ザ・ハイヴス、THE BAWDIESと意気投合
3月27日、赤坂BLITZにてザ・ハイヴスの来日単独公演が行われた。前回の来日公演から実に5年ぶりとなる単独公演を一日千秋の思いで待っていた満員のファンで埋め尽くされた会場は開演を待たずして爆発寸前という様相を呈していた。
◆ザ・ハイヴス、THE BAWDIES画像
スタンリー・キューブリックの映画『2001年宇宙の旅』のメイン・タイトルでも知られているリヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」の導入部を外れた調子で演奏した肩すかしのオープニングSEでステージに現れたザ・ハイヴスは、揃いの細かい刺繍が施されたマリアッチ風の衣装を身にまとい「カモン!」を皮切りに、「ゴー・ライト・アヘッド」や「テイク・バック・ザ・トーイズ」「1000アンサーズ」など最新アルバム『レックス・ハイヴス』の収録楽曲を中心に「メイン・オフェンダー」や「ウォーク・イディオット・ウォーク」「ヘイト・トゥ・セイ・アイ・トールド・ユー・ソウ」「ティック・ティック・ブーム」など往年のヒット曲を交えたセットリストで約1時間半のショーを駆け抜けた。
名人の域にまで達したコール・アンド・レスポンスと流れるような曲構成で、ときおり日本語を交えながら、終始笑いと興奮に満たされた全16曲のステージを繰り広げた。
残念ながらオリジナル・メンバーのドクター・マット・ディストラクション(B)は病気療養のため来日はかなわなかったものの、そんなマイナス要素を補って余りある熱狂のパフォーマンスに観客が一体になって盛り上がりを見せた熱いステージとなった。
またこの日、かねてからザ・ハイヴスを最強のR&Rバンドと評していたTHE BAWDIESと取材を通じて初対面が実現、ライブ後にもメンバー同士交流し、2日後に控えた<PUNK SPRING2014>での初競演への期待を語りあった。
「THE HIVES!とにかく最高過ぎたぜーーっ!!パンクとロックンロールが正面から全力でぶつかり合って爆発しまくったサウンドだよ!!最強のライブバンドを生で感じることが出来て幸せです!」──ROY(THE BAWDIES)
「THE BAWDIESは“ソウル”の要素をうまく表現したサウンドを持つ最高のガレージ・ロック・バンドだ!PUNK SPRINGで彼らのライブを見るのが本当に楽しみだよ!」──ハウリン・ペレ・アームクヴィスト(The Hives)
ザ・ハイヴス『レックス・ハイヴス』
2012年6月27日発売
SICP-3538 \2,310(税込)
◆ザ・ハイヴス・オフィシャルサイト
◆ザ・ハイヴス・オフィシャルサイト(海外)
◆THE BAWDIESオフィシャルサイト
◆THE BAWDIESレーベルサイト
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