【インタビュー】分島花音「絆がだんだんと深まってかけがえのないモノになっていくっていう。そんなことを描いていこうと思いました」

ツイート

チェロ弾き歌姫の最新作! ウィスパーな歌声と思いっきり張った歌声のコントラストが魅力の今作は、“敢えて上手に歌おうとしなかった”というほどリアルな感情そのもの。さらに! 気になる4月から担当することになった、TVアニメ『selector infected WIXOSS』のオープニングテーマについても訊いた。

■アニメのストーリーを見ながら自分とリンクする部分を
■自分にも置き換えられるような言葉を撰んで書いていきました



▲「signal」<MV付き特別盤>

▲「signal」<通常盤>
──2月19日にリリースされた「signal」は、TVアニメ『ストライク・ザ・ブラッド』の新エンディングテーマになっているけど、始めからそこを意識しての曲作りだったの?

分島花音(以下、分島):はい。アニメサイドの方から、エンディングらしいゆったりとした楽曲が欲しいというところと、第二期のエンディングということで、お話が少しシリアスであるというところも踏まえての楽曲作りをお願いしたい、というリクエストをいただいたこともあったので、そこを軸に置きながら、自分的に共感する部分を投影して制作していった感じでした。特に歌詞は、シリアスな場面が多いということもあって、いつも以上に大切に書いていったんです。アニメのストーリーを見ながら、自分とリンクする部分をかいつまんで、自分にも置き換えられるような言葉を撰んで書いていきました。

──それはいつもと違っていたところでもあったの?

分島:そうですね。いつもアニメの主題歌を書かせていただくときは、アニメにあった歌詞を書かせてもらうことが多いんですが、今回は自分の気持ちをなるべく多く入れていこうと思って書きました。そこがいつもとは少し違っていた気がします。楽曲的に言葉が乗せやすかったというのもありましたが、アニメの内容的にも歌詞が書きやすかったということはあったと思います。人と人が絆を深め合っていく様子とかが、とてもストレートに描かれている物語でもあって。自分自身も人に助けられたり、応援してもらうことで強くなれたり、救われた経験があったから、この物語に共感することが出来たんです。それで、絆がだんだんと深まっていって、それがいつかかけがえのないモノになっていくっていう。そんなことを描いていこうと思えたんです。

──この曲からは、柔らかさと強さとか、静と動っていう対比を強く感じたんだけど。歌い方のコントラストもすごくはっきりしてるよね。

分島:はい。サビの壮大感と、歌以外の演奏面でも、そのコントラストはとても大切にしました。なので、Bメロまではバックの音もオケは少なくしましたし、チェロも裏方にまわる弾き方をして、あまり目立たないようにしたんです。力強さを出すために、ギターのサウンドを強く出したかったこともあって、チェロは今回押さえ気味に弾いたんです。喧嘩してしまうよりは、後ろで綺麗に鳴っていた方が馴染みもいいと思ったので、ギターが音を張るときは、チェロは押さえて、ギターが静まったところでチェロが前に出る感じにしてコントラストを付けたりもしたんです。

──ギターソロなんて、魂の叫びを感じたからね。

分島:そうですよね(笑)。レコーディングの演奏メンバーは、いつもライヴでサポートして下さってる方たちなので、私がどこで何をしてほしいって思っているかを把握してくれているので、すごくやりやすかったです。

──なるほどね。でも、ホント、すごくいいコントラストだった。ギターのうねりとチェロの太い音色の距離が、すごくいい奥行きを作っていて。

分島:ありがとうございます。今回、歌い方のコントラストももちろんなんですが、敢えて上手に歌おうとしなかったんです。音も、多少のズレもそのまま活かしたし、声も多少上ずっても、そのままを活かしてもらったんです。この曲にはライヴ感が必要だと思ったので。

──ウィスパーな部分と声を思いっきり張る部分との対比が、感情をダイレクトに表現していたように思うからね。ところで、ミュージックビデオはドバイで撮影したんだって!?

分島:そうなんです! ドバイは初めて行ったんですが、冬だけどそれなりに暑かったですね。でも、風が吹いててすごく気持ちよくて。都心部から1時間くらい車を走らせると、もう砂漠なんです。都心と、周りに何も無い砂漠が共存しているということがとても不思議で、感動しました。思っていた以上に壮大なミュージックビデオに仕上がったなって思ってます。ミュージックビデオとはまた違うんですが、エンディングが流れるときのイラストも、アニメとはカラーの違う、ノスタルジックでレトロなテイストになっているので、楽曲と一緒に聴いてもらえるとまた違った印象で聴いてもらえると思います。

◆インタビュー続きへ
この記事をツイート

この記事の関連情報

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス