ミック・ジャガー、茫然自失

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ミック・ジャガーが恋人のローレン・スコットの死に大きなショックを受けているという。

◆ミック・ジャガー画像

ミックはオーストラリアをツアー中の17日(月)に、13年間に渡って交際していた恋人のローレンが自殺と見られる状況で死亡したという知らせを受け取った。ミックの広報担当者は「ミックはこのニュースにかなりのショックを受けていて茫然自失の状態です」と語った。デザイナーのローレンは、ニューヨークのマンハッタンにある自宅のドアノブにスカーフで首を吊っている姿を午前10時ごろに訪れたアシスタントによって発見されている。このアシスタントはローレンからの携帯メールで指示された通り、10時に来て、合鍵を使って入室したということだ。

あるニューヨーク市警察の広報担当者は「午前10時5分頃、警察が11番街200への出動要請を受けました。現場に到着した警察官は、意識不明で応答しない49歳の女性を発見しました。緊急救命隊も要請に応じて現場に駆けつけましたがその場で死亡が確認されました。詳しい死亡原因はまだ調査中で、検視官によって確認されることになります」と公表した。ニューヨーク市警察は今回の死亡には不審な点がないとしているものの、死因については検視局の正式な公表を待つことになるとも発表している。

190センチの身長を生かしてモデルとして活動していた過去もあるローレンは、スタイリストとして活躍していた2001年にある写真撮影でミックと出会った。その後交際を始めたようだが、2005年にゴールデングローブ賞授賞式に一緒に出席するまで、2人の交際は公にされていなかった。近年ミックとローレンは、ニューヨークとローレンのデザインスタジオのあるロンドンを行き来する生活をしており、パリにも共有のマンションを構えていた。

ローレンはモデル業とスタイリスト業で成功を収めた後、2006年に自身のファッションブランドを立ち上げ、サラ・ジェシカ・パーカー、ミシェル・オバマ米大統領夫人、クリスティーナ・ヘンドリックスら数々の著名人から支持されていた。ローレンの親しい友人のニコール・キッドマンはローレンのデザインについて「ローレンは女性のどの部分を引き立てるべきかよく理解しているの、だから彼女のデザインした優雅な服を着ると信じられないくらいセクシーで洗練された気がするのよ」と語っていた。

そんなローレンことルアン・バンブロは、アメリカのユタ州で養父母のもとに育ち、10代の頃モデルの仕事のためパリに移住している。ローレンはデザイナーとして、『悪魔のような女』『オーシャンズ13』『アイズ ワイド シャット』やローリング・ストーンズのドキュメンタリー『シャイン・ア・ライト』など数々の映画の衣装も手掛けていた。

なお、ザ・ローリング・ストーンは、オーストラリアのパースでのコンサートを中止している。悲嘆に暮れるミックを想い、キャンセルしたものだ。同ツアーのオーガナイザーであるフロンティア・ツアリングが発表した声明では、「14・オン・ファイア・ツアー」の初日が中止されたと記載されており、「現時点ではこれ以上の情報はご提供できません。チケット購入者は、今後新しい情報が出るまでお待ちください」と追記されている。

ミックが喪に服すためにニューヨークに向かうことを考えると、今後の全6公演が延期される可能性も考えられる。ある関係者はザ・サン紙に、「ミックの状態次第では、オーストラリア全公演をキャンセルせざるを得ないかもしれませんね」と話す。ストーンズは4月5日にニュージーランドのオークランドに向かう予定であるものの、先の動向は未定だ。

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