レゲエ映画の金字塔、『ハーダー・ゼイ・カム』日本公開決定

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伝説のレゲエ映画の金字塔『ハーダー・ゼイ・カム』が、製作から40周年の時を超え、鮮やかに蘇ったHDニューマスター版として、2014年夏に日本公開となる。

◆『ハーダー・ゼイ・カム』画像

1972年製作の映画『ハーダー・ゼイ・カム』は、レゲエという音楽とジャマイカ社会の現実を赤裸々に描き、1970年代初頭のジャマイカの姿をありのままに映した作品だ。ジャマイカの貧しい農村から、スターの座を夢見て大都市に出てきた青年を描きながらも、映画の核にはレゲエがある。主演はジミー・クリフだ。1972年と言えば、ジャマイカがイギリスから独立して10年、音楽史的にもレゲエがジャンルとして完成してくる頃であった。

1948年生まれのジミー・クリフは14歳で歌手デビューを果たし、当時24歳で本作の主演に抜擢、音楽も担当し、主題歌含めサウンドトラック盤も大ヒットを記録している。レゲエ黎明期を代表する名曲・佳曲が目白押しのサウンドトラック盤にも、実に多彩な世界が広がっている。もちろん熱いのは音楽だけではない。ジャマイカにおける初の商業映画となった本作は、映画の完成度とは別次元の途轍もないパワーを秘めている。エピソードひとつひとつのリアリティとそれが積み重なって生まれる迫力が、映像全体を包み込んでいる。

製作・監督・脚本は、本作がデビュー作となったペリー・ヘンゼルが務めている。共同脚本は『ONE LOVE ワン・ラブ』のトレヴァー・ローヌ。製作総指揮には、ボブ・マーリーを発掘したアイランド・レコードの創業者クリス・ブラックウェルが名を連ねている。

なお、日本上陸に伴い、ジミー・クリフがヘッドライナーを務める<GREENROOM FESTIVAL'14>でのジャパンプレミアも決定となった。詳細はオフィシャルサイトにてご確認を。


映画『ハーダー・ゼイ・カム』
製作・監督・脚本:ペリー・ヘンゼル
製作総指揮:クリス・ブラックウェル
脚本:トレヴァー・ローヌ
助監督:ロバート・ラッセル、トニー・ストロー
製作主任:イヴォンヌ・ジョーンズ
美術・衣装:サリー・ヘンゼル/録音:ボブ・ポヴェイ、ウィンストン・ロドニー
撮影:ピーター・ジェソップ、デヴィッド・マクドナルド、フランクリン・セント・ジャステ
編集:ジョン・ヴィクター・スミス
音楽:ジミー・クリフ
出演:ジミー・クリフ(アイヴァン)、ジャネット・バートレイ(エルザ)、カール・ブラッドショー(ホセ)、ラス・ダニエル・ハートマン(ペドロ)、ボビー・チャールトン(ヒルトン)、ベイジル・キーン(牧師)、ウィンストン・ストナ(刑事)、ザ・メイタルズ、プリンス・バスター(レコード店のDJ)、ドン・トッピング(ラジオ局のDJ)
1972年/ジャマイカ/104分/ビスタサイズ/5.1chサラウンド/デジタル(Blu-ray)上映/原題;The Harder They Comee
提供:是空、ハピネット
配給:日販
http://hardertheycome2014.com
公式twitter:@HTC40th
(C)1999 . International Films Ltd., All Rights Reserved
2014年夏、渋谷HUMAXシネマ、シネマート心斎橋にて“リバイバル”ロードショー 全国順次公開


◆<GREENROOM FESTIVAL'14>オフィシャルサイト
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