【インタビュー】Vimclip、1stフルアルバム『Masterpiece』発売「応援してくれる人が増えるんじゃないかという自信と期待がある1枚」

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Vimclipのニューアルバム『Masterpiece』が本日3月12日にリリースされた。デビュー以降、3作のミニアルバムをリリースしてきた彼らの集大成といえる1枚について、BARKSではインタビューを行った。メンバーのカッコいいチェキとともに、ご覧いただきたい。

◆右も左もわからない状態でデビューしたので、やっと骨組ができたという感じ。
この作品を提示していく僕達にも楽しみにしてほしい。


――デビューして2年半が経ちますが、ついに1stフルアルバム『Masterpiece』が完成しましたね。まずは完成した感想をおひとりずつお聞かせください。

KAZUKI:これまで3作のミニアルバムをリリースしてきてからの、フルアルバムになるんですが、実は気持ち的には3作のミニアルバムを出すときと、そんなに変わっていなくて、フルアルバムを出すというよりも、自分たちの作品を出すという共通の気持ちはあります。変わらずたくさんの人に聞いてほしいなという思いがありますね。変わったところといえば、自分たちが今後“どういった音楽を伝えていきたいか”というのが明確になった作品だと思います。今回収録した新作も含め、自分たちが伝えたいメッセージも伝えられたと思います。

TOMO:僕はアルバムが完成してまず思ったことは、デビュー以来Vimclipは駆け足で進んできたんだなって改めて思いました。特に日本クラウンに移籍をしてからはコンスタントにリリースをさせていただいて、その都度、イベントだったりライブもやらせていただいていたので、その時々の思い出が蘇りましたね。もともと僕たちはオーディションで集まって結成したので、メンバーそれぞれのバックボーンが違いました。だからVimclipになってどうやってアウトプットしたら自分たちは輝けるのか、という試行錯誤と葛藤の日々でもあったんですね。このアルバムが完成して、そんな自分たちを振り返ることができたとともに、Vimclipの今後の方向性が明確になったというか、“他にはない、唯一無二のアーティストになるためには”、というのが見えてきた一枚になったと思いますね。

――『Masterpiece』にはこれまでのVimclip、これからのVimclipもあわせて詰まっていると。

TOMO:そうですね。結成してそんなに年月は経っていないのですが、“こんな曲もあったな”という懐かしさも僕たちの中にはあって、徐々に今の自分たちが出来ていったんだなっていうのを今、実感していますね。結成したころは、本当にどんなふうにやっていけばいいのかも手探りで、右も左もわからない状態でデビューしたので、やっと骨組ができたかなという感じですね。その骨組みがきっちりできたうえで、この作品を提示していく僕達にも楽しみにしてほしいなという気持ちがありますね。個々の立ち位置や、キャラが明確になってきているのも実感しているので。

EIKI:僕はやっぱり集大成といえるアルバムになったと思います。デビューしてからこれまでのVimclipの軌跡を追えるものになっていますね。フルアルバムなので、今日までの僕たちのカタチが出来上がったと思うので、また新たに今後どう進んでいくのか、僕個人としても次へステップアップできる作品になりました。

REO:シンプルですけど、僕はこの『Masterpiece』はカッコいい作品だなと思います。これを引っ提げてのライブでは自信をもってお客さんにお届けできるなと思うし、これを通して、応援してくれる人が増えるんじゃないかなという自信と期待がある1枚なので、いろんなところに行って、できるだけたくさんの人にお会いして届けたいです。

――Vimclipを初めて知る方にも自信を持って聴いてもらえる作品になったんですね。

REO:はい。これをきっかけにこの作品には入らなかった過去の作品にも興味を持ってもらえたらうれしいですね。

TAKE:フルアルバムということで、やはりこれまでとは違う緊張感もありつつ。僕も個人的にはデビューしてから今までを振り返ることができる一枚になっていて、曲ごとにリリースしたときの気持ちを思い出しながら。でも自信作という感じですね。

◆直也くんは相変わらず優しい兄貴的な存在で、うれしかった。
パフォーマンスだけではなくて、人柄みたいなところにも改めて惹かれました。


――カバー曲であったり、Da-iCEの大野雄大、花村想太さんとコラボ曲、そして、これまでミニアルバムでも印象を残してきたバラード曲など、いわばベストアルバム的な作品になっていますよね。バリエーションも豊かですし。途中で入るインストもいいフックになっていて、メリハリがある。順番に聴いていくとちゃんとしたストーリーもあって面白いなと思いました。

TOMO:インストは収録楽曲のバリエーションが豊かだからこそ、違和感曲を(?)聴いてもらえるように、ディレクターさんがカッコよく仕上げてくれました。世界的にも有名なDJにスクラッチしてもらったんですけど、男っぽい勢いのある部分からアルバムが始まる、というのが気に入っていますね。

――これはライブでも再現されたりするんですか?

TOMO;まだやったことはないんですけど、ぜひやりたいですね。特にワンマンとかで見せられたらカッコいいかな。

――確かに、どんなパフォーマンスをするのか、ライブで見てみたいです。そして、このアルバムのリード曲の新曲として、AAAの浦田直也さんと「Brand-New Sky feat. URATA NAOYA(AAA)」、May J.さんとは「Lover? Friend with May J.」でコラボされていますが、経緯を改めて教えてもらってもいいですか?

EIKI:AAAの浦田直也さんとは、もともと僕が16歳で上京したときの先輩だったんです。昔からすごくかわいがってもらっていたんですね。僕がVimclipでデビューした後は、いつか一緒にコラボできたらうれしいなとずっと思っていて、それが今回、実現しました。一緒にコラボすることが決まったときは、“やっときた!”って感じでしたね。久々の再会だったんですけど、直也くんは相変わらず優しい兄貴的な存在で、接してくれたので、うれしかったです。

――一緒にやったことによって、改めて刺激を受けた部分もあったり?

EIKI:昔から変わらないスタイルを貫いているなと思ったんですね。僕が最初に出会ったときは、まだAAAもデビューしていなかった頃だったんですが、再会したときも変わらない確固たるスタイルがあって、さらに変わらない接し方をしていただいたことがすごくうれしくて。パフォーマンスだけではなくて、人柄みたいなところにも改めて惹かれて、グッときました。

TOMO:EIKI以外の僕たちは直也さんとは初対面だったんですけど、それにも関わらず、温かく、お兄ちゃん的な存在として接していただいて、うれしかったですね。KAZUKIは世代的にAAAさんドンピシャで、友達からも「すごいやん!」って言われたんだよね。

KAZUKI:学生のとき自分もAAAの曲をよく聴いていたので、自分が学生の頃に聴いてた人と一緒にコラボできる、それだけでまず緊張しました。今回はミュージックビデオも一緒に撮影したんですけど、そんな憧れの方と本当に隣り合わせで歌を歌うという、その現場があるだけでますます緊張しました。でも浦田さんはそんな僕に気づいてくれていて、ずっと緊張をほぐしてくれるように接してくださったんです。そういう部分も見習っていきたいなと思いました。

TOMO:うん、確かに。雰囲気を作りだす、そしてオーラを醸し出す、そんなところは本当に見ていて勉強になりましたね。立ち振舞いのひとつにしてもカッコいい。

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