現代化によって完成を見た、マイケル・ジャクソン『XSCAPE』

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2010年の『MICHAEL』に続く3年半振りのニュー・アルバム『XSCAPE(エクスケイプ)』が5月14日(水)に発売されることが、オフィシャルからアナウンスされた。

◆『XSCAPE(エクスケイプ)』画像

ティンバランド、ロドニー・ジャーキンス、スターゲイトらトップ・プロデューサーたちが、マイケルの伝説的アーカイヴからの楽曲を「現代的」にプロデュースして完成させた最新作で、8曲の新しいトラックで構成されており、全曲が世界未発表の新曲だ。

究極のファンのために用意されるデラックス・エディションには、8曲の新曲の原型であるマイケルのオリジナル・レコーディング素材8曲も追加収録されるという。これぞお宝だ。『XSCAPE』はスタンダード・エディション、デラックス・エディションともに5月13日に世界で一斉に発売、日本は5月14日にリリースとなる。iTunesでは4月1日から予約注文の受付もスタートとなった。

『XSCAPE』のエグゼクティブ・プロデューサーは、エピック・レコード会長でCEOのL.A.リードが務めており、リードは、エステートがマイケルのアーカイヴの初期調査をおこなった後、マイケルのボーカルが完成した状態の40年間分の素材への完全アクセス権を与えられたという。

リードがキュレーションをおこなった最終的な曲目リストが各プロデューサーたちのもとに届けられた。このプロセスをリードは「コンテンポライズ(現代化)」と呼んでいるが、マイケル作品を手がけるのにふさわしい力量、深さ、幅広さを持ち合わせている人物として、ティンバランドをアルバムのリード・プロデューサーに指名している。そのほか、ロドニー・ジャーキンス、スターゲイトといった世界的ヒットメーカー達や、ジェローム“Jロック”ハーモン、ジョン・マクレーンといった面々がプロデュースを担っている。

「現代の音楽、音作りは、マイケル・ジャクソンが世界に残した圧倒的な功績がなければ全く違ったものになっていたはず」とリードは語る。

「今回、マイケルと実際に仕事をしたことのある、あるいは生前彼が一緒にやってみたいと言っていたプロデューサーたちのビジョンを借りて、マイケルが残したいくつかの音楽的パフォーマンスを形にしてお披露目できる事は、我々にとって大変な名誉だと思っているよ。この音楽を世界のみんなと共有できる事は、誇りであり、栄誉だね」──L.A.リード

アルバムのタイトルも、マイケルがとっていたネーミングの手法に則って名付けられた。マイケルはアルバムのなかの一曲の題名をいつもアルバムタイトルとして採用しており、『THRILLER』以降、すべてワンワードの尖がったタイトルが付けられている。マイケル・ジャクソンとジャーキンスによる作曲・プロデュース作品である「Xscape」は、このアルバム中で唯一マイケルと共にスタジオに入り、オリジナル・バージョンのレコーディングに立ち会ったプロデューサーによってコンテンポライズ(現代化)された曲となってる。であることから、際立つものがあると判断された。

マイケル・ジャクソン・エステートの共同執行人であるジョン・ブランカとジョン・マクレーンは、「マイケルは常に最先端を進み、いつも新しいプロデューサーと仕事をし、新しいサウンドを発見することに積極的だった。彼はいつも的確で、まさに『今』そのものだった。今回完成したトラックは、いろいろな意味でその心意気を受け継いだものになっていると思う。このビジョンを生み出してくれたL.A.リードに感謝の意を表したい」と語っている。

なお、2月24日のワールド・モバイル・コングレスで発表されたソニーXperia Z2のティーザー映像では、マイケルの未発表新曲である「Slave To The Rhythm」が使用され、話題を呼んでいた。新たなキャンペーン、さらなる最新情報は、順次オフィシャルサイトで発表される予定だ。


マイケル・ジャクソン『XSCAPE(エクスケイプ)』
全世界5月13日(日本:5月14日)発売
デラックス・エディション
https://itunes.apple.com/jp/album/id850697616
スタンダード・エディション
https://itunes.apple.com/jp/album/id850693793


◆マイケル・ジャクソン・オフィシャルサイト
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