【インタビュー】DAIGO、1stソロアルバム『DAIGOLD』完成「自分の中でキラキラ輝いていた素材たちを曲に作り上げた、ある意味、僕の生き様」

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BREAKERZのDAIGOが3月5日、1stソロアルバム『DAIGOLD』をリリースする。DAIGOとGOLDを掛け合わせたタイトルは、収録された全13曲の魂を象徴するように輝かしい。作詞作曲はすべてDAIGO自身によるものだ。「“曲書けるんだ~!”っていう視点で聴いてくれても全然いいっすよ」と笑うDAIGOだが、これほどまでに音楽的バラエティに富んで、エンターテイメント性に溢れる作品はそうありはしないだろう。

◆『DAIGOLD』Digest Movie 動画

2013年7月、1stシングル「いつも抱きしめて/無限∞REBIRTH」にてDAIGO☆STARDUST以来10年ぶり、DAIGO名義としては初のソロ活動をスタートさせた彼は、12月に2ndシングル「BUTTERFLY/いま逢いたくて…」をリリース、同月には東名阪ツアーを開催した。その間、<HALLOWEEN PARTY 2013>全公演出演や、タレントとしてのマルチな活動も展開。BARKSはそれら局面で、たびたびインタビューやレポートを行なってきた。しかし多忙を極めるDAIGOが、いったい、いつの間にこれだけの楽曲群を作り上げていたのか。

煌びやかな幕開けを演出するファンファーレ的オープニングナンバーから、DAIGOらしく疾走するロックチューン、ゲームミュージック的肌触りのコミカルチューンやBREAKERZのAKIHIDEとSHINPEIが参加した話題曲、そして涙を誘うミディアムバラードまで、『DAIGOLD』には、現在35歳のDAIGOのすべてが集約された。この濃密にして即効性の高いアルバムを存分に語ってもらった取材は、笑いあり涙あり、そしてDAIGOの力強い意志がみえるロングインタビューとなった。

   ◆   ◆   ◆

■これまで生きてきた35年間の人生の集大成的なアルバムにもなったと思いますね
■聴いてくれた人がキラキラ輝くような、そんなアルバムになればいいなと

──実感としてはやはり“ようやくできた”という感じでしょうか。

DAIGO:そうですね、アルバム作りの大変さを改めて感じた1枚ではありました。アレンジはいろんな方にやっていただいたにせよ、曲作りも監修も、すべて自分ひとりでやるっていうのは久しぶりで、それこそDAIGO☆STARDUST以来のことだったので。もちろん、だからこそこだわってできた部分もすごくあるんですけどね。

──“DAIGO”としてのソロ1stアルバムに最初に構想していたことやテーマってどんなものでした?

DAIGO:音楽性を統一させるとか、そういう発想はまったくなかったんですよ。とにかく自分から生み出される個性豊かな曲たちを全部ぶち込もう、と。他のアーティストの方だったら“どうしちゃったの?”って言われちゃうような曲も、僕だったら振り幅の広さだと感じてもらえると思うんですよ。音楽をやりながらもテレビのバラエティ番組やドラマにも出演したりしてるじゃないですか。そういう活動の振り幅を作品に上手く落とし込めたかなとも思うし。

──その振り幅はDAIGOさんならではの強みでもありますね、きっと。

DAIGO:うん。強みというか、自然といろんな面が出てきちゃうからしょうがないっていうところもありますけど(笑)。全部が僕の一面だから、っていう。自分の中にある金鉱から金塊を掘り起こすような感じで、出てきた曲たちを収録していったので。

──だからタイトルも『DAIGOLD』。

DAIGO:ま、ちょっとネタっぽいと思われるかもしれないですけど、でも僕だからこそ付けられるタイトルだと思うんですよ。でもホントにそれでいいのか誰かに相談したいなと思って、じゃあ、ゴールド繋がりでゴールデンボンバーだな、と。それでボーカルのキリショー君(鬼龍院翔)とギターのキャン様(喜矢武豊)に意見を聞いたんです。そしたら「いいじゃないっすか!」って。特にキリショー君は「やっぱり無難なものより攻めてるもののほうが目立つし、いい」とも言ってくれて、まさにその通りだな、と。ノリにノってる彼らの言葉だし、僕もそう思ってたし……ま、勝手に各々に電話かけて聞いただけですけど(笑)、満場一致で『DAIGOLD』に。

──あはははは、そんなエピソードがあったとは。

DAIGO:自分の中でキラキラ輝いていた素材たちを曲にして作り上げた、ある意味、僕の生き様というかね、これまで生きてきた35年間の人生の集大成的なアルバムにもなったと思いますね。

──それぞれの曲にDAIGOさんのいろんな表情や、考えていること思っていること、いろんな破片がここには詰め込まれていて、1枚通して聴くと金色に輝くDAIGO像が浮かんでくる、そんなイメージもあって。

DAIGO:まさにそういう感じです。そもそも僕の名前が“DAIGO”じゃなかったら、このタイトルにはならなかったですしね。僕は常々、自分だからこそできることをやりたいし、探してるし、昔からそういう意識で生きてきたところがあるんですよ。そういう意味ではまさにこれは“DAIGO”だからこそ成り立つタイトルで。

──もしも違う名前だったらどうなってたでしょうね。

DAIGO:そうだな……“DAISAC(ダイサク)”だったら『DAISACOOL』とか。 

──それはそれでカッコいい気がします(笑)。

DAIGO:ははは。でもやっぱり“COOL”より“GOLD”でしょう。このアルバムが出る頃にはソチオリンピックも終わって、盛り上がった勢いのまま『DAIGOLD』に突入っていう、その流れも僕の中ですごくしっくりきてるし。

──最初から『DAIGOLD』という言葉として思いついてたんですか。

DAIGO:最初は『STAY GOLD』と迷ってたんですよ。同じタイトルの曲も収録されていますし。でも『DAIGOLD』っていうタイトルのアルバムは俺しか出してないはずだし。70億人の人口を抱えるこの地球上で世界にひとつだけっていうのはなかなかないことだなと思って。

──たしかに『STAY GOLD』だったらどこかにありそう。

DAIGO:ネット検索したらきっとハンパないよ、8億件くらいヒットすると思う(笑)。でも“DAIGOLD”で検索したらだいたいは僕関連だから。そういうのも大事かな、と。

──強いと思いますよ。だってご自身の名前と“金”の組み合わせですよ? 最強じゃないですか。

DAIGO:しかも“DAI=大”で大きいゴールドっていう、すごく強い輝きみたいなものも感じるし。ホント聴いてくれた人がキラキラ輝くような、そんなアルバムになればいいなと思いますね。

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