メロディック/ポップ・パンクの源流ゲームフェイス、注目の復活作

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元祖西海岸サウンドの雄、ゲームフェイスの復活作『ナウ・イズ・ホワット・マッターズ・ナウ』が3月19日(水)にリリースされる。

◆ゲームフェイス 画像、楽曲試聴

ゲームフェイスは、かつてはパンク/ハードコアの重要レーベルRevelation Recordsから作品をリリースし、現存する多くのメロディック/ポップ・パンクバンド達の流れを遡るとたどり着くとも言われる名バンドだ。ニュー・ファウンド・グローリーもアタリスもこのバンドを聴いて育ち、フューネラル・フォー・ア・フレンズは彼らの曲をカバー、最近ではフランク・ターナーもこのバンドのリリースついてTwitter上で話題にあげている。

1980年代にパンクにポップな要素を持ち込んだバンドといえば、ディッセンデンツ、オール、ビッグ・ドリル・カーといったバンドの名前が挙げられるが、ゲームフェイスはそのパイオニア達からそのサウンドを引き継ぎ、より洗練されたメロディーを取り込むことで、パンクだけでなく多くのインディーロックバンド達にもリスペクトされている。その彼らの復活作となる『ナウ・イズ・ホワット・マッターズ・ナウ』は、前述のビッグ・ドリル・カーからフランク・ダリ、1990年代から2000年代前半にかけてのエモ、インディーロック、ポスト・ハードコアシーンの人気バンド、センス・フィールドからジョン・バンチも参加して制作された。

そして、今作の聴きどころは何といっても、ゲームフェイス解散以降、ソロやユア・フェイバリット・トレインレックなどの活動を通してさらに磨きをかけられたリードボーカル、Jeff Caudillの歌声だ。オートチューンなど現在のレコーディング技術に頼ることのない歌声、そして後続のバンドに大きな影響を与えたサウンドを、パンク/ハードコアファンのみならず現代のロックファンにもぜひ味わっていただきたい。



『ナウ・イズ・ホワット・マッターズ・ナウ』
2014年3月19日(水)発売
BLLN-175 \1,980(税込)
1.Come On Down
2.Swing State
3.Regular Size
4.Now
5.Picture Day
6.Lifetime Achievement Award
7.Always On
8.Save Your Words
9.The Quiet Type
10.Frames
11.My Troubled Half
12.Only Chance We Get(国内盤ボーナストラック)
※ゲスト
#1、2:フランク・ダリ(ビッグ・ドリル・カー)
#4:ジョン・バンチ(センス・フィールド)

◆ゲームフェイス オフィシャルFacebook
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