を越えたコラボレーションが実現し、会場を大きくを沸かせた。

またm.c.A・Tは自身のブログでこの日の浦田のライブについて「よいライヴでしたよ。うん。途中で名前呼ばれて相当焦りましたw。ただ『代官山UNIT』はよく知っている会場なので飛び出てってギターをお借りして『Bomb A Heda!』でも一緒に歌ってやろうと思いましたがw、おさえましたw。」とコメント。また、会場にはAAAメンバーも足を運んでおり、伊藤千晃は「なおやぁーーーー!って私もみんなと一緒になって叫んだりしてちょー楽しかった」と、興奮冷めやらぬ様子をブログに綴っていた。

「今日はどうもありがとうございました。これからも好きな歌をずっと歌い続けていきますので、みなさん、応援よろしくお願いします。」── URATA NAOYA

<URATA NAOYA LIVE TOUR 2014 -UNCHANGED->は、7月25日の新潟を皮切りにスタートする。ファイナルは12月4日、東京 赤坂BLITZ。


text by ytsuji a.k.a.編集部(つ)

【ライブ情報】
<URATA NAOYA LIVE TOUR 2014 -UNCHANGED->
2014.07.25 (金) 新潟 GOLDEN PIGS RED STAGE
2014.07.29 (火) 高崎 club FLEEZ
2014.07.31 (木) 神戸 VARIT
2014.08.09 (土) 広島 ナミキジャンクション
2014.11.10 (月) 仙台 Rensa
2014.11.15 (土) 福岡 DRUM LOGOS
2014.11.26 (水) 名古屋 クラブクアトロ
2014.11.27 (木) 大阪 BIGCAT
2014.12.04 (木) 東京 赤坂BLITZ


◆BARKSライブレポート
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