Astell&Kern AKシリーズをフルバランス化する、ポータブルヘッドフォンアンプ

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フルバランス構成回路を搭載したポータブルヘッドフォンアンプREX-KEB02AKが2014年3月7日(金)より発売となる。かなりマニアックでピンポイントな商品だが、マニアには気になってしかたのないアイテムといえるものだ。

◆REX-KEB02AK画像

REX-KEB02AKはいわゆる音楽プレイヤーとつなげて音質向上を図るポータブルヘッドフォンアンプだが、カナダESS社製の最新DAC「ES9018K2M」を搭載し、入力から出力までフルバランス構成回路を採用したもので、S/PDIFデジタル音声出力機能を持つAstell&Kern AK100やAK100MKII及びAK120との接続を想定した設計となっている。

その設計は大胆かつ不敵ともいえる思い切ったもので、入力は光デジタル入力と同軸デジタル入力の2系統の入力端子のみを搭載し、アナログ入力を有していない。妥協なきハイスペック設計だ。ESS製の最新DAC「ES9018K2M」でのD/A変換から最大192kHz/24bitのハイレゾ音源再生に対応し、ヘッドフォン出力まで左右独立させて行うフルバランス構成回路となっている。出力はバランスヘッドフォン出力(2.5mmマイクロモノラルジャック×2)と、シングルエンドのアンバランスヘッドフォン出力(3.5mmステレオミニジャック×1)の2系統だ。

AK100、AK100MKII、AK120からデジタルで引き出しREX-KEB02AKからバランスで出力するという設計は、まさに手持ちのAKシリーズをAK240級にグレードアップする強力タッグになるものと期待される。

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