ジャレッド・レトが映画賞受賞ラッシュ、アカデミー賞も受賞か?

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2009年以降サーティー・セカンズ・トゥー・マーズに専念しスクリーンから遠ざかっていたジャレッド・レトが、久しぶりに銀幕カムバックを果たした映画『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされている。

◆『ダラス・バイヤーズクラブ』 画像、トレイラー映像

『ダラス・バイヤーズクラブ』は、ジャレッド・レトがトランスジェンダーという難役をこなし、ディアハンターのブラッドフォード・コックスが映画デビューを果たした作品ということで注目している音楽ファンも多いだろう。

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『ダラス・バイヤーズクラブ』ストーリー
1985年、多くの異性と交渉していたロデオカウボーイのロン(マシュー・マコノヒー)はHIV陽性、余命30日を宣告される。信じられない何とかしたい一心でエイズの猛勉強を始めた彼は、米国の承認薬の少なさに愕然とする。代替薬を求めてメキシコに行き、密輸を思いつく。偶然に出会ったトランスセクシャルのレイヨン(ジャレッド・レト)とともに闇の販売組織「ダラス・バイヤーズクラブ」を立ち上げる。メンバーは月額会費を支払う事により新しい薬を手に入れることができ、そこで生きる希望を与えられた。ロンの草分け的なアングラ組織は急激に勢いづく。顧客によって拡大したコミュニティーを背景に、ロンは特効薬を求め世界中を飛び歩き、政府と医療業界に挑んでゆく。

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サーティー・セカンズ・トゥー・マーズは、「MTVヨーロッパ・ミュージック・アワード」でベスト・ロック・バンドを受賞し、2014年4月にジャパンツアーを行うとも発表している。音楽シーンはもちろん、『ミスター・ノーバディ』『チャプター27』『レクイエム・フォー・ドリーム』などに出演し俳優としても活躍しているジャレッドについて、『ダラス・バイヤーズクラブ』の関係者・共演者はこう語っている。

「(撮影現場で)ジャレッド・レトには会ってないよ。レイヨンに会ったんだ。レトのことは知らない。彼は彼として僕の前に現れなかった。最初に会ったときから、彼はレイヨンだった。僕のことを誘惑さえしてきたよ。彼はキャラクターに入り込んでいて、服装もレイヨンのようだった」――ジャン=マルク・ヴァレ監督

「ジャレッドはレイヨンになりきっていた。レイヨンの蝶のような繊細さを体現していた。はかなくも美しいものを表現していたの。彼ら二人(マシュー・マコノヒーとジャレッド・レト)と共演できたのはとても贅沢なことね」――ジェニファー・ガーナー

「ねえ、レイヨン。私の隣には立たないで。そんなに綺麗なのはずるい」――女性スタッフ

そう絶賛を浴びるジャレッドは、本作『ダラス・バイヤーズクラブ』で「ゴールデン・グローブ賞映画の部 助演男優賞」を受賞、さらに、「アカデミー賞 助演男優賞」にノミネートされて脚光を浴びている。本人は、6年近く脚本、監督、ミュージシャンとして活動しており役者に復帰するつもりはなかったというが、この作品への出演を受けた理由について、「いろいろな要素 ―― 役、脚本、監督、ロン役のマシュー… 全てが相まって、断る理由はないと思ったんだ」と語っている。

「第71回ゴールデン・グローブ賞」とともに、「第79回ニューヨーク映画批評家協会賞」「第20回全米映画俳優組合賞」と受賞ラッシュを続け、アカデミー賞最有力とも言われているジャレッド・レトがさらなる栄誉を獲得するのか? 行方が注目される『 ダラス・バイヤーズクラブ 』は、2014年2月22日(土)より日本でも全国ロードショーが開始される。また、サーティー・セカンズ・トゥー・マーズを始め、T.REX、シュギー・オーティス、キャピタル・シティーズなどの曲が使用されている本作のサウンドトラック(輸入盤)も発売中だ。


映画『ダラス・バイヤーズクラブ』
2014年2月22日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国ロードショー
監督:ジャン=マルク・ヴァレ(『ヴィクトリア女王 世紀の愛』)
脚本:メリッサ・ウォーラック(『白雪姫と鏡の女王』)
プロデューサー:ロビー・ブレナー(『マシンガン・プリーチャー』)
出演:マシュー・マコノヒー(『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『マジック・マイク』『ペーパーボーイズ 真夏の引力』『リンカーン弁護士』)、ジャレッド・レト(『ミスター・ノーバディ』『チャプター27』)、ジェニファー・ガーナー(『バレンタインデー』『JUNO/ジュノ』『エレクトラ』)
2013年/アメリカ/カラー/英語/シネスコ/5.1chドルビーデジタル/117分/R-15+
配給:ファインフィルムズ
(C)2013 Dallas Buyers Club, LLC.All Rights Reserved.

『ダラス・バイヤーズクラブ』オリジナルサウンドトラック
2014年1月28日発売
1.Sweet Thang / Shuggie Otis
2.Following Morning / The Naked And Famous
3.Hell and Back / The Airborne Toxic Event
4.Ready to be Called On / My Morning Jacket
5.Life of the Party / Blondfire
6.The Walker(Ryeland Allison Remix)/ Fitz & The Tantrums
7.Shudder to Think / Tegan and Sara
8.Mad Love(Acoustic)/ Neon Trees
9.Main Man / Portugal.The Man
10.Stayin' Alive / Capital Cities
11.Romance Languages / Cold War Kids
12.Burn It Down(Innerpartysystem Remix)/ AWOLNATION
13.After the Scripture / Manchester Orchestra
14.City of Angels(Acoustic)/ Thirty Seconds To Mars
15.Main Man / T.Rex
16.Life Is Strange / T.Rex

◆『ダラス・バイヤーズクラブ』 オフィシャルサイト
◆サーティー・セカンズ・トゥー・マーズ ユニバーサルミュージックオフィシャルサイト
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