ノルウェーブラックメタルの重鎮メイヘム、初日本盤登場

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死屍累々のブラック・メタル道を30年間生き残ってきたノルウェーの重鎮メイヘムが、6月4日に7年ぶりのニュー・アルバム『エソテリック・ウォーフェア~密儀戦乱』をリリースする。日本先行発売にして日本盤デビューだ。

◆「サイウォー」リリックビデオ映像

1983年に結成され、エクストリームなメタル・サウンドと超速ブラスト・ビート、顔面白塗りコープス(死体)ペイントでブラック・メタルを決定づけたメイヘムだが、1994年に発表された前作『狂魔密儀』は現代のシーンに多大な影響を与えてきた。

音楽面もさながら、彼らは血塗られた歴史でも知られる。ボーカリストのデッドが散弾銃で自らの脳天を打ち抜き、ギタリストのユーロニモスが刺殺されるなど(犯人は『狂魔密儀』でベースを弾いたカウント・グリシュナック)、さまざまな事件がまとわりついてきた。2003年にはステージ上から投げ込んだ羊の頭部が観客を直撃、頭蓋骨を骨折するという惨事も起こっている。

オリジナル・メンバーのネクロブッチャー(ベース)、1980年代以来ブラスト・ビートを叩きだしてきたヘルハマー(ドラムス)、SUNN O)))やヴォイド・オヴ・ヴォイシズでも日本を訪れたアッティラ・チハー(ボーカル)、そして新加入のテロック(ギター)という布陣によって作られた本作は、北欧ブラック・メタルの本流を現代に継承しながら、さらに世界観の幅を拡げた音楽性で“21世紀のメイヘム”を提示する作品となったようだ。

アルバムのオープニング「ウォッチャー」から全編、畳みかけるブラスト・ビートとアンビエントなパートが織りなすダイナミズムが貫き、先行シングルとしてリリースされた「サイウォー」も音のバイオレンスを追求しながら、緩急をつけた曲展開を聴かせる。アンビエンスを重視してスロー~ミッドにテンポを抑えた「マイラブ」、アッティラの絶叫・呻き声・語りを配した「ポストヒューマン」など、起伏に富んだ作品が次々と飛び出してくる。

2008年5月、<Extreme The Dojo Vol.20 Special>で初来日ライブを行っており、2010年9月に再来日、2014年1月には結成30周年ジャパン・ツアーも行われるなど、日本でも熱狂的に支持されているメイヘムだが、満を持して、これが初めての国内プレス盤CDとなるものだ。過去作はいずれも輸入盤に帯・解説を付けた国内仕様盤であったからだ。今作では日本盤限定ボーナストラックとして7インチEP『サイウォー』のB面「フロム・ビヨンド・ジ・イベント・ホライズン」が追加収録される。


『エソリティック・ウォーフェア~密儀戦乱~』
2014年6月4日発売
¥2,400 +税
1.ウォッチャーズ
2.サイウォー
3.トリニティ
4.パンデーモン
5.マイラブ
6.VI.Sec.
7.スローン・オブ・タイム
8.コープス・オブ・ケア
9.ポストヒューマン
10.アイオン・サンテリア
11.フロム・ビヨンド・ジ・イベント・ホライズン※日本盤限定ボーナストラック


◆ワードレコーズ・ダイレクト 「メイヘム」サイト
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